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RO水を自動的にためる&自動給水 訂正記事

2015-05-06
以前記事にした、「RO水を自動的にためる&自動給水」ですが、チェックバルブを書き忘れていたので少し訂正しました。
これが無いとためた水が浄水器側に戻っちゃうかも。


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クロノスレインの活性炭&セディメントフィルタ交換

2015-04-12
RO/DI浄水器のクロノスレインは定期的にメンテナンスしていますが、あまり記事にしていなかったのでたまには書いてみたいと思います。ちなみにクロノスレインの解説記事が地味に人気のようです。

なお、フィルターの交換周期はこんな感じです。
DI : 6ヶ月~9ヶ月程度
セディメント : 1年
活性炭 : 1年
メンブレン : 3~4年

DIフィルタの寿命は結構短いので注意してください。TDSメーターでRO/DI水をチェックすると、意外と早く0でなくなっています。活性炭は30トン以上処理できるのでもっと持つと思いますがついでなので交換します。メンブレンは出が悪くなるのを無視すればかなり長持ちします。

今回は活性炭とセディメントフィルタを交換します。フィルタが大きいのでその分長持ちしますね。
20150412_010s.jpg

クロノスレインはフィルタ交換しやすいように天井から吊してあります。コンクリにネジ止めなので落ちることはありません。なお石膏ボードだとおそらく耐えられないと思います。
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活性炭フィルタの洗浄用に、バケツとハードチューブを用意しておきます。
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水抜きのため、活性炭フィルタの排水側にハードチューブをつなぎ替えます。
20150412_040s.jpg

クロノスレイン付属のレンチでハウジングをまわして取り外します。
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1年間ほど経過したセディメントフィルタは結構汚れています。
フィルタがどれぐらい汚れるかは地域差がありますね。ほとんど汚れない地域もあれば、サビで真っ赤になるところもあります。水道水の水質も全く異なるので、サンゴを飼うならRO/DI水を使う方が間違い無いです。
20150412_055s.jpg

活性炭フィルタも取り外しました。
20150412_060s.jpg

取り外すとクロノスレイン側はこんな感じ。
20150412_070s.jpg

フィルタを交換して、レンチで締め直して初期通水を行います。ここで水漏れが無いかチェックしてください。
20150412_080s.jpg

カーボンフィルタから活性炭のかけらが出てきます。このまま20L以上水を通します。だいたい13分ぐらいかと思います。RO水をためるときよりも早いので注意してください。
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30Lぐらいたまっています。真っ黒。
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一度水を捨てて、もう一度ためてみて透明になっていることを確認します。
20150412_110s.jpg

ハードチューブを元に繋ぎなおしました。
ちなみにこのバルブは、採水して塩素チェックするために使います。活性炭で塩素が取り除けているか定期的にチェックしています。
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塩素チェック試薬です。塩素に反応すると黄色になります。
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バケツにためた水につかうと透明のままなので、塩素が取り除けていることが確認できます。
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水道水を入れてみると黄色に反応します。
20150412_150s.jpg

最後にRO水を生成してみて、水漏れが無いか最終チェックしてください。
というわけで、RO水はサンゴ水槽のベースになるものなのでちゃんと定期的にメンテナンスをしましょう。

なお、あまり浄水器を使わないとカビたりするみたいなので、短い周期でも定期的に使うと良いです。RO水を自動的にためる&自動給水で書いたとおり、毎日自動給水のためにクロノスレインを使っているので理想的な状態かなと思います。



B!
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RO水を自動的にためる&自動給水

2015-02-11
以前掲載していた記事がわかりにくかったと思いますので、もう少し構造ををまとめてみました。

海水水槽で比重管理は重要です。
特に冬は水が蒸発しやすく、比重が上昇してサンゴの色にまで影響を与えます。メインポンプが空回りすることまで考えられます。単純にRO/DI水を作って毎日足すのが非常に面倒です。このあたり自動化できると水槽管理が楽になりますね。

自動給水を行う上での関門は2つあります。
①RO水を自動でためること
②ためたRO水を自動的に給水すること

自動給水の製品はいろいろと出ていますが、「①RO水を自動でためること」ができるのは少ないですね。そのあたりを以下にまとめます。クリックで拡大します。青い矢印が水の流れ、赤い矢印が電源、コントロールを表しています。
(2015/5/6)そういえばチェックバルブを書き忘れていたので、画像を差し替えます。前の画像はこちら
20150211_030s.jpg


■電磁弁
グリーンズさんで売っている「水用電磁弁(2.5φ)青弁」+ワンタッチ継手です。
電源をONにすると蛇口から給水開始です。OFFにすると給水が止まります。
これでタイマーを使った浄水器の制御ができるようになります。
蛇口からの接続はシングルレバー混合栓から浄水器を繋ぐを見てください。

■加圧ポンプ
クロノスイレインの正規オプションです。
マンションだと水圧が低い、またはすでにレギュレーターで減圧されていたりするため、加圧ポンプが必要となることが多いです。加圧ポンプをOFFにすれば水圧がさがるため、自動給水には好都合です。

■ハイプレッシャースイッチ
こちらのお店で購入できます。加圧ポンプを使ってプレッシャータンクに水をためるには必須の装置です。プレッシャータンクの圧力が高くなりすぎたら、加圧ポンプの電源をOFFにしてくれます。
OFFにするしきい値は調整できます。プレッシャータンクが破裂しないよう、適切な水圧になるようにしてください。

■プレッシャータンク
マーフィードの自給タンクキットの一部です。圧力にもよりますが、10L程度ためられます。空気が入らないので劣化無くためられます。水圧をかけるほどたくさん入りますが、あまりにも高すぎると破裂する可能性も… ハイプレッシャースイッチでほどほどの水圧になるよう調整してください。水圧計があるとベストですが、無い場合は何リットル入ったかで大まかな水圧が確認できると思います。

■ダイヤルタイマー&タイマー
いつもはタイマーで23時から30分程度、電磁弁と加圧ポンプをONにしてRO水をプレッシャータンクに補給しています。十分な水が入ったら加圧ポンプが停止します。電磁弁はONのままなので排水は続き、少し水が無駄になります。

■チェックバルブ(逆流防止弁)
この存在を書き忘れていました。
給水が止まると浄水器側に逆流してしまうため、チェックバルブ(逆流防止弁)を取り付ける必要があります。グリーンズさんで売っています。


「②ためたRO水を自動的に給水すること」をまとめてみます。クリックで拡大します。青い矢印が水の流れ、赤い矢印が電源、コントロールを表しています。
20150211_020.jpg
給水はフロートスイッチとApex、電磁弁で行います。
設定はApex導入の流れ~初期設定編5~[完]を見てください。
フロートスイッチを2重化することで、片方のフロートスイッチが故障しても給水し続けるトラブルを防いでいます。
また最悪の事態を考慮して1日4回、2分間程度だけ給水するようにしています。

■代替手段について
・Apexが無い方は、電磁弁+フロートスイッチの制御をマメスイッチで代替できます。

フロートスッチを使わない方法として…
・マーフィードの自給タンクキットにはフロートバルブが付いていますのでそれを使う(サンプに穴を開ける必要があるので、ちょっと接続しにくいです)。
・プレッシャータンクの圧力を下げれば、LSSさんの自動給水用フロートバルブで制御できるかもしれません。(対応最大水圧は10~30psiですのでそれを超えると危険です。)


■その他応用
プレッシャータンクを分岐して蛇口をつけると、いつでもRO水が使えて便利です。バケツに水をためる&時間になったら給水停止することもできます。
20150209_010.jpg

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RO浄水器のハードチューブは劣化するようなので、数年で交換すると安全かと思います。



B!
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シングルレバー混合栓から浄水器を繋ぐ

2014-03-01
シングルレバー混合栓 台付きタイプから浄水器に繋ぐ方法について書いておきます。

以前は、水槽と一番近い水栓が洗濯機のところだったので、そこから分岐してRO/DI浄水器を繋いでいました。参考までに…過去の記事クロノスレインについてを見てください。
20120521_002.jpg

引越してから、水槽から一番近い水栓はキッチンのところだったので、ここから分岐することにしました。(ちなみに取り付けについて管理会社の許可を得ています。)
これはシングルレバー混合栓の台付きタイプです。普通の水道水と温水が混合されて蛇口から水が出ます。
20140301_010s.jpg

分岐後の完成形がこちら。
食洗機用の分岐水栓を取り付けて、さらに片ナット付チーズを取り付けただけです。
下側のホースは食洗機に繋いでいます。上側は浄水器に繋がるハードチューブです。
食洗機を使わない方はバルブを閉じておけばOKです。
20140301_020s.jpg

こちらが食洗機用の分岐水栓「CB-SSC6」です。水栓毎に異なりますので、Panasonic 分岐水栓ガイドに水栓の型番を入力してください(水栓のシールに書いてあります)。水栓の型番はかなりたくさんあるので、正確に入力してください。
ちなみに水栓の型番がわからないときは、何枚かの写真を送って特定してもらうことができるようです。
20140301_030s.jpg

この分岐水栓はナット付きなので、ここを外します。
20140301_040s.jpg

片ナット付チーズ T6-6X-13です。パッキン付き。ホームセンターの他、Amazonでも売っています。
これで浄水器に分岐させます。
20140301_050.jpg

クロノスレインのマルチコックにフィメールコネクターが付いているので、これを取り外します。
あとは片ナット付チーズの上側に取り付ければ分岐完成です。
水が出続けるので、使わないときのために、蛇口、ボールバルブや電磁弁を取り付けておいた方が良いです。
20140301_060.jpg

完成形をもう一度。
食洗機用の分岐水栓についてるマニュアルにしたがって、取り付けてください。深いところのバネやパッキンを取り外すので、ピンセットがあると楽かも。ナットの締め付けはウォーターポンププライヤーがあると良いと思います。
分岐水栓の取り付けが不安な方は、水道屋さんに依頼できると思いますので、電話してみてください。
20140301_020s.jpg

なお、RO浄水器の設置方法としては、キッチン台の中の水栓で分岐させて、浄水器もキッチン台の中というタイプが一般的かと思います。(飲用に使うなら)。賃貸でキッチン台に穴を開けられないのと、食洗機を使いたかったので今回はこのような方法をとっています。

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引越を機に以前から欲しかった食洗機を導入しました。一世代前の食洗機でNP-TR5です。
中古で良く出品されるので、手に入れるのは楽かも。高温で洗浄するので油汚れが良く落ちます。
20140301_070s.jpg

これ無しではもう生きていけないw
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なお、浄水器の排水はキッチンに流しています。太い方は食洗機の排水です。
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ちなみに
引越直後に水槽用の水をためるため、クロノスレインのマルチコックを蛇口に取り付けたら締め付け不足でどうやっても隙間からだばだば水が… このせいか、水をためるのにやたら時間がかかりました。
最終的には上記のとおり分岐水栓を取り付けることで水漏れ無く安定しました。



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自動給水の方法変更

2012-12-29
ためていたネタを消化していきます。

自動給水の方法を少し変えてみました。以前の方法はこちらをみてください。

以前はLSSの水位コントロールセットIIで給水していました。この水入れは水槽の上に置いてあったのですが、ラックを解体したことに伴って置き場が無くなってしまいました。
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飲み水や水質検査時の器具洗浄用にプレッシャータンクを持っているので、これと電磁弁、マメスイッチを組み合わせれば自動給水できるじゃんと今更気付いたので変更しました。

プレッシャータンクはRO浄水器からのRO水をためておくタンクです。中にゴム袋+圧縮空気が入っていて、水圧をかけると空気を押して中に水をためられるようになっています。空気圧のおかげで、蛇口の下にタンクを置いても水が出るようになっています。

プレッシャータンクは、マーフィードの自給タンクキットを使っています。中の空気圧のおかげで、上に置かなくても中の水はちゃんとでてきますが、三つもあると邪魔なので、イレクターで洗濯機の上に設置してあります。
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洗濯物を干すとき用にライトを設置しました。
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プレッシャータンクに加圧ポンプで給水し続けると、中のゴム袋が破れる可能性があります。そうならないようにハイプレッシャースイッチを購入しました。浄水器の排水が一定圧力まで上昇すると、加圧ポンプの電源を切ってくれます。圧力は6角レンチで調整ができます。クロノスレインの加圧ポンプはDC電源なので、DC用コネクター付ケーブル付属(DC24V)を選択しました。これでタイマーを使って一日一回、自動的にプレッシャータンクへ安全に給水できます。
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センサー部分をDI排水側に取り付けて、圧力調整すればOKです。
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いつものごとく、電磁弁のON/OFFでルート選択できるようになっています。
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水槽サンプ側に、プレッシャータンクの排水+電磁弁を取り付けています。
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サンプにマメスイッチとマメサブスイッチを設置してあります。水位が下がれば電磁弁が開いて、プレッシャースイッチから給水されます。ただし給水タイミングは一日三回、各2分間だけです。電磁弁を二重化した方が安全だと思いますので、そのうちやります。
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ちなみに、タンクとバケツの電磁弁を両方開くと、プレッシャータンクからバケツに給水できます。プレッシャータンクには常に30L以上たまっているので、水換えするときにあまり待たなくても済むようになりました。
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さて、浄水器を設置しているときに洗濯機をまわしていたら音も無く防水パンから水が大量にあふれました…
急いで水をタオルで吸い取って、排水口を開けてみるとゴミがそこそこ詰まっていました。長年メンテせずに使っていたせいでしょうか…
見ているときにちょうど起きたので何とかなりましたが、寝てたら大変なことになっていましたね。
というわけで、たまには洗濯機をどかして掃除した方が良さそうです。

怖いので水もれ報知器 EXL-SS12 を購入しました。防水パンに置いてあります。
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B!
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自動給水について

2012-05-24
足し水は、海水水槽を管理する中で楽したいことの1つだと思いますが、その自動化について書いておきます。

海水水槽では水分が蒸発したり、プロテインスキマーでオーバースキミングされたりするせいで、徐々に水位が下がって行きます。これにより、比重が上昇したり、プロテインスキマーの効率が落ちたりします。従って、定期的にカルキを抜いた水道水や、サンゴ水槽であればRO水で適正な水位に戻す必要があります。

毎日人の手で行うのは面倒なので、自動で水を足せるようにしようと考えるわけですが、いくつか考えておかなければならないことがあります。

□問題点
1. ROを自動で作る方法を考えないといけない
2. 機器が暴走したら、あふれたり、比重が極端に下がったりする事故を防がないといけない
3. サンプをメンテナンスするときに、給水されないようにしたい
等々

□対策
1. 電磁弁制御で、自動的にRO水をタンクにためるようにしています。http://mjneko.blog.fc2.com/blog-entry-14.htmlを見てください。
2. フロートスイッチの二重化と、デジタルタイマーで対策しています。ちょっとでも水位が下がったらすぐに給水するシステムは、故障時のリスクが高いので採用しません。
3. 給水ポンプをメインポンプあたりと連動させておけばOKです。(メインポンプがOFFなら、時間が来ても給水されないようになります)
事故があると悲惨なので、結構コストがかかっています。

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具体的には以下のような方法で自動給水しています。

まずベースとなるのは、LSSの水位コントロールセットIIです。
セット内容は以下の通りです。(マニュアルから抜粋)
20120524_040.jpg


給水の仕組みはこんな感じです。(マニュアルから抜粋)
⑨がフロートスイッチなので、水位が下がると①のポンプの電源がONになり給水され、十分給水されるとポンプがOFFになります。
20120524_050.jpg


自動給水タンクはこんな感じです。中に水位コントロールセットIIのポンプが入っています。緑のホースがサンプに繋がっています。
透明のホースは、RO水を入れすぎたときに排出するための物です。グリーンズの「隔壁塩ビホースジョイント 12mm用セット」と追加のパッキンで水が漏れ出ないようにしています。
22時になると、自動的にタンクにRO水がためられます。冬場は蒸発量が多いので、6時ぐらいにもう一度RO水をためるようにタイマー設定しています。
20120524_030.jpg

サンプが汚いですが気にしないでください…
こちらがフロートスイッチで、二重化してあります。左が水位コントロールセットIIのもの、右がマメスイッチです。マメスイッチは高価ですが安全のために取り付けています。(以前ダブルサイフォン式オーバーフローをやっていたときに購入した物の流用だったりしますが)
取り付け装置はフランジ有り、無し両方対応で便利です。
20120524_060.jpg

デジタルタイマーで、23時、6時、18時になると1分間だけ給水されます。写真のとおり結構な勢いで給水されますので、1分もあれば十分です。あまり長いと、給水タンクが空になっていた場合に、ポンプが異常発熱したり、フロートスイッチが故障したときに比重が極端に変化したりといった事故に繋がります。
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フロートスイッチは消耗品です。以前確認したところでは、水位コントロールセットIIもマメスイッチも、電話等で問い合わせればフロートスイッチのみ送ってもらうことが可能とのことです。
(↓少し書き直しました)
この方式で2.5年ぐらい使い続けています。フロートスイッチの故障は一度だけOFFにならない状態になりましたが、二重化とタイマーのおかげで無事でした。フロートスイッチ交換後、1.5年間ぐらいは故障も無く使えています。安全を考えると、フロートスイッチを定期的に交換した方がいいのかもしれません。



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RO/DI浄水器:クロノスレインについて

2012-05-21
ミドリイシ水槽に必須なRO/DI浄水器について紹介してみます。

RO/DI浄水器は様々なメーカーから発売されていますが、うちで使っているのはAQUA GEEKのクロノスレインです。日本で売られている一般的な水道用浄水器は10cm x 10cm程度だと思いますが、これは45cm x 45cmぐらいあります。ちなみに、台に直置きするとフィルタ交換する際にこの重い筐体を持ち上げながらレンチを回さなければならず大変なので、吊してあります。
20120521_001.jpg

RO/DI浄水器って?という話をすると長いのでざっとまとめておくと…
・ミドリイシ水槽に要求される水質は硝酸塩やリン酸塩がほとんど無い状態ですが、水道水はこれらが含まれています(程度は地域や季節によります)
・さらには重金属や塩素まで含まれています。
・従って、水道水をベースに水換えや足し水したら水質が悪化してしまいます。
・それは困るので、これらの不純物が含まれない水=純水を作り出せるRO/DI浄水器が必須。
というわけです。
純水を生成する装置としてはかなり効率よく、クロノスレインは1日あたり最大で680L生成できます。
ちなみに蒸留でも純水を作ることができますが、1Lを蒸発させるだけでどれほどの時間と燃料が必要かを考えれば、RO/DI浄水器の効率の良さがわかると思います。

RO浄水器は海外でメジャーな存在のようで、かなり規格化されて互換性があります。海外で売られているパーツやフィルター類を買って自分で組み立てることもできると思います。ただし日本でセット売りされている浄水器も、無駄なパーツが無く、マニュアル付きで使いやすいですし、元の値段を考えても安く売られていると思います。


それでは、浄水器への水の流れと機能について説明します。

ここが水道からの分岐部分。洗濯機の水栓から分岐させました。青いのはタイマーなどで給水を制御するための電磁弁です。グリーンズで扱っている「水用電磁弁(2.5φ)青弁」にワンタッチ継手をねじ込んであります。
20120521_002.jpg

クロノスレイン本体に説明をつけたのはこちら。番号は水の流れを表しています。
20120521_003.jpg
①給水 … 水栓からここを通じて水が入ってきます。
②セディメントフィルター … 鉄サビ、藻等の不純物を取り除くフィルター。
③カーボンフィルター … 塩素を取り除くフィルター。
④加圧ポンプ … 水圧が低いと効率と純度が非常に悪くなりますので、ポンプで加圧します。水道の水圧は地域によりますので、右上についている水圧計で確認してください。
⑤ROメンブレン … Reverse Osmosis Membrane=逆浸透膜のことでこの浄水器のキモの部分です。高い圧力をかけることで不純物が多い水と不純物がほとんど無い水に分けることができます。フィルターでは無いので、かなり長持ちします。
⑥排水 … 不純物が多い水はここから出ていきます。不純物が多いといっても、②と③を通っているのでかなりきれいではあります。
⑥DIフィルター … DIはDe-Ionization=脱イオンのことで、イオン交換樹脂によって、ROメンブレンでも取り切れないイオンを取り除きます。
⑦RO水 … 上記を通った水が純水として出てきます。

それぞれの寿命はこんなところです。定期的に②、③を交換すると一番高価な⑤の寿命が延びます。また、最終的なROの純度を決める⑥の寿命が一番短いので、マメなチェックと交換が必要です。
 ②セディメントフィルター:30t~50t
 ③カーボンフィルター:30t~50t
 ⑤ROメンブレン:1年~3年
 ⑥DIフィルター:1t~3t


できあがった水の純度はTDSメーターで簡単に測定できます。TDSはTotal Dissolved Solids=総溶解固形物のことで、伝導率を元に測定しているようです。数値が高いほど不純物が多く、うちの水道では100ppm以上でした。冬に下がり、春から夏は上がる傾向があります。

DM-2というインラインTDSメーターを使用しています(ちなみに正規オプションはDM-1のはずです)。いちいち採水せずに測定できるので便利。

⑤ROメンブレンを通過した水の純度はこんなところです。加圧ポンプを使用していることもあって、うちでは通常10ppm以下です。
20120521_012.jpg

⑥DIフィルターを通過した水の純度は0ppmになります。1ppm以上になるようなら、DIフィルターの寿命と判断しています。
20120521_013.jpg


RO水の行き先について説明します。

行き先は電磁弁で制御しています。
20120521_040.jpg


通常は自動給水タンクへ向かうようになっています。22時頃になると、タイマーがONになるとともに、水栓の電磁弁がON、加圧ポンプもON、自動給水タンクへの電磁弁もONになるのでルートが確立されます。
20120521_005.jpg

水換え用に水をためるときは、こっちのダイヤルタイマーに、水栓の電磁弁と加圧ポンプの電源をつなぎ替えて使います。プレッシャータンクへ水をためるときも同じ感じです。時間が来れば勝手にOFFになります。
20120521_006.jpg

自動給水タンクはこちら。給水しすぎても自動的に排水されます。
20120521_007.jpg

水換え用のバケツはこちら。30Lためるのに1時間15分~30分ぐらいかかります。ためる時間は水温、ROメンブレンの使用期間、水圧で変化します。
20120521_008.jpg

プレッシャータンクはこちら。水質検査後のビンの洗浄、活性炭のトリートメント、添加剤の希釈等、結構頻繁に使いますのでためておくと便利です。
飲料用に使うなら自己責任で…(アクアリウム用として売られていますので、飲料用に使える保証はありません)
20120521_009.jpg

プレッシャータンク用の圧力計です。この数値を見るとだいたいの残量がわかります。
20120521_010.jpg

プレッシャータンクに繋いでいるカーボンフィルタです。
グリーンズで購入した10インチハウジングに、活性炭フィルター10インチを入れてあります。飲料用(自己責任)に使うなら無味・無臭にするために必須だとおもいます。
この先はRO水用の蛇口に繋がっています。
20120521_011.jpg

最後にクロノスレインのいいところをまとめておきます。
・純水生成が早い(680L/日)
・純水と排水比率調整が不要
・それぞれのフィルターが分かれているので寿命がそこそこ長い
・フィルターやROメンブレンの取扱店が多いため安い
・オプションがそれなりに充実(加圧ポンプ、インラインTDSモニター)

ちなみに、汎用品ばかりなので自己責任で改造するとこんなことができると思います。
・180GPDメンブレンを増設して、純水生成量を倍に
・排水を洗濯用に使う
・飲み水用にミネラル成分も足してみる
・UV殺菌もしてみる



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