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ポケット海水濃度計 ATAGO PAL-生簀を購入しました

2019-02-16
2018年ぐらいに発売された、ポケット海水濃度計 ATAGO PAL-生簀を購入しました。
屈折計は覗くのが面倒、デジタルで簡単に測定できるものが欲しかったので購入しました。

ATAGOは様々な測定器でおなじみですね。以前から、手持ち屈折計のMASTER-S/Millα、デジタル屈折計のポケット海水濃度計 PAL-06Sを販売していましたが、割と最近「電気伝導度方式」のPAL-生簀が発売されました

屈折計だと2万円ぐらいはしますが、今回のPAL-生簀は1万円を切るので安いです。温度補正付きです。

こちらがケースです。ちいさい
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中身はこんな感じ
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スケルトンで防水付きです
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仕様はこんな感じ。測定精度は±2.0‰なのでズレは多少出ますね
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試しに測定した結果はこんな感じ。従来の屈折計は1‰単位でしたが、電気伝導度方式は0.1‰単位で測定できます
温度補正付きなので、液体をセンサーに入れたらしばらくそのままにして、温度が安定するのを待ってから測定する必要があります
使い終わったらセンサーを水洗いして拭き取って乾燥させます
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測定値が正しいか、マーフィードのマリンソルトテスタ専用校正液(30ppt)を測定してみました
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結果は30.2‰なのでほぼ正確そうです
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他の測定器と比較してみます。測定器は左からDEEP SIX、AIネット塩分濃度屈折計、シーウォーターリフレクトメーター、そしてPAL-生簀です。あとAPEXの塩分濃度センサーも参考にします
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なおDEEP SIXは新品です。使うの何年ぶりだろう
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校正液以外に、RO水にレッドシーソルトを溶かしたものも用意してみます
こちらはRO水 2000g
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レッドシーソルト76gほど
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そして溶かします
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測定結果はこんな感じです。水換えバケツは、いつも38g/L溶かしているところ、40g/L溶かしたので塩分濃度は高めのはずです
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さらにグラフにしてみます。クリックで拡大します
20190216_140.jpg

傾向的にはPAL-生簀だけがなだらかな感じですね
ひとまず傾向がわかっている方から見ていくと…

AIネット塩分濃度屈折計とシーウォーターリフレクトメーターの測定結果の傾向は同じ感じですね。
AIネット塩分濃度屈折計は海水ではなく塩分前提なので、海水を測定すると1.5‰ぐらいは高めに出ます。シーウォーターリフレクトメーターの測定結果と比べると1~1.5‰ぐらい差となっています。

シーウォーターリフレクトメーターは海水対応ですが、校正液とずれて低めに出ています。測定結果は正しいのかな…?

DEEP SIXは校正液の量が少ないので測定できていませんが、屈折計と傾向は近いです。フロート式は25℃基準だと思いますが、今回測定した水はいずれも20℃ぐらい、水槽は23℃ぐらいです。水温が低いと値は高めに出るはずです。

PAL-生簀は校正液とぴったり一致。マリンソルトテスタも伝導度方式なので傾向が近いのかも。他の方式と比較するとグラフがなだらかなので、塩分濃度が高い方は測定結果が低めに出る可能性が高そうです。

というわけで、PAL-生簀の測定結果の値をそのまま使うのではなく、低めを基準に調整した方が良さそうです。
普段はPAL-生簀を使って、1.5ヶ月毎のトリトン測定のナトリウム濃度を基準に微調整しようと思います。

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Parメーター SQ-520を買いました

2019-02-11
個人輸入でPARメーターのSQ-520: Full-Spectrum Smart Quantum Sensor (USB)を購入したので掲載しておきます
サンゴが光合成で使う光の強さをざっくり知ることができる測定器です
ミドリイシであれば水面で500μmol/m^2/s以上、サンゴのところで300μmol/m^2/sあれば大丈夫みたいです

■用語
PAR…光合成有効放射(Photosynthetically active radiation、PAR)
PPFD…400~700nmの光量子束密度を光合成光量子束密度(Photosynthetic photon flux density、PPFD) 単位はμmol/m^2/s

現在はKZ T5を使っていますが、スペクトラに変えようかと思っているのでそのときの調整に使うために購入しました

今まで照明の照度測定はAR813A、LX-1010Bを使っていました。安いですがこれでもガラスフタ位置の照度を測定して、高さ調整したり、蛍光灯の交換時期を確認したりできます
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今回購入したのはapogee instruments社のSQ-520です。パソコンに接続して使うタイプのParセンサーです
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何が良いかというと、こういったWandに固定して、
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水中のParを直接測定できることです。センサーは防水なので海水につけても大丈夫
従来のシステムLEDは直下が強いので、サンゴにあてる光が強すぎないか、これで直接測定できます
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Wandは結構長いので、うちの水槽でも底まで測定できますね
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SQ-520はFull-Spectrum対応です。画像はクリックで拡大できます
従来のParメーターは400nm付近の感度が低く、このためUV LEDの測定が正しくできていませんでしたが、こちらはちゃんと測定できます
最初はNeptune SystemsのParモジュール買おうかと思いましたが、センサーがどうも古いタイプだったのでエイジさんに相談してこっちを買いました
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Parメーターを使うときは、公式サイトからソフトウェアをダウンロードしてインストールします。Windows/Mac対応です
起動するとこんな感じで、リアルタイムにPPFDが測定されます
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Data Loggingボタンを押すと測定結果がグラフ化されます
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水中で使うときは、Immersion Settingsにチェックを入れてください。Parメータは屈折率の違いで、空気中と比べて水中は低く測定されますが、それを補正します
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今までみたいにガラス位置で照度測定できます
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そして水中も測定できます。サンゴのすぐそばで、サンゴが受けている光の強さを実際に測定できるのが良いですね
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というわけでサンゴの位置のPPFDを測定しました。奥のサンゴは文字が小さく色が薄く、手前ほど大きく濃くなるように書いてあります
クリックで拡大します
20190211_060.jpg

測定はガラスフタ無しで行ったので、実際の値は0.9掛けてください
T5の光はフラットなので、PPFDの分布もそれを表していますね
スタポのところはガラス面に近いところですが、ガラスの反射があるのでそれなりに強くなっています
ガラスの反射は侮れませんね

ちなみにサンゴの名前とPPFDの対応はこんな感じ
クリックで拡大します
20190211_070.jpg

というわけで、スペクトラ買ったらこの値を基準に照明位置や出力を調整する予定です
スペクトラもフラットな光を出せるので、照明直下よりも、二つの照明の間の方が強い特性があり、照明位置を変えたときの光の分布も考える必要がありそうです
あと、トゲサンゴとかショウガはもっと高い方が良かったりするので位置調整もした方が良いかも
今の位置だと光弱めで色が濃くなり過ぎる感じですね



B!
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