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HANNA Marine Salinity Testerを購入

2019-06-16
そういえばだいぶ前にHANNAの塩分濃度計を買っていましたが書いていなかったので紹介しておきます

こちらが購入したHI98319 Marine Salinity Testerです。これは個人輸入品ですが、日本でも販売されています
先端に電極が付いているので、PAL-生簀とかと同じような伝導度方式です
温度測定での補正機能付き、防水付きの測定器です
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35pptの使い切り校正液が付いてきます
これで毎月校正するって使い方になります。本体買うと4回付いてきますが、ひとまず初回で1回使います
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CALボタンを押して袋に突っ込むだけなので簡単。これでミドリイシ水槽でよく使われる35pptに校正されます
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早速水槽を測定してみましたがやはり高めでしたね… この後トリトン測定もしてみましたが、この結果通りナトリウム濃度高めでした
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なおマニュアルはこんな感じ
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日本で買うと日本語版マニュアルが付いてきたりするのかな
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なお校正液だけも販売されています
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型番はHI70024Pです
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25個セットなので、一つ買えば2年間使えます。ひと月あたり200円なので、校正していない塩分濃度計の測定結果がおかしくて生体悪影響出すぐらいなら、こっち使った方が良いかなと思います
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バブルキングのポンプをDC化(PRS DC5000N購入)

2019-05-25
2012年からスキマーはRoyal Exclusiv Bubble King Double Cone 200を使ってきました。このスキマーはACポンプで流量コントロールはできません。当時DCポンプが発売されるかどうかの時期でしたが、なかなか発売されずACポンプ版を買いました

DCポンプは流量調整出来るのでオーバースキムのときに微調整したり、水位下がったときに調整したりと色々と便利です
というわけでDCポンプ化してみました

■はじめに

こちらが購入したスキマー用DCポンプのPRS DC5000Nです
Royal Exclusivは今ならDCポンプのRed Dragon 3 Speedyが発売されていますが、それを買うとなると7万円超え… それに対してこちらは半額以下で買えます
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これはACポンプのMini Red Dragon 1200です。省エネでハイパワー
長年頑張ってもらいました
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中はこんな感じで、丈夫なピンホイールが付いています
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ACポンプの泡はこんな感じ。バブルキングというだけあって良い泡です
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スキマー本体も泡でびっしり
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スキマー本体はワイングラスのような形状で、底面は直径25cmぐらいあります …サンプの壁面が汚いですが
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消費電力は36Wほど。かなりの省エネです
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■開封

では開封していきます
空気用の長いエアチューブが付いてきます
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ポンプはこんな感じ
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インペラ部分は珍しいメッシュニードルです
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結構コンパクトな感じ
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横から
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メッシュニードルは複雑な形状です。これで海水中に空気をたくさん取り込んでより細かな泡ができるそう
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触ってみると結構丈夫な感じ
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なおポンプの向きはネジ止め無しで簡単に変更できます
ダブルコーンはポンプ横付けなので、向きを変更する必要があります
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泡の出る向きを変えて付属品を取り付けました
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なおこちらが付属品。タケノコ2サイズ、ベンチュリー部分、あとは静音化のためのゴム足です
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コントローラー部分はシンプルです。20段階調整できて、FEEDボタンを押すと10分間停止して自動再開します
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コントローラー部分は金属で出来ていて放熱用にヒートシンクが付いています
ポンプの冷却をこちらでも受け持つ作りかな。DCポンプの長寿命化に役立つはずです
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あとACアダプタ
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■設置

では設置していきます。ひとまず動作テストしてみます
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サンプ泡だらけ。無事動きました
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ACポンプMini Red Dragonを取り外します
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並べてみるとこんな感じ
DC5000Nはコンパクトですね
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高さが結構違いますがまぁ問題ないと思います
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正面から見たところ
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タケノコ大の方は、Mini Red Dragonのシリコンチューブがそのまま使えました
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バブルキングのサイレンサーに繋がっているエアチューブとも問題なく接続できました
ポンプの高さが違うのでちょっと浮いていますが問題ないです
なお赤いチューブがありますがこれはオゾン用で、今回接続していません
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エアチューブ接続のところをアップに。ギリギリ長さが足りました
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で、いざDCポンプを起動させてみるとポンプ出力をどれだけ上げても泡が上がらない… どうも調整が必要なようです
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■ベンチュリーの内径調整

PRSさんに本件を問い合わせてみました。スキマーポンプは交換すればそのまま使えるわけでは無く、スキマーにあわせてベンチュリー部分の調整が必要とのこと
まぁそんな気はしていましたが… やはり。

早速実施していきます

こちらがポンプのベンチュリー部分です
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今回スキマーの泡が上がらない原因は、泡が多すぎて海水流量が少ないからです。ダブルコーンは底面が25cmと幅広なので、海水もそれなりに取りこんであげないと泡がうまく上がらないって状態になります。

ベンチュリーとは、流体の流れを絞ることによって、流速を増加させて、低速部にくらべて低い圧力を発生させる機構のことです

ベンチュリー部分の内径が細い場合、流速が増加するので低い圧力が発生し、泡の量が増えます。ベンチュリー部分の内径を広げると、流速が低下するので圧力も低下し、泡の量が減って海水の量が増えます

なので、ベンチュリー部分の内径を広げてあげれば、バブルキングに適したバランスになるはずというわけです

やることはシンプルで削るだけ
よく見ると透明な樹脂で出来ています。スキマーメーカーの方は、スキマーの直径や形状にあわせてベンチュリー部分を0.5mmとかの単位で微調整して最適になるようにしているそうです
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反対側。透明な樹脂パイプが入っていますね。これを削って広げていきます
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用意したのは電動ドリルです。直径13mm、16mm、19mmのドリルビットを持っていましたが、使ったのは13mmと16mmです
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なおパイプリーマーは奥まで入らないのでちょっと無理でしたね
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削る前が内径12.85mm、少し削って13.26mmになりました
なおMini Bubble Kingは内径18.7mmで結構太いです
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少し削ったら動かしてみて泡の位置を確認するを繰り返します
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内径が広がるほど少しずつ泡の位置が上がっていきます
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割と良い感じですがあと少し
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最終的には内径16.8mmまで削りました
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泡の位置は十分です。ちなみにスキマーの中の泡もびっしりで良い感じ
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■まとめ

サンプ水位、ベンチュリー内径と泡の位置の関係性はこんな感じでした
サンプ水位を上げれば加工しなくても問題なしでしたが、サンプ水位高いとメインポンプ止めたときに逆流した水が溢れるリスクもあって困るので今回削る決断をしました
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ポンプ出力毎の消費電力はこんな感じ。クリックで拡大します
出力を上げていってもあるところで消費電力が変わらなくなるのは、それ以上、水の入る量が増えないからですね
ベンチュリーの内径が細いと消費電力が低い…ということは水の量が少ないってことになります
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消費電力の詳細はこんな感じ
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今は出力8~9ぐらいで使用しています。もうほんの少し径を大きくすると消費電力も下げられそうな感じですね
全力運転させたらさすがに音も大きくなるので、その方が良いかも
気が向いたらやってみます
なおベンチュリー部分だけ購入することもできるそうなので、もし削りすぎてもなんとかなります

最後に各パーツの内径と外径を置いておきます
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ちょっと加工は必要でしたが、やり方さえわかっていればそんなに難しくなく低コストでDCポンプ化できるのは良いですね
やっぱりDCポンプの方が微調整ができて便利です
ポンプを変更したことで取れる汚れや栄養塩がどう変化するかはこれから見ていきたいと思います

-----
2019/5/26追記

ベンチュリーの内径を16.8ミリ→17.9ミリに拡大してみました
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消費電力の傾向はこんな感じ
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グラフにしてみるとこんな感じ
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消費電力を下げたかったので、水位を2センチ上げて24センチにしました
これで出力を1つ下げても十分な泡の位置になりました
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B!
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Skimz ZAR-157 Zeolith Auto Reactorが届きました

2019-05-11
今までZEOvitリアクターは、2012年からKZリアクターを使ってきました。ドイツから取り寄せたKZ社公式のものでした
今年Skimz社より、ZAR-157 Zeolith Auto Reactorが発売されたので取り寄せました

DCポンプコントロールによる自動攪拌機能!が付いています
いままでのリアクターは自分で毎日ロッドを上下させる必要がありました。数秒で終わるとはいえ、毎日キャビネットを開けて撹拌するのは面倒でした。ロッドを上下させて自動撹拌するリアクターはKZ社、PRS社から発売されていますが結構高価(1600EURとか、8~9万円)です
こちらはDCポンプの制御だけで撹拌するので、比較的安く(3.5万円ぐらい)買えます

どんなものなのかはこちらの動画がわかりやすいかも。2サイズあるうちの小さい方の動画です


公式サイト
マニュアル(PDF)

とりあえずこちらが設置後です
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コントローラは専用設計されています
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■開封
開封していきます
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コントローラとACアダプタ、コントローラ固定用シールが付いてきます
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DCポンプはQP7.0 DCです
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リアクターは2サイズラインナップされていて、大きいサイズの方を買いました(クリックで拡大します)
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結構な大きさでパワーありそうです
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底面はこんな感じ。クッション付いていませんが、ポンプを浮かせて設置するので音の問題はありません
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ACアダプタはこんな感じ
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本体です。高さは52cm、設置面積は19cmx21cmなので結構コンパクトかな
メディア交換のためにポンプ部分と分離出来ます
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こっちがポンプ部分の土台で吹き上げる形になります
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リアクター部分。内側にメディアを入れて、水は上で溢れて下に落ちる感じになります
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上からみたところ
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ポンプを設置
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ポンプは浮くので振動が伝わりにくくなります。シリコン足になってるから騒音はほぼ無い感じ
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スノコ部分は2枚重ねになっているので、細かい粒がポンプまで落ちるのを防ぐかも
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前のZEOvitリアクターからメディアを取りだして詰め直しました
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そして稼働開始
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コントローラはサンプ内に貼り付けました
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コントローラの裏面にはヒートシンク部分があります。昔のDCポンプが壊れやすい要因の一つに、ポンプコントロール部分がポンプのモーター部にあってよく冷えていなかったというのがあるそうです。その対策として新しいDCポンプはこんな感じでコントローラー部分で冷却するようになっています(Vectra L1とかも同じ感じ)
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■設定
参考までにマニュアル貼っておきます
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設定としてはまず流量を決めます。ZAR157、メディアの量は約1LなのでFlowは1で良いはず。でも水量はもうちょっとあるしたりない気がするのでFlow 2にしていますw
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メディアの撹拌設定は24時間に2回、または24時間に24回の2モード設定できます
撹拌はポンプを最大出力→停止を繰り返す動きをします。このときの停止までの間隔をダイヤルで調整できます
動画
水は水中に落ちるので、撹拌中はさすがに音が聞こえますが普段はかなり静かな感じです

なおマニュアルで撹拌する機能と、一時的にポンプを止める機能(メディア交換用かな)があります

あと流量は2x設定があって、Flow 1~4それぞれの流量の2倍になるっぽいことがマニュアルに書かれています
ですが消費電力を測定+目に見える水の流れを確認したところ、Flow 4<2xのFlow 1なことがわかりました
たぶんこんな感じで8段階でどんどん流量が上がる動きをしているように見えます
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今までのリアクターはパイプから排水されるので流量測定できましたが、今回のリアクターはサンプに拡散されて落ちるので測定むりかな…

■KZ リアクター実は
ところで今まで使っていたKZリアクターですが
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全く気付いていなかったのですが、撹拌を楽にするマグネット部分が割れて、マグネット錆びていました… このリアクターを使っている方は点検してみてください。シリコンとかで修理はできそうですが
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-----
サンゴの様子を見ていますが特に悪影響は出ていません
自動で撹拌してくれるのはやっぱり楽ですね
自動撹拌によって水質がどうなっていくのかはこれから確認です
うまく撹拌できているのか、それとも撹拌不足になったりしていないかが気になりますね

リアクターとしては最大3.5L入ります。ロッド部分が無いのでメディアも入れやすいし、ついでに活性炭と吸着材も入れられて一緒に撹拌してくれるのは良い感じです
消費電力も小さい(4Wぐらい)しなかなか良いリアクターだと思います

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2019/05/26追記

リアクターを上から見たところです
このリアクター、本来ゼオライトが飛び出さないようにフィルタープレートが付いてくるはずなんですが何故か付属せず…
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仕方ないので、2mmのアクリル板を削ってフィルタープレートを作成しました
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なかなかぴったり
中央にクッションシールを接着剤で貼り付けて、スペーサーとして使います
このまま外側のケースをかぶせてネジ止めすれば完了
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薄い板が入っているのがわかるでしょうか? クリックで拡大します
これでゼオライトが流れ出すことが無くなりました
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この改善で流量も増え、それによって空気も全て排出されるようになりました
こうなると落水しなくなるので、音もほぼ無くなります
改善して良かった



B!
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HSBAO DEP-4000を購入

2019-05-06
サブ水槽はメイン水槽の底面排水から分岐していて、流量は360L/H、4.7回転/時と低めでした。流量が少ないとバクテリアやデトリタスがサンプにおちにくくなり、また酸欠リスクもあっていまいちでした。サンプにポンプ置く場所無いなと思っていましたが、小さめポンプなら置けることに気付いたので改善します。

■サブ水槽の状態
サブ水槽はこんな感じ
チヂミトサカ育てるためのラック置いてあるので中は見づらいかも
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サブ水槽の分岐は、サンプにある底面排水のチャンバー前から分岐していました
底面排水ポンプを使えるのでそのコストがかからず良かったのですが、消費電力+流量を考えるとちょっとバランスが悪い感じでした
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■買ったもの
こちらが購入したDEP-4000です。ヤフオクで1万円ほど。性能はサフデザインさんのblogにまとめてあったので参考にさせてもらいました
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中身はこんな感じ。ストレーナ、ホースコネクター(15mm/20mm/25mm対応),、両面テープがついてきます
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コントローラはこんな感じ
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あとACアダプタ
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裏側
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ひとまず洗浄と動作テスト 割とパワーがあります
写真は1%出力時。ポンプ出力は1~100まで1刻みで設定できます
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消費電力を表示する機能もあります
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■配管
では取り付けていきます
ひとまず塩ビ管をパパッと接着。ポンプの排水側は25Aの給水ソケットが接続できます
洗浄して一晩乾燥させました
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ポンプは中央の槽に配置。コンパクトなので問題なく置けました
ポンプの大きさは144×83×110Hmm
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配管していきます
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両ユニオンを使っているのは、ねじ込んだときに向きを調整するためです
この使い方だと微妙に水漏れしますがサンプ内なので問題ないです
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底面排水部分のバルブを閉め、外していきます
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マイナスドライバーを隙間に入れてホースを外します
冬だと難しいですが、初夏なのでホースが柔らかくなっていて意外と楽に外せます
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プラケースで水を受けながら外したところ
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両ユニオンをきっちり閉めて… これでも微妙に水漏れしたりします
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塩ビ管の先にホースを接続しました(塩ビ管は25A→20A→16Aに変換しました。ホースは内径19mm)
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全て終わったらストレーナーを接続。なおストレーナーあってもなくても流量に影響が無いようです
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■測定結果
出力毎の消費電力と流量を測定しました。クリックで拡大します
消費電力はコントローラーの表示ではなく、ワットチェッカーを使っています
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値はこんな感じ。これもクリックで拡大します
今までの360L/Hだと11Wなので結構省エネですね
流量をちょっと上げて、480L/H、6.2回転/Hに変更しても16Wなのでこれもかなり省エネな感じ
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ポンプの音はベクトラL1と同じぐらいかなと思います
流量増えたので、デトリタスとかはサンプに落ちやすくなりました。水流の補助にも良さそうなので、SpinStreamも買おうかな?

なお100%出力だと748L/Hでした。16Aだとこんなもんでしょうかね(FMMの流量センサーが抵抗になっている可能性もありますが…)
45cmの小型OFだと給水は13Aが多かったりしますが、回転数を考えると細すぎるかも
16Aでちょうど良いぐらいかな



B!
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魚の白点対策(魚の検疫・治療について)

2019-04-30
魚の病気(主に白点病とウーディニウム)について結構苦労されている方が多いように感じています
それらの病気は結構手強いです。海水魚を長期飼育するなら病気を蔓延させないことが重要です
サンゴ水槽システム紹介動画で、魚の病気対策についても紹介を計画していますが、まだまだ先になりそうなので簡単にまとめておきます

サンゴ水槽で使える白点病薬でうまく治療できたことがないので、私は基本的にそれらを使わない方針で治療しています。使えるものも実際あるのかもしれませんが、サンゴへの影響も気になるので、水槽への投薬無しでも確実に治療できる方法をとっています。

■現在の水槽
現在のうちの水槽はこんな感じで、2014年以降、魚の病気は特に発生していません
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魚のヒレも綺麗ですし、首を振るとか痒がる様子は全くありません
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病気を蔓延させないコツは、単純なことで病気を持った魚を入れないことです
つまり魚を買ったらすぐに水槽に入れるのでは無く、1週間程度検疫をすることが重要です
ZEOvit水槽ではバクテリアを増やして栄養塩を取り除く関係で、殺菌灯が使えないので、魚の病気が発生したらかなり大変ですからね…

■白点病のライフサイクル
魚の病気の中でやっかいなのは、魚の寄生虫の白点病とウーディニウムです(どちらも同じ治療法が使えるので、以降はどちらも併せて白点病対策として説明していきます)
こんな感じのサイクルを繰り返しています(クリックで拡大します)
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写真は1996年 マリンアクアリウムより転載です

この寄生虫の特徴はこんな感じです
・魚に遊走子が寄生しただけでは魚の表面に症状がでないので寄生されているかわからない
・皮膚下で成長して、魚から離れたときに白点症状が見られる(この段階で寄生されていたことが確認できる)
・その後分裂して数百倍に増え、遊走子が魚と出会うと寄生
・遊走子は数日動けるけど、魚がいなければ感染能力が無くなって死ぬ
といったところでしょうか

この中で重要なのは
・銅が効果あるのは遊走子のときだけです
・魚の皮膚下で成長するので淡水浴は効果ないです
・白い点が無くなったら治るわけじゃない(いったん離れて水槽で分裂して増えるので、数日後にはより酷くなることに)
ということです
魚に白い点が数個見られたら、次のサイクルではもっと増えていくことになります

水槽で白点病が発生して、それを根絶させるには
①魚の白点病治療
だけではなく
②水槽の白点病治療
も必要となりますので両方とも紹介します。

■魚の白点病治療
治療方法は単純な連続換水法です
白点は一度魚から離れるライフサイクルなので、ひたすらバケツをスイッチすることで再感染を防ぎ治療する方法です
魚を購入したときの検疫と、白点病にかかった魚がいるときの両方とも同じ方法でできます

<必要なもの>
・最低でも15L以上のバケツを二つ(うちは飛び出し防止に35Lバケツを使っています)
・エアポンプ、エアストーン、オートヒーター、温度計を各2組
・夏場はペルチェ式クーラー
・ハイポ等の塩素中和剤
・シーケムアムガード
・サランラップ

バケツの様子はこんな感じです。夏場なのでペルチェ式クーラーを使っています
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ハタタテダイは白点になりやすいチョウチョウウオ科なので長め(2週間)検疫しました
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こちらはピンテールフェアリーラスのオスですが1週間ほど検疫
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ざるがあると暗くできるので魚も落ち着きやすいかもです
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温度計で水温チェックも大切です
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<連続換水法のやり方>
1.水道水をバケツ2つに入れてハイポ1粒で塩素中和。その後ヒーターで温度をあわせて人工海水を溶かします。バケツはそれぞれバケツA、バケツBとします。
2.比重/塩分濃度を確認します。
<バケツA>
3.バケツAに魚を入れます
4.アムガードを数滴入れておきます
5.ラップ等でバケツを覆い、飛び出しを防止します
6.この状態で2日間維持します。毎日アムガードを数滴入れると良いです
7.2日後、バケツを切り替えます。切り替え前に餌を食べさせます
<バケツA→バケツBへ>
8.バケツAのヒーター、エアポンプを切ります
9.バケツAの水を捨てて魚をバケツBに移します。このときなるべくバケツAの水を入れないようにします。素手だと魚にダメージがあるので、できれば使い捨て手袋を使うと良いです
10.バケツAに水道水を入れてよく洗います。同様にバケツAのヒーターとエアポンプを水道水でよく洗います
11.その後、水道水とハイポ、人工海水を溶かします
12.あとのサイクルは同様です

白点は自然と魚から離れバケツの底等にくっつくので、魚だけを移してあげればOK
魚についていた白点が離れきるまで1週間程度ですので、そしたら完治です
(なお酷く感染していた場合はもう1週間やっておいた方が確実です)

<補足>
・白点そのものは淡水に入れると浸透圧の関係で破裂しますので、バケツや機材を淡水で洗うのは重要です
・アムガードはアンモニア対策です
・餌はバケツ切り替え前に与えます。これもアンモニア対策
・補助的にカッパーセルを使うと良いかもです。万が一、遊走子が発生しても、銅で殺してくれる可能性があります
・たくさん白点に感染しているようであれば、感染症予防にグリーンFゴールド顆粒を規定量の半分程度入れるのも良いです

といった感じです

なお購入したばかりの魚はハダムシやエラ虫が付いていることが多々あるので、アクアリウムショップで販売されているBlueLifeのSafety Stopを使うと良いです。ハダムシは淡水浴で落とせますが、魚へのダメージも結構あるのでこちらの方が良いかな
この薬にはホルマリンが入っていて、特にエラ虫に効果あります。成分のホルマリンは本来劇薬で、アクアリウム用途で販売されている薬の中でホルマリンが入っている製品は知る限りこれだけのはずです
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ハダムシも皮膚下で成長して、皮膚の表面にいるときだけ薬の効果があるので、買ったときと1週間後にもう一度行うと良いそうです

■水槽の白点病治療
魚が1匹でも水槽に残っていたりするとその魚が白点のキャリアーとなってしまうことがあります。なので、魚を全て取りだして、水槽そのものの治療が必要です
水槽から魚をとり出す手っ取り早い方法は、サンゴと水を別の容器に移すことです
無理なら釣る、隔離ボックスに餌を撒いて入ったところを閉じ込めるといった方法もあります

<前提>
・魚を全て取りだして連続換水法で治療します
・水槽に残して良いのは、エビやヤドカリ、サンゴです

<水槽の治療法>
・水換え用の水を用意します
・プロホースで底砂やライブロックの下を吸い出して攪拌します。底砂が細かく、厚いシステムの場合、これはできませんので注意してください
・ライブロックにデトリタスがたまっていたら、良く攪拌して隅々まで綺麗にします
・水槽の壁面のコケを綺麗におとします
・オーバーフロー水槽ならサンプの壁面も綺麗にし、沈殿しているデトリタスを吸い出します
・ろ材があれば取りだしてこれも攪拌、綺麗にします
・ウールマット、スキマーカップ、スキマーネックも掃除します
・その後水換え用の水を水槽に入れます
・できればカルシウムリアクターも綺麗にします
1週間後、上記をもう一度実施し、1週間魚を入れずにそのままとします(魚を入れない期間は合計2週間)

プロホースは底砂掃除に便利なのでずっと使っています
砂の中はデトリタス結構たまりますからね
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なおろ材を掃除したら魚の病気が爆発的に発生して全滅、なんてのをたまに見ますが、こうなるのは寄生虫のサイクルと関係しています。魚から離れて分裂した後、すぐに遊走子を出さずに休眠することがあるそうです。それがろ材にたくさん引っかかっている状態で、ろ材を掃除するという物理刺激をトリガーに遊走子を出し、一斉に魚に感染…なんてことが起こるようです
なので水槽の治療法では物理刺激を与えることを目的に、どこも漏れなく綺麗にするってことをやっています

この方法は何度かやっていますが、魚と水槽を同時に治療することでその後白点が出ることはありませんでした
結構大変なやり方だとは思いますが、1度やればほぼ白点を終息させられるのが良いところなので、徹底的にやります

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魚と水槽の治療はこんなところです
魚とサンゴの状態を良くするため、以下についても見直してみてください
・魚の餌は十分か
・魚同士のケンカがないか、魚を入れすぎていないか
・水質(特にアンモニアと亜硝酸)が試薬で検出されていないか
・水槽の回転数(サンプ→水槽→サンプの水循環を1サイクルとしたとき、1時間あたり最低6回転以上)は十分か
 ※リーファー等のオールインワン水槽は回転数少なめなので特に注意が必要です

■トリートメントタンク
参考としてこちらも紹介しておきます
どにゃさんのトリートメントタンクです
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トリートメントタンクは常に稼働・循環させておいてバクテリアをろ材に定着させておきます
魚を買ってきたらまずこちらに入れて、銅による白点病治療と餌付けを同時にできます
治療と餌付けが終わったら、メイン水槽の飼育水で魚を濯いでメイン水槽に移すだけです
連続換水法のように、バケツの水を交換しなくて良いので楽ですし、アンモニア中毒リスクも無いのが良いですね
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銅はシーケムのキュプラミン(Cupramine)が使いやすいかなと思います
ニチドウのカッパーセルも良いですが、水量が多いとたくさん入れる必要があります
銅の濃度は0.4mg/Lが良いようです
多すぎれば魚が死んでしまいますし、少なすぎれば効果がありません
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■その他の病気治療法
白点病、ウーディニウムの原因は寄生虫によるものですが、海水魚はバクテリアやウイルス、その他の寄生虫にも感染します。症状にあわせて対象方法を知っておくことは重要です
他の病気についての詳細や治療薬については、雑誌マリンアクアリストに詳しく書かれています
以下に病気の名前と治療薬名をまとめておきますので、薬の使用量等の詳細は各マリンアクアリストを読んでください
凄く参考になります
クリックで拡大します
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せっかく水槽で生き物を飼育するのですから、魚もサンゴも元気であって欲しいですね
検疫を確実に行えば病気がほとんど発生しない水槽は作れるはずなので試してみてください



B!
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スペクトラSP200、VitalWave UVA370購入

2019-04-07
2012年からずっとT5を使ってきましたが、良いシステムLEDが発売されたのでLEDに戻ります
T5は球代が年間4万円、それに加えて電気代も高め。T5交換時期なのでLED照明を買いました
(T5は機材の初期コストが安いのと、光が均一なのが良いところです)

なお照明変更はかなりのリスクがありますので、Parメーターを活用して同じ光の強さになるように調整します
人間の目で水槽照明の明るさを調整するのは困難なので、少なくとも安いLuxメーターは買って置いた方が良いですね

■照明の経緯
2011年にZEOvitシステムを開始したときは、発売されたばかりのMaxspect Mazarra、Vital WaveとLeDioを使っていました。Mazarraは無線コントロールとかできて多機能でしたが、黄色素子が主張しすぎだったり、素子が離れていたのでマルチカラーシャドーがでたりといまいちでした
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ZEOvitなら本家と同じくT5!というわけで、2012年にATI T5 Sunpowerを使い始めました。54W x 8灯バージョンです
3波長蛍光灯なのでスペクトルはいまいちですが、リフレクターと安定器の関係で照度が強化されていたのでかなり高めでした
KR93SPはこの頃発売されていましたが、価格的に買えませんでしたね…
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2016年にATI T5が故障。KZ T5を譲っていただきました!
こちらはファンレスで当然静か。ただしリフレクターには塩が付いていたりしたのでちょっと照度低めでした
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これを最近まで使っていました
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そして今回購入したのがこちらのスペクトラSP200です。7年ぶりにLEDに戻ってきました
KR93SPは2011年~2012年に発売されましたが、その後継機種になります
開発者のエイジさんが色々苦労されて何度も設計をし直し、ついに2018年12月に発売されました(2016年末には雑誌に発売の広告が出ていましたが…色々苦労されていましたね)
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■開封
というわけで到着したスペクトラを開封していきます
冬は外気と室内の温度差で基板が結露することがあるので、照明も温度あわせが推奨されていますw
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ファームウェアアップデート用に長めのUSBケーブルが付属しています
WindowsとMacからアップデートできます
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裏側です。KR93SP、XPと似た素子配置っぽくみえますが、レンズでは無くリフレクターになったのが大きな違いです
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ちなみにこちらがKR93SP
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リフレクターのアップ
いままでのLEDはレンズで集光されるので直下の照度がやたらと高くなってサンゴが強光障害で白化なんてことがありましたが、リフレクターでビーム角80°の範囲で光を均一に無駄なく分散できるようになりました
(素子をそのまま光らせたら180°に分散して無駄になってしまうので、それを80°に集光しつつ均一に拡散させる仕組みが大変)
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付属品は左側に水槽のふちに取り付けるマウンタ、中央上がACアダプタ、下がワイヤーです
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ワイヤーは2又になっているので、照明を斜めに調整したりといったことができます
また濡れた手で触っても錆びにくいようにカバーがされています
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ワイヤー調整用にレンチもついてきます
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■動作チェック
温度あわせも終わったので、動作確認していきます
なお照明を床にべたっとつけたまま出力最大とかやってはいけないとのこと。照明の出力は強力なので、それが反射されて壊れるみたいです
ちゃんと壁に立てかけるか、吊して確認しましょう
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ファームウェアを確認してみると公式サポートサイトにあるものよりも新しいみたい
なのでこのままで
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動作させてみましたが良い感じです
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Androidアプリはまだ出ていないので、古いiPadから設定してみます
Bluetooth接続の他、Wifiからでも接続できます
複数台のスペクトラを連動・同期させることができます
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海中の太陽光スペクトルを再現するため、素子は波長の短い方からUV、Violet、DeepBlue、Blue、Cyan、DeepRed。あと白素子として8000Kと4000Kで構成されています。今回、演色のためDeepRedが追加されました
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ちなみにこちらがKR93SP。DeepRedが構成にありません
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■ロールスクリーンの効果
全景です
T5は面発光なので水面が動いても波紋ができませんが、LEDは点光源なので波紋ができてキラキラします
色の混ざりが非常に良く、マルチカラーシャドーは見られません
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ロールスクリーンを下ろしたところ
スペクトラはあまりまぶしく感じませんが、サブ水槽のHydraがまぶしいのであると良いかな
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Hydraがまぶしいのは高さのせい。直下が強いので高くしないと光が均一になりません
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■水中のPar測定
水中のParを測定してみます。測定はこのために購入したSQ-520です
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アプリからExpartモードで出力設定しています。見た目がT5に近く、照度も近い設定になっています
素子は3W駆動です。なお1W駆動、2W駆動、3W駆動に設定でき、出力を全体的に低くしたり高くしたりできます
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1日の設定はこんな感じです。昼夜逆転設定なので、21時から点灯し始めて、9時に消灯です
日中は1%出力にしていますが、月光シミュレーション設定してるので0.03%出力になります
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Parを比較してみます。ひとまずこちらがKZ T5時点です。クリックで拡大します
数値の色は奥行きを表していて、オレンジ色が奥、赤が中央、濃い赤が手前です
T5は光が均一に拡散するので、中心部が高く、端は低め、ただしガラス面と底砂で反射するので、ガラスに近いところは高く、またサンゴの裏側にも光があたるのが特徴です
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こちらがスペクトラの測定結果です
スペクトラのリフレクターで光が均一に分散し、T5とかなり近い特性になっています
スペクトラ直下のParはむしろ低い(240ぐらい)のが今までのLEDにない特徴です
二つの照明の光が重なる中央付近の方がParが高くなっている(408ぐらい)のがわかります
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■ガラス面の照度測定
ガラス位置でLuxメーターを使って確認してみます
目印にガラスにマスキングテープを貼っています
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こちらがT5の照度分布です
全部測定したわけでは無く、マスキングテープ位置の行と中央の縦だけ測定して、それ以外は線形補間しています
中央右下の赤いところはスポットLEDがあるので高くなっていますね
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こちらがスペクトラの照度分布です。が、照明との距離が近いのでいまいちわかりにくいかも
ガラス面の値だと高いように見えますが、これが80°で水中まで綺麗に広がってそれぞれ60cm角カバーできます
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消費電力はT5が8灯で513Wなのに対して、スペクトラは2台で300Wぐらいなので省エネになりました
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■照明配置
スペクトラ購入前に検討していた照明の配置です
スペクトラは470mm x 200mmで、長方形の形状なのに光は60cm角をカバーする面白い特性です
水槽サイズは1400mm x 650mmなので、2灯だと20cm不足です
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ちょっと角度つけてみても意味が無い…
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離してみるのもありかもですが、右のコーナーボックスに光をたくさんあてても意味が無い…
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3灯が理想ですがコストが高くなってしまいますね
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というわけで最終形は、スペクトラは左に寄せ、右端はスポットLEDでカバーすることに
右端にいるのはトサカなのでミドリイシよりも低照度で十分です
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■照明の冷却
スペクトラ2灯の出力を高めで使うので、照明の温度は高くなります
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こちらがファンカバー
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カバーを外して掃除ができるようになっています
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スペクトラのファンも改良ポイントで、従来は高い音でしたが今回は低めになっています
また、照明の温度が高いときだけファンが回転し、低くなると自動的に止まるようになっています
なので本当は3灯で出力抑え気味にした方が静かです(でもコストが…)

というわけで、少しでも冷却の助けになるようにKZ T5にも使っていたパソコン用のファンを設置しました
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結束バンドで輪を作って引っかけるだけです
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別角度から。これがあるとスペクトラだけでは無く、スポットLEDもまとめて冷却ができるので良いですね
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■設置後のサンゴの様子
T5からLEDに変更すると出力の違いやスペクトルの違いでサンゴへのダメージが懸念されましたが、特にそのようなサンゴは見られませんでした
Luxメーター&Parメータを買って同じぐらいになるように調整した効果がありました

唯一、T5の頃から白化していたサンゴが…
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以前から気になっていましたがやはり白化を止められず、2つに分けることになりました
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■VitalWave UVA370
ところでスペクトラの構成するスペクトルにも無い波長…370nm付近を補うためにこちらも買いました
スポットLEDですが、Android、iPad、iPhoneからBluetooth経由で調光とタイマー設定ができます
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370nmの波長はメタハラに含まれていましたが、それを出せるLEDはしばらく販売されず、2017年についに販売開始されました
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わずか5Wと思うかもしれませんが、一つの素子の出力としてはかなり高いです。また、UVAは目にほとんど見えない(でもこれはかなりの出力)ので肉眼で見るのはとても危険です。そういう意味でもロールスクリーン買って良かった
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点灯テストです
ひとまずこちらが無し状態
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左だけ点灯させるとこんな感じ。光そのものはほとんど見えなくても、海水の微粒子への反射やサンゴが発光するのでどこまで照射範囲なのかわかりやすいですね
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右だけ点灯させるとこんな感じ。レンズは70°、離して点灯しているのでそれなりに広いところカバーしています
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両方点灯するとこんな感じです
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グリーンのミドリイシとスターポリプが良い反応しますね
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というわけでこれからはLEDのみで行ってみます。水質改善が終わったら、スパスラータとか飼ってみたいですね
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なおスペクトラに決める際に検討したLEDはこんな感じです

1.京セラLED
 スポットLED型で、素子それぞれがフルスペクトルを出せるようになっています。スーパークール代替として開発されたそうです。うちの水槽だと6~8灯ぐらいは用意が必要で、本体価格が高くなってしまうので諦めました。

2.KR93SP/XP
 中古でいくつか出てきましたね。お金が無かったので無理でした。

3.Grassy Core Reef
 こちらもリフレクターを使った照明。価格も安いのですが暗いみたい。LPSとかにはベストかもしれませんが、うちの水槽だと4灯は必要そうなので止めました。

4.Hydra 52 HD
 サブ水槽で使っているHydra 26 HDの高出力版です。ファンも静かで出力は高いのですがマルチカラーシャドーが出るのと、直下が強い特性があるので止めました。

5.Radion G4 Pro
 こちらもサンゴ飼育に実績ありますが、直下が強くなりやすいです。ディフューザーを使うと色の混ざりは良くなります。ファンも音が大きいので止めました。

6.スペクトラSP200
 光の拡散のされ方がT5に近く、T5から切り替えるならやはりこれがベストっぽい感じです。KR93SP-18Sと比べると、消費電力は倍(出力アップ)になったのに価格は変わらずなので、消費電力あたりの本体価格は半額になりました。このおかげでうちの水槽でも2灯あれば十分になりました



B!
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ロールスクリーン購入

2019-03-24
ソファーに座って水槽を見ていると、Hydra 26 HDが割とまぶしいので、ロールスクリーンを買うことにしました
楽天でサイズや色とかを選んで作ってもらって1万円ぐらいでした
2012年頃にも使っていましたが久々に買います

とりあえず見た方が早いので設置したらこんな感じ
幅200cm、高さ60cmで、照明が隠れれば良いだけなので最小限です
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引き上げるとこんな感じで邪魔になりません
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ロール操作はチェーン式にしました。紐で引っ張るタイプもありますが、紐が水槽の前になって邪魔なのと、良いところでロックさせるのが難しいです
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照明との間はそれなりにスペースがあります
なお設置は天井付けで注文して、ライトスタンドにタイラップで固定してあるだけです
ライトスタンドの長さが足りなくてもなんとかなります
なおロールの向きは照明側にスペースを取れるよう逆に設置しています
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肝心のHydraはこんな感じでかなり軽減されます
遮光タイプならもっと見えなくなると思いますが、値段が上がるのでこんな感じで良いかなと思います
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なお2012年頃に使っていたのは黒の遮光タイプでした(写真の右上の方と、上の方にあります)
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といった感じです
これで将来LEDが増えたりしても安心ですね



B!
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マグネチックスターラーで攪拌を楽に

2019-03-02
マグネチックスターラーを買いました
マグネチックスターラーって何?という方は、とりあえずこちらの動画(Coral Aquaticさん)を見てください

マグネチックスターラーは磁力を利用して攪拌子を回転させ、液体を攪拌する装置です。
レッドシーの硝酸塩試薬は、粉を入れて1分間攪拌が必要だったり、マグネシウム試薬はエンドカラーになるまで徐々に試薬を入れる&混ぜるを繰り返したりしますが、それがめっちゃ楽になります

こちらはAmazonで買いました。3000円ちょっとなのでかなり安いです
ダイヤルで回転数を調整するだけのシンプルなつくりです
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試薬瓶に入っているのが攪拌子です。15mmぐらいの長さがちょうど良いです
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攪拌子もAmazonで買えます。これは5個セットのものです
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あと長さの違う攪拌子が入っているもの
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結構高速回転できます
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勝手に攪拌してくれるのはやはり良いです
白いアクリルや塩ビの板を敷くと色が見やすくなって良さそうです
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おかげで試薬測定が楽になりました
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他の使い方としては、Regen Fxを溶かしたり、イオン交換樹脂の再生中に攪拌しつづけたりにも使えますね
底が平らな容器の方が良いので、ビーカーがやはりベストかな
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攪拌が必要な添加剤、餌をドーシングポンプで添加するのにも使えそうです(Coral-labさんで以前やっていました)

あとは料理に使えますね。マヨネーズ作ったりとか、攪拌で作れるものは意外とありそうですね。もちろん試薬に使ったものと攪拌子は分けてくださいw
こんな使い方

といった感じで、試薬での測定がかなり楽になりました

なお測定後の洗浄はRO浄水器を使います。「OK Google、浄水器」でAPEX経由で起動して、流しにRO水を出すようにしてあるのでこれも楽です(3分で自動停止)



B!
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ポケット海水濃度計 ATAGO PAL-生簀を購入しました

2019-02-16
2018年ぐらいに発売された、ポケット海水濃度計 ATAGO PAL-生簀を購入しました。
屈折計は覗くのが面倒、デジタルで簡単に測定できるものが欲しかったので購入しました。

ATAGOは様々な測定器でおなじみですね。以前から、手持ち屈折計のMASTER-S/Millα、デジタル屈折計のポケット海水濃度計 PAL-06Sを販売していましたが、割と最近「電気伝導度方式」のPAL-生簀が発売されました

屈折計だと2万円ぐらいはしますが、今回のPAL-生簀は1万円を切るので安いです。温度補正付きです。

こちらがケースです。ちいさい
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中身はこんな感じ
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スケルトンで防水付きです
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仕様はこんな感じ。測定精度は±2.0‰なのでズレは多少出ますね
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試しに測定した結果はこんな感じ。従来の屈折計は1‰単位でしたが、電気伝導度方式は0.1‰単位で測定できます
温度補正付きなので、液体をセンサーに入れたらしばらくそのままにして、温度が安定するのを待ってから測定する必要があります
使い終わったらセンサーを水洗いして拭き取って乾燥させます
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測定値が正しいか、マーフィードのマリンソルトテスタ専用校正液(30ppt)を測定してみました
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結果は30.2‰なのでほぼ正確そうです
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他の測定器と比較してみます。測定器は左からDEEP SIX、AIネット塩分濃度屈折計、シーウォーターリフレクトメーター、そしてPAL-生簀です。あとAPEXの塩分濃度センサーも参考にします
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なおDEEP SIXは新品です。使うの何年ぶりだろう
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校正液以外に、RO水にレッドシーソルトを溶かしたものも用意してみます
こちらはRO水 2000g
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レッドシーソルト76gほど
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そして溶かします
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測定結果はこんな感じです。水換えバケツは、いつも38g/L溶かしているところ、40g/L溶かしたので塩分濃度は高めのはずです
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さらにグラフにしてみます。クリックで拡大します
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傾向的にはPAL-生簀だけがなだらかな感じですね
ひとまず傾向がわかっている方から見ていくと…

AIネット塩分濃度屈折計とシーウォーターリフレクトメーターの測定結果の傾向は同じ感じですね。
AIネット塩分濃度屈折計は海水ではなく塩分前提なので、海水を測定すると1.5‰ぐらいは高めに出ます。シーウォーターリフレクトメーターの測定結果と比べると1~1.5‰ぐらい差となっています。

シーウォーターリフレクトメーターは海水対応ですが、校正液とずれて低めに出ています。測定結果は正しいのかな…?

DEEP SIXは校正液の量が少ないので測定できていませんが、屈折計と傾向は近いです。フロート式は25℃基準だと思いますが、今回測定した水はいずれも20℃ぐらい、水槽は23℃ぐらいです。水温が低いと値は高めに出るはずです。

PAL-生簀は校正液とぴったり一致。マリンソルトテスタも伝導度方式なので傾向が近いのかも。他の方式と比較するとグラフがなだらかなので、塩分濃度が高い方は測定結果が低めに出る可能性が高そうです。

というわけで、PAL-生簀の測定結果の値をそのまま使うのではなく、低めを基準に調整した方が良さそうです。
普段はPAL-生簀を使って、1.5ヶ月毎のトリトン測定のナトリウム濃度を基準に微調整しようと思います。



B!
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Parメーター SQ-520を買いました

2019-02-11
個人輸入でPARメーターのSQ-520: Full-Spectrum Smart Quantum Sensor (USB)を購入したので掲載しておきます
サンゴが光合成で使う光の強さをざっくり知ることができる測定器です
ミドリイシであれば水面で500μmol/m^2/s以上、サンゴのところで300μmol/m^2/sあれば大丈夫みたいです

■用語
PAR…光合成有効放射(Photosynthetically active radiation、PAR)
PPFD…400~700nmの光量子束密度を光合成光量子束密度(Photosynthetic photon flux density、PPFD) 単位はμmol/m^2/s

現在はKZ T5を使っていますが、スペクトラに変えようかと思っているのでそのときの調整に使うために購入しました

今まで照明の照度測定はAR813A、LX-1010Bを使っていました。安いですがこれでもガラスフタ位置の照度を測定して、高さ調整したり、蛍光灯の交換時期を確認したりできます
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今回購入したのはapogee instruments社のSQ-520です。パソコンに接続して使うタイプのParセンサーです
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何が良いかというと、こういったWandに固定して、
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水中のParを直接測定できることです。センサーは防水なので海水につけても大丈夫
従来のシステムLEDは直下が強いので、サンゴにあてる光が強すぎないか、これで直接測定できます
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Wandは結構長いので、うちの水槽でも底まで測定できますね
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SQ-520はFull-Spectrum対応です。画像はクリックで拡大できます
従来のParメーターは400nm付近の感度が低く、このためUV LEDの測定が正しくできていませんでしたが、こちらはちゃんと測定できます
最初はNeptune SystemsのParモジュール買おうかと思いましたが、センサーがどうも古いタイプだったのでエイジさんに相談してこっちを買いました
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Parメーターを使うときは、公式サイトからソフトウェアをダウンロードしてインストールします。Windows/Mac対応です
起動するとこんな感じで、リアルタイムにPPFDが測定されます
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Data Loggingボタンを押すと測定結果がグラフ化されます
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水中で使うときは、Immersion Settingsにチェックを入れてください。Parメータは屈折率の違いで、空気中と比べて水中は低く測定されますが、それを補正します
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今までみたいにガラス位置で照度測定できます
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そして水中も測定できます。サンゴのすぐそばで、サンゴが受けている光の強さを実際に測定できるのが良いですね
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というわけでサンゴの位置のPPFDを測定しました。奥のサンゴは文字が小さく色が薄く、手前ほど大きく濃くなるように書いてあります
クリックで拡大します
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測定はガラスフタ無しで行ったので、実際の値は0.9掛けてください
T5の光はフラットなので、PPFDの分布もそれを表していますね
スタポのところはガラス面に近いところですが、ガラスの反射があるのでそれなりに強くなっています
ガラスの反射は侮れませんね

ちなみにサンゴの名前とPPFDの対応はこんな感じ
クリックで拡大します
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というわけで、スペクトラ買ったらこの値を基準に照明位置や出力を調整する予定です
スペクトラもフラットな光を出せるので、照明直下よりも、二つの照明の間の方が強い特性があり、照明位置を変えたときの光の分布も考える必要がありそうです
あと、トゲサンゴとかショウガはもっと高い方が良かったりするので位置調整もした方が良いかも
今の位置だと光弱めで色が濃くなり過ぎる感じですね



B!
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