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FAUNA MARINのカリウム試薬について

2012-05-28
ZEOvit水槽ではカリウムが減少しやすいことから、重要なパラメータとされています。各社から試薬が発売されていますが、カリウム濃度をわかりやすく測定できるものは限られています。今まで使ってきたカリウム試薬の中で、一番わかりやすいと思われるFAUNA MARINのカリウム試薬を紹介します。

特徴
・試薬投入後の待ち時間は3分
・標準液との比較による測定方式

標準液がついていて、基準がはっきりしているのが他社との大きな違いです。濾過が必要だったり、色の変化がわかりにくかったり、十字が見えなくなるまでの境界線がよくわからないといったこと無く測定できます。

日本では売っていないので、FAUNA MARINから購入するぐらいしか入手方法がありません。本体は25.17EUR、送料は40EURです。送料が高い… paypal決済後DHLで発送され、7日~10日ぐらいで届きました。
※今は微妙に値上がりして 29.95EURになっています。

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測定方法
公式サイトにマニュアルがあるので、わかりにくければそちらを読んでください。

パッケージはこんな感じです。
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中身はこんな感じ。
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整理した測定セットはこちら。大きめのボトルが2つついていましたが、中身は脱イオン水のようです。RO水で代替できると思いますので使いません。大きい注射器がやや使いにくかったので、Red Seaのもの * 2に換えています。
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RO水を7ml * 2取り出し、
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背の低いガラス管に入れます。ちなみにラベルは自作です。
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緑の注射器で標準液を1ml取り出し、標準ラベル側のガラス管に入れます。
同じ注射器で飼育水を1ml取り出し、もう一方のガラス管に入れます。
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試薬を8滴、それぞれのガラス管に入れます。ガラス管の中身は白濁します。
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混ぜて3分待ちます。
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こちらが、濃度確認用の台紙です。
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標準側のガラス管から、白の注射器で1ml * 3回 = 3ml取り出し、背の高いガラス管に入れます。
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台紙の上にガラス管を乗せ、十字を確認します。標準液はカリウム400mg/Lで、液を3mlちょうど入れると十字が見えなくなるように調整されています。これと飼育水側とを比較することで、飼育水のカリウム濃度がわかるという仕組みです。
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飼育水側のガラス管を乗せて
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ひとまず1本目、1ml入れるとこんな感じです。
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2本目、合計2ml入れるとこんな感じです。まだ十字がうっすら見えますね。
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3本目は、十字の見え方が標準側と同じになるよう、ちょっとずつ入れます。入れ終わったら注射器の黒いゴムの部分で読みます。今回は0.5mlなので、合計2.5mlほどガラス管に入れたことになります。
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表をもとに、ガラス管に入れた量から、カリウム濃度を割り出します。今回は2.5mlだったので、カリウム濃度は500mg/Lであることがわかります。なお、3ml入れた場合は当然ながら400mg/L、それ以上入れれば400mg/L以下の濃度となります。
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ZEOvitの適正濃度から外れている理由は、単にリーフカラーBを入れすぎたからです。ドーシングポンプで投入していましたが、添加サイクルが長いとチューブの中で固まってしまうのでそのままにしていたら… いまはリーフカラーBをRO水で薄めて使うようにしたので、固まることも無くなり、大幅に添加量を減らし適正濃度まで下がるのを待っている状態です。

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最後に
標準液と試薬は劣化を防ぐために冷蔵をお勧めします。

試薬測定全般にいえることですが、注射器の操作は正確に行う必要があります。出口付近にたまっている1滴のせいで結果が狂うこともあるので注意しましょう。また、注射器に入れた液体の量は、液面ではなく黒いゴムの位置が基準になります。
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水換えについて

2012-05-26
水換えについて書いておきます。

ZEOvitのマニュアルによると、
 生体量が少ない、または適量の場合は品質の良い人工海水で毎週5-6%水換します。
 生体量が多い水槽では、毎週10%水換えを推奨します。
とのことなので、それに従って毎週10%の水換えを行っています。水量が約300Lなので、30L換えればよいことになります。
ちなみに、最近日本でも取り扱われるようになったReefer's Best Premium Saltなら2 週間毎に5%の水換えで十分らしいです。

通常、水換えは蓄積される栄養塩を減らすことが第1の理由だと思いますが、ZEOvitではZEOstart等でバクテリアに処理させますので栄養塩はほとんど蓄積されません。ZEOvitで水換えする理由は、人工海水の元素バランスを整えるためとのことです。
(とはいえ、10%水換えしておけばOKというわけでは無く、消費の早いヨウ素や鉄については添加剤で補ったり、KH、カルシウムはリアクターで補う必要があります)

少量水換えは楽で良いです。大量に水換えする場合はこんな苦労があります。
・ためる容器が場所をとる
・温度あわせが大変(特に夏場は…)
・RO水をためるのに時間がかかる

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水換えのためにRO水を30Lほどためます。1時間半もあればたまります。この写真はちょっと入れすぎたので34Lぐらい入っていますが…
魚のトリートメントやライブロックのキュアリング、サンゴの一時待避を考えると、20Lぐらいの小さいバケツをたくさんそろえるよりも、大きめの35Lバケツを使う方がいいと感じています。
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こちらが人工海水の元のストックです。密閉容器に入っているので、水分で固まったりしません。
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すぐ取り出せるので便利ですが、ヨウ素等の揮発しやすい成分はもしかしたら飛んでしまっているかも…
人工海水の元はマリンテックのヴィーソルトを使用しています。高品質、とけやすい、ロット毎の当たり外れが少なくて良い塩です。バケツではなく袋に入っているのも移し返しやすくて良いです。
KHは9ぐらいと、ZEOvit推奨の6.5-7.5の範囲を外れていますが、10%水換えであればほとんど影響しません。
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スコップですくい、34L * 38g/L = 1,292g分を量ります。水槽の塩分濃度にあわせて多少加減します。
なお、このデジタルはかりは7kgまで量ることができますので、大量の人工海水を作るときでも1回で量ることができます。
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あとはバケツにざばーっと
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攪拌はこれで行います。コンパクトポンプ1000にホース、塩ビパイプをコの字型にしたものを組み合わせただけです。塩ビのところはたしかナチュラルさんのblogを参考にしたと思います。
キスゴムで固定する方式だと、外れて塩水をぶちまける可能性が高いですが、塩ビでコの字にしておけばそういった事故は防ぐことができます。
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ポンプの電源を入れてしばらくすると、塩が完全に溶けて透明になります。6時間ぐらいの攪拌で使ってしまいますが、本当は24時間ぐらい攪拌した方がいいみたいですね(?)
冬場は、水換えによる温度の変化をふせぐためにヒーターを入れておいた方が良いです。夏場は無くても何とかなります。以前、80Lぐらい水換えしていたときは水槽用クーラーを使って冷やしていましたが、ZEOvitになってからはその必要がなくなったので楽になりました。
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念のため塩分濃度チェック。34‰なので問題なし。
ちなみにこの塩分濃度計は2週間に1回ぐらいで校正が必要です。塩分濃度屈折計の方が校正頻度が少なくて安定している感じです。
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別のバケツに、水槽の掃除がてら水槽から30L吸い出します。
以前はサンプや水槽の排水バルブを操作して水を捨てていましたが、ちょうど30L捨てるのってとっても難しいので…
↓は、マゴタンクのコケを落としたりしながら吸い出した水槽の水です。
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バケツから水槽に給水します。コの字の先にエルボを取り付けます。こうすると水の勢いで砂が飛ぶのを防ぐことができます。
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水槽に入れているところ。
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給水が終わり、スキマーを動作させてサンプの水位がいつものところになったのを確認します。これで水換え完了です。
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最後にCoral Snowを入れてみます。
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Coral SnowにCoral VitalizerとAminoAcidHighConcentrateを入れて5分待ちます。ちなみにCoral Snowと組み合わせず、単品で使いすぎると水槽に茶色のスライムが発生します。
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Coral Snowを入れる前。もうすぐ消灯なのでかなりブルーが強くなっています。(Mazarraの夜明け、夕暮れモード)
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Coral Snowを入れると真っ白に。数時間たつと濁りも消えて、水槽の透明度が上がったことを確認できます。
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B!
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ハタゴがやばい…

2012-05-25
ハタゴイソギンチャクの元気が最近無いと思っていたら、昨日から急激に危険な状態になってきました。組織の一部がはがれてきています。あのもふもふぶりが見る影も無い状態です。
沖縄から購入後、わずか314日でこのような姿にさせてしまうとは…情けない限りです。
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原因ははっきりしていません。ハタゴにとってLEDの光があわないのか、または水質や添加剤があわないのか、水流がいやなのか…
アンモニアが急上昇しない限りは、照明の強さを落としてしばらく様子を見ます。



B!
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自動給水について

2012-05-24
足し水は、海水水槽を管理する中で楽したいことの1つだと思いますが、その自動化について書いておきます。

海水水槽では水分が蒸発したり、プロテインスキマーでオーバースキミングされたりするせいで、徐々に水位が下がって行きます。これにより、比重が上昇したり、プロテインスキマーの効率が落ちたりします。従って、定期的にカルキを抜いた水道水や、サンゴ水槽であればRO水で適正な水位に戻す必要があります。

毎日人の手で行うのは面倒なので、自動で水を足せるようにしようと考えるわけですが、いくつか考えておかなければならないことがあります。

□問題点
1. ROを自動で作る方法を考えないといけない
2. 機器が暴走したら、あふれたり、比重が極端に下がったりする事故を防がないといけない
3. サンプをメンテナンスするときに、給水されないようにしたい
等々

□対策
1. 電磁弁制御で、自動的にRO水をタンクにためるようにしています。http://mjneko.blog.fc2.com/blog-entry-14.htmlを見てください。
2. フロートスイッチの二重化と、デジタルタイマーで対策しています。ちょっとでも水位が下がったらすぐに給水するシステムは、故障時のリスクが高いので採用しません。
3. 給水ポンプをメインポンプあたりと連動させておけばOKです。(メインポンプがOFFなら、時間が来ても給水されないようになります)
事故があると悲惨なので、結構コストがかかっています。

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具体的には以下のような方法で自動給水しています。

まずベースとなるのは、LSSの水位コントロールセットIIです。
セット内容は以下の通りです。(マニュアルから抜粋)
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給水の仕組みはこんな感じです。(マニュアルから抜粋)
⑨がフロートスイッチなので、水位が下がると①のポンプの電源がONになり給水され、十分給水されるとポンプがOFFになります。
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自動給水タンクはこんな感じです。中に水位コントロールセットIIのポンプが入っています。緑のホースがサンプに繋がっています。
透明のホースは、RO水を入れすぎたときに排出するための物です。グリーンズの「隔壁塩ビホースジョイント 12mm用セット」と追加のパッキンで水が漏れ出ないようにしています。
22時になると、自動的にタンクにRO水がためられます。冬場は蒸発量が多いので、6時ぐらいにもう一度RO水をためるようにタイマー設定しています。
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サンプが汚いですが気にしないでください…
こちらがフロートスイッチで、二重化してあります。左が水位コントロールセットIIのもの、右がマメスイッチです。マメスイッチは高価ですが安全のために取り付けています。(以前ダブルサイフォン式オーバーフローをやっていたときに購入した物の流用だったりしますが)
取り付け装置はフランジ有り、無し両方対応で便利です。
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デジタルタイマーで、23時、6時、18時になると1分間だけ給水されます。写真のとおり結構な勢いで給水されますので、1分もあれば十分です。あまり長いと、給水タンクが空になっていた場合に、ポンプが異常発熱したり、フロートスイッチが故障したときに比重が極端に変化したりといった事故に繋がります。
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フロートスイッチは消耗品です。以前確認したところでは、水位コントロールセットIIもマメスイッチも、電話等で問い合わせればフロートスイッチのみ送ってもらうことが可能とのことです。
(↓少し書き直しました)
この方式で2.5年ぐらい使い続けています。フロートスイッチの故障は一度だけOFFにならない状態になりましたが、二重化とタイマーのおかげで無事でした。フロートスイッチ交換後、1.5年間ぐらいは故障も無く使えています。安全を考えると、フロートスイッチを定期的に交換した方がいいのかもしれません。



B!
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ZEOvit添加剤が届きました

2012-05-22
注文していたZEOvit添加剤がアメリカから届きました。送料が高いのでまとめ買いです。

12日(土曜日)にPremium Aquaticsへ注文を出し、現地の14日(月曜日)にUPSで発送、20日(日曜日)に届きました。UPSは土日も配達するようになったんでしょうか。以前は配達してくれなかった気がします。
Premium AquaticsはZEOvit添加剤の取り扱いが豊富で、在庫があれば発送が早いです。ただし在庫管理がいまいちというか、サイトを見ても在庫があるのかどうかわかりません。在庫無しの時は数週間待たされたりします…
(在庫管理はMarine Depotがしっかりしていますね)

包装は丁寧です。
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中身はこちら
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Coral Snow 500ml * 2 … 結構大量に使用するのでまとめ買い
Flatworm Stop 250ml * 1 … ヒラムシに困っているわけではありませんが、念のため。サンゴを丈夫にする効果があるらしいです。
ZEOstart 3 500ml * 1 … これだけあれば1年ぐらいもちそうです。ZEOstart 3を扱っている店は意外と少ないですね。いまでもZEOstart 2のままだったり。
Fish Immunstabil Fish 100ml * 1 … こんなにいらなかったのですが、100mlしか選択肢が無く。
ZEObak 10ml * 3 … 1本3ヶ月なので9ヶ月分です。
Bio-Mate 10ml * 1 … ついでに買ってみました。

添加剤が$360.11、送料が$105.13で合計$465.24でした。送料が痛い… なお、ゼオライトや活性炭はかなり大量に買わないと割が合わないので海外から取り寄せたりしません。

最近、イーストアフリカさんがZEOvit添加剤を安く売っているので、無理に大量の添加剤を海外に注文する必要は無くなってきているのかな、と思います。

これでストックは十分なので、1年ぐらいは買わなくてすみそうです。


B!
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RO/DI浄水器:クロノスレインについて

2012-05-21
ミドリイシ水槽に必須なRO/DI浄水器について紹介してみます。

RO/DI浄水器は様々なメーカーから発売されていますが、うちで使っているのはAQUA GEEKのクロノスレインです。日本で売られている一般的な水道用浄水器は10cm x 10cm程度だと思いますが、これは45cm x 45cmぐらいあります。ちなみに、台に直置きするとフィルタ交換する際にこの重い筐体を持ち上げながらレンチを回さなければならず大変なので、吊してあります。
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RO/DI浄水器って?という話をすると長いのでざっとまとめておくと…
・ミドリイシ水槽に要求される水質は硝酸塩やリン酸塩がほとんど無い状態ですが、水道水はこれらが含まれています(程度は地域や季節によります)
・さらには重金属や塩素まで含まれています。
・従って、水道水をベースに水換えや足し水したら水質が悪化してしまいます。
・それは困るので、これらの不純物が含まれない水=純水を作り出せるRO/DI浄水器が必須。
というわけです。
純水を生成する装置としてはかなり効率よく、クロノスレインは1日あたり最大で680L生成できます。
ちなみに蒸留でも純水を作ることができますが、1Lを蒸発させるだけでどれほどの時間と燃料が必要かを考えれば、RO/DI浄水器の効率の良さがわかると思います。

RO浄水器は海外でメジャーな存在のようで、かなり規格化されて互換性があります。海外で売られているパーツやフィルター類を買って自分で組み立てることもできると思います。ただし日本でセット売りされている浄水器も、無駄なパーツが無く、マニュアル付きで使いやすいですし、元の値段を考えても安く売られていると思います。


それでは、浄水器への水の流れと機能について説明します。

ここが水道からの分岐部分。洗濯機の水栓から分岐させました。青いのはタイマーなどで給水を制御するための電磁弁です。グリーンズで扱っている「水用電磁弁(2.5φ)青弁」にワンタッチ継手をねじ込んであります。
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クロノスレイン本体に説明をつけたのはこちら。番号は水の流れを表しています。
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①給水 … 水栓からここを通じて水が入ってきます。
②セディメントフィルター … 鉄サビ、藻等の不純物を取り除くフィルター。
③カーボンフィルター … 塩素を取り除くフィルター。
④加圧ポンプ … 水圧が低いと効率と純度が非常に悪くなりますので、ポンプで加圧します。水道の水圧は地域によりますので、右上についている水圧計で確認してください。
⑤ROメンブレン … Reverse Osmosis Membrane=逆浸透膜のことでこの浄水器のキモの部分です。高い圧力をかけることで不純物が多い水と不純物がほとんど無い水に分けることができます。フィルターでは無いので、かなり長持ちします。
⑥排水 … 不純物が多い水はここから出ていきます。不純物が多いといっても、②と③を通っているのでかなりきれいではあります。
⑥DIフィルター … DIはDe-Ionization=脱イオンのことで、イオン交換樹脂によって、ROメンブレンでも取り切れないイオンを取り除きます。
⑦RO水 … 上記を通った水が純水として出てきます。

それぞれの寿命はこんなところです。定期的に②、③を交換すると一番高価な⑤の寿命が延びます。また、最終的なROの純度を決める⑥の寿命が一番短いので、マメなチェックと交換が必要です。
 ②セディメントフィルター:30t~50t
 ③カーボンフィルター:30t~50t
 ⑤ROメンブレン:1年~3年
 ⑥DIフィルター:1t~3t


できあがった水の純度はTDSメーターで簡単に測定できます。TDSはTotal Dissolved Solids=総溶解固形物のことで、伝導率を元に測定しているようです。数値が高いほど不純物が多く、うちの水道では100ppm以上でした。冬に下がり、春から夏は上がる傾向があります。

DM-2というインラインTDSメーターを使用しています(ちなみに正規オプションはDM-1のはずです)。いちいち採水せずに測定できるので便利。

⑤ROメンブレンを通過した水の純度はこんなところです。加圧ポンプを使用していることもあって、うちでは通常10ppm以下です。
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⑥DIフィルターを通過した水の純度は0ppmになります。1ppm以上になるようなら、DIフィルターの寿命と判断しています。
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RO水の行き先について説明します。

行き先は電磁弁で制御しています。
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通常は自動給水タンクへ向かうようになっています。22時頃になると、タイマーがONになるとともに、水栓の電磁弁がON、加圧ポンプもON、自動給水タンクへの電磁弁もONになるのでルートが確立されます。
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水換え用に水をためるときは、こっちのダイヤルタイマーに、水栓の電磁弁と加圧ポンプの電源をつなぎ替えて使います。プレッシャータンクへ水をためるときも同じ感じです。時間が来れば勝手にOFFになります。
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自動給水タンクはこちら。給水しすぎても自動的に排水されます。
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水換え用のバケツはこちら。30Lためるのに1時間15分~30分ぐらいかかります。ためる時間は水温、ROメンブレンの使用期間、水圧で変化します。
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プレッシャータンクはこちら。水質検査後のビンの洗浄、活性炭のトリートメント、添加剤の希釈等、結構頻繁に使いますのでためておくと便利です。
飲料用に使うなら自己責任で…(アクアリウム用として売られていますので、飲料用に使える保証はありません)
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プレッシャータンク用の圧力計です。この数値を見るとだいたいの残量がわかります。
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プレッシャータンクに繋いでいるカーボンフィルタです。
グリーンズで購入した10インチハウジングに、活性炭フィルター10インチを入れてあります。飲料用(自己責任)に使うなら無味・無臭にするために必須だとおもいます。
この先はRO水用の蛇口に繋がっています。
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最後にクロノスレインのいいところをまとめておきます。
・純水生成が早い(680L/日)
・純水と排水比率調整が不要
・それぞれのフィルターが分かれているので寿命がそこそこ長い
・フィルターやROメンブレンの取扱店が多いため安い
・オプションがそれなりに充実(加圧ポンプ、インラインTDSモニター)

ちなみに、汎用品ばかりなので自己責任で改造するとこんなことができると思います。
・180GPDメンブレンを増設して、純水生成量を倍に
・排水を洗濯用に使う
・飲み水用にミネラル成分も足してみる
・UV殺菌もしてみる



B!
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水槽のシステムについて

2012-05-20
このblogにたどり着くような方の参考になるかはわかりませんが、今回はオーバーフロー水槽のシステムについて紹介してみたいと思います。

なおこの記事は古すぎるので、今のシステムが知りたい方はシステム紹介動画 Part1を見てください。

オーバーフロー水槽の概要図はこんな感じです。
20120520_001.jpg
オーバーフロー(あふれる、こぼれる)の意味どおり、下側のサンプにある水が水槽にくみ上げられ、あふれた水がサンプに戻る仕組みになっている水槽です。たくさん器具が必要なサンゴ水槽の場合、オーバーフロー水槽を選択すると良いと思います。

メリットはこんなところ。
・水量が多くなる
・器具をサンプ側におけるので水槽側がすっきりする
・酸素供給
・デトリタスやゴミを取り除きやすい
・水槽側の水位が一定にできる(サンプ側の水位が下がります)
デメリットはこんな感じ。
・高価
・サンプに落ちるときにうるさいので対策が必要
・水槽からの逆流等、ちゃんと考えておかないと水が(本当の意味で)あふれる

というわけで、実際の写真を見ていただきましょう。
概要図とおなじく、緑の線が給水オレンジの線が排水を表しています。


水槽側
120cm x 45cm x 45cmのアクリル水槽を使っています。背面はブラックアクリルなので、コケが目立ちません。

給水部分。LSSのSWA-3を使用しています。太い水流で端までちゃんと届きます。
ちなみにフラッシュで撮影するとサンゴの地の色が蛍光なのか茶色なのかはっきりしますね。
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コーナーボックスタイプです。スライドパネル式なので、外して掃除が可能です。スリットのおかげで油膜を取り除くことができます。
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コーナーボックスを上から見たところ。排水口にはフローフェンス50サイレンサーが乗っています。これが無いとすごい落水音がします。上のエアチューブはフィッシュレスキューポンプにつながっています。停電時は自動でエアレーションされます。また、ハタゴイソギンチャクが入っているマゴタンクへの給水用ポンプが入っています。
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サンプ側
90cm x 35cm x 35cmのアクリルサンプを使っています。透明度が高いのでどこにゴミがたまっているのか隅々までよく見えます。水槽からの水を受け止めるため、あと5cmぐらい高めに作ってもらえば良かったかなと思っています。

全体像はこんな感じ。サンプは4部屋に分かれています。
配線がひどすぎのため、撮影後に整理しました。
20120520_005.jpg

水槽とつながってる部分
蛇腹は柔軟な配管ができて非常に便利です。(耐久度がやや心配ですが…)
奥の水色の矢印はドレンソケット加工部分で、バルブを開くと水槽側の水をほぼすべて抜くことができます。水槽を動かすときや大量水替え時に素早く排水できます。
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排水管
マゴタンクの排水はここで合流します。
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排水管がキャビネットの外側にあるのは、中におくとプロテインスキマーのカップを外すときに邪魔になったためです。
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ウールボックス内
ゴミが多いときは、ファインマット2枚を敷いて取り除きます。マットが詰まったときでもあふれないように回避ルートがもうけられています。マットが無いときでも、泡切りのために有効です。
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水はプロテインスキマーの給水口の位置に落ちてきます。もともと強制濾過前提で設計したものをそのままベルリンにしたので置き方が変則的です。(一番右に水を落として、その左側にプロテインスキマーを置くのが水の流れから言えば普通だと思います)
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プロテインスキマーでゴミやタンパク質が除去されます。メッシュバッグには活性炭が入っています。プロテインスキマーの排水は活性炭に触れて左側に流れます。
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この仕切りで確実に泡切りされます。プロテインスキマーの泡は非常に細かいので泡切りには苦労します。(不十分な場合、メインポンプに吸い込まれて水槽側が泡だらけに…)
また、蒸発でサンプ全体の水位が下がっても、この仕切りのおかげでプロテインスキマーの水位が一定に保たれます。
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サンプ中央付近はZEOvitリアクターを置いています。45度エルボをつけておくと、リアクターの排水による泡を減少させることができます。
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最後の泡切りのための仕切り
水色のホースにつながっているコンパクトポンプ1000は、メインポンプが故障した場合の予備です。
20120520_014.jpg

最後の部屋にはチタンヒーターが2本(海外製の格安品)入っています。空炊き防止のため、サンプの水がほとんど抜けても、ここだけは水が残るようにしました。また、温度センサーも入っています。
上側のフロートスイッチは自動給水装置のセンサーです。自動給水装置については、後で記事にしようと思っています。
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こちらはあふれ防止の排水管です。水換え時に給水しすぎたり、水槽側から水が落ちすぎた場合は、あふれる前ぎりぎりでお風呂場へと排水されます。
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その他…サンプ水抜き用の配管はこちらです。
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電気配線はこんな感じ。
以前記事にしましたが、このダイヤルタイマーを回すとプロテインスキマーがOFFになり、時間がくれば自動でONになります。
ヒーターの制御はクーラーのコントローラが行っています。クーラーのコントローラが万が一暴走した場合にお湯にならないよう、2つのヒーターコントローラに繋がっています。
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水は室外に吸い出されます。水槽と室外は空気の混入を防ぐためホースでは無く塩ビ配管になっています。
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室外
室外にはマグネットポンプ、カルシウムリアクター、水槽用クーラー(写真無し)を設置しています。もちろん雨にあたらないよう覆い付きです。この後、水は水槽に戻ります。

サンソーの自吸式マグネットポンプ
正直、この距離を吸わせるのは無茶していると思っています。
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カルシウムリアクターです。マグネットポンプからの強制通水です。排水はマゴタンクに行っています。
CO2の添加は電磁弁とタイマーで制御を行っています。今の生体量だと、22時から添加開始、午前4時半に添加終了でKHは6.5ぐらいを保っています。毎週、HANNAアルカリ度チェッカーで測定し、ZEOvitの規定範囲内(6.5-7.5)を外れないように添加時間で微調整をしています。
中のメディアは、カリブシー カルシウムリアクター専用アラゴナイトメディアと、GroTechマグネシウムプロが入っています。
20120520_021.jpg

こんなところでしょうか。他に知りたいことがあればコメントをお願いします。


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生体追加:ミドリイシ三個体

2012-05-18
記事にできていませんでしたが、今月購入したサンゴです。どれもパステルカラーのきれいな個体ですが…
すぐに白化させてしまいそうで (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
他のサンゴはほとんど白化していないので今度こそ大丈夫    だと思いたい…


一つ目。照明がついていなくてもきれいなピンク色
20120518_010.jpg

上記のアップ。ポリプはややグリーンがかっている気がします
20120518_020.jpg

二つ目 パステルイエローの個体
20120518_030.jpg

三つ目 薄いパープルの個体
20120518_040.jpg

それにしても、見た目どおりになるように写真の色を補正するのが難しいです。カメラで撮っただけだと真っ青だし。
皆さんのPCや端末でちゃんと再現できているのか不安… 変な色で見えていたら教えてください。



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小ネタ:ダイヤルタイマーについて

2012-05-15
今回はダイヤルタイマーについてです。

ダイヤルタイマーっていうのはこんなもの↓です。
ZEOzymやコンプリートリーフケアプログラムのリーフエナジーは、添加後数時間プロテインスキマーを停止させると良いといった記載があります。
まぁ止めるのは良いとして、誰が再開するの?ってときにとても便利です。
20120515_010.jpg

このタイマーは一回だけ動作します。また時間が来たときに、電源を「OFF」にするのか「ON」にするのか選択できます。
「切」にプラグを挿した場合、ダイヤル回すと電源が「ON」、時間が来たときには「OFF」となります。
「入」にプラグを挿した場合、ダイヤル回すと電源が「OFF」、時間が来たときには「ON」となります。

このタイマーを利用してこんなことに使えます。(というか使っています)

・プロテインスキマーを一定時間止めて、自動的に再開

・RO水をバケツにためて、1時間ぐらいしたら自動的に給水を止める(電磁弁や加圧ポンプと連動させる)

・メンテナンス時にクーラー、ヒーターの再開忘れ防止(メンテナンス前にOFFにして、入れ忘れても勝手に再開)

・充電の自動停止 (自動で止めてくれない充電器に)

・照明の消し忘れ防止


ダイヤルの透明な部分をくるっと回すだけでタイマースタートになります。なかなか使い勝手が良く、お気に入りです。
ちなみに3時間用もあります。
20120515_020.jpg

なお、ON/OFFを繰り返し行いたい場合は、通常のプログラムタイマーを使ってください。



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活性炭のトリートメント

2012-05-14
blogネタはたまるものの、急がしくて記事にする時間がありません…

ZEOvitでおなじみの活性炭のトリートメント(リン酸抜き)について書いておきます。

こちらがKZ社の活性炭です。中身はペレット状になっています。一袋1000mL、約500g入っています。
マニュアルには水量1000Lあたり、0.5L~1Lの活性炭を使うように書いてあります。ただしLを測定するのは難しいので、重さを測ります。水槽の水量は280L(ライブロックや底砂を除く)なので、280mL分≒140g必要です。
20120514_010.jpg

コーヒーでよく使われるサーバーに140g分いれました。
20120514_020.jpg

そして、熱々のRO水を注ぎます。(水道水じゃないよ)
20120514_030.jpg

あとは24時間つければOKです。このふたがあると、中の水を捨てるのがとても楽になってお勧めです。
20120514_040.jpg

メッシュバッグにいれて、流れのあるところに設置します。
うちではプロテインスキマーの排水口付近においています。
20120514_050.jpg
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ところでマニュアルでは
・活性炭は30日毎に全量交換する。
・数日おきにもむ
と書いてありますが、本当に30日間ももつのかギモンです
活性炭を交換してから15日以上経過すると、サンプの水が徐々に黄色くなって行くような…

従って、今は1/4量を1週間毎に全量交換するようにしています。

なお、KZ社製の活性炭は高価なので、他メーカー(たとえばよく似たローワカーボン)でもOKだと思います。ただしリン酸が多量に含まれるものもあるようなので、気になる方は試薬で測定してみてください。



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小ネタ:アクア用の手袋について

2012-05-07
ZEOvit水槽日記と謳っておきながら、器具の話ばっかりですが


海水水槽に手を突っ込むとき、皆さんはどうしているでしょうか?素手ですか?

うちの水槽では、危険な生物がいっぱいなので素手だと躊躇します。ウミケムシに刺されたり、ハタゴイソギンチャクが手に張り付いたり、はたまたハナビラクマノミが噛みついてきたり… 昔はヒフキアイゴを飼っていたので、水槽に手を入れた瞬間、毒のあるトゲで頭突きされたりもしました。(刺された人はすぐに血液ごと毒を絞り出して、やけどしない程度のお湯につけてください。)

魚から人に感染する病気もありますし、そもそも手を入れるたびに塩水でダラダラになるのも面倒です。

なので、ホームセンターで買ったロング手袋をしばらく使っていました。でもこれ、数回使うだけで穴が開いて、ゴムパッチしてもやっぱり穴が開いてしまってかなり使い勝手の悪い代物でした。特にライブロックを移動したりすると簡単に穴が… あと、殺菌剤入り!とか書かれているとアクア用に使うには躊躇します。

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そんなわけで、長年求めていた良い手袋をついに海外で見つけました↓
CORALIFE AQUA GLOVES
20120507_010.jpg
いまだとMarine Depotで$16.99ぐらいみたいです。
色はひとまずおいといて、丈夫さはすばらしいです!
約半年使用していますが、穴なんて全く開きません。特に赤い部分は丈夫な塗装がされているようで、ライブロックをつかんでも傷もつきません。おそらくトゲトゲのヒフキアイゴでもつかめると思います。アクア用を謳っているのも良いですね。


最後に… 日本で売っている良い手袋を見つけたら、コメントで教えてください!



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フルHD 60p テスト動画

2012-05-03
ニコニコ動画にテスト動画をうpしましたので、Blog側にも貼っておきます。
魚たちに餌をあげている動画です。水槽を横から撮影してます。

フルHD、60フレーム、プログレッシブなので重いかと思ったのですが、意外といけるかも。
iPadとかでも問題なく再生ができました。

ニコニコ動画


動画から来られた方へ:
生体についてはこちらを見てください。



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