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RO/DI浄水器:クロノスレインについて

2012-05-21
ミドリイシ水槽に必須なRO/DI浄水器について紹介してみます。

RO/DI浄水器は様々なメーカーから発売されていますが、うちで使っているのはAQUA GEEKのクロノスレインです。日本で売られている一般的な水道用浄水器は10cm x 10cm程度だと思いますが、これは45cm x 45cmぐらいあります。ちなみに、台に直置きするとフィルタ交換する際にこの重い筐体を持ち上げながらレンチを回さなければならず大変なので、吊してあります。
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RO/DI浄水器って?という話をすると長いのでざっとまとめておくと…
・ミドリイシ水槽に要求される水質は硝酸塩やリン酸塩がほとんど無い状態ですが、水道水はこれらが含まれています(程度は地域や季節によります)
・さらには重金属や塩素まで含まれています。
・従って、水道水をベースに水換えや足し水したら水質が悪化してしまいます。
・それは困るので、これらの不純物が含まれない水=純水を作り出せるRO/DI浄水器が必須。
というわけです。
純水を生成する装置としてはかなり効率よく、クロノスレインは1日あたり最大で680L生成できます。
ちなみに蒸留でも純水を作ることができますが、1Lを蒸発させるだけでどれほどの時間と燃料が必要かを考えれば、RO/DI浄水器の効率の良さがわかると思います。

RO浄水器は海外でメジャーな存在のようで、かなり規格化されて互換性があります。海外で売られているパーツやフィルター類を買って自分で組み立てることもできると思います。ただし日本でセット売りされている浄水器も、無駄なパーツが無く、マニュアル付きで使いやすいですし、元の値段を考えても安く売られていると思います。


それでは、浄水器への水の流れと機能について説明します。

ここが水道からの分岐部分。洗濯機の水栓から分岐させました。青いのはタイマーなどで給水を制御するための電磁弁です。グリーンズで扱っている「水用電磁弁(2.5φ)青弁」にワンタッチ継手をねじ込んであります。
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クロノスレイン本体に説明をつけたのはこちら。番号は水の流れを表しています。
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①給水 … 水栓からここを通じて水が入ってきます。
②セディメントフィルター … 鉄サビ、藻等の不純物を取り除くフィルター。
③カーボンフィルター … 塩素を取り除くフィルター。
④加圧ポンプ … 水圧が低いと効率と純度が非常に悪くなりますので、ポンプで加圧します。水道の水圧は地域によりますので、右上についている水圧計で確認してください。
⑤ROメンブレン … Reverse Osmosis Membrane=逆浸透膜のことでこの浄水器のキモの部分です。高い圧力をかけることで不純物が多い水と不純物がほとんど無い水に分けることができます。フィルターでは無いので、かなり長持ちします。
⑥排水 … 不純物が多い水はここから出ていきます。不純物が多いといっても、②と③を通っているのでかなりきれいではあります。
⑥DIフィルター … DIはDe-Ionization=脱イオンのことで、イオン交換樹脂によって、ROメンブレンでも取り切れないイオンを取り除きます。
⑦RO水 … 上記を通った水が純水として出てきます。

それぞれの寿命はこんなところです。定期的に②、③を交換すると一番高価な⑤の寿命が延びます。また、最終的なROの純度を決める⑥の寿命が一番短いので、マメなチェックと交換が必要です。
 ②セディメントフィルター:30t~50t
 ③カーボンフィルター:30t~50t
 ⑤ROメンブレン:1年~3年
 ⑥DIフィルター:1t~3t


できあがった水の純度はTDSメーターで簡単に測定できます。TDSはTotal Dissolved Solids=総溶解固形物のことで、伝導率を元に測定しているようです。数値が高いほど不純物が多く、うちの水道では100ppm以上でした。冬に下がり、春から夏は上がる傾向があります。

DM-2というインラインTDSメーターを使用しています(ちなみに正規オプションはDM-1のはずです)。いちいち採水せずに測定できるので便利。

⑤ROメンブレンを通過した水の純度はこんなところです。加圧ポンプを使用していることもあって、うちでは通常10ppm以下です。
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⑥DIフィルターを通過した水の純度は0ppmになります。1ppm以上になるようなら、DIフィルターの寿命と判断しています。
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RO水の行き先について説明します。

行き先は電磁弁で制御しています。
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通常は自動給水タンクへ向かうようになっています。22時頃になると、タイマーがONになるとともに、水栓の電磁弁がON、加圧ポンプもON、自動給水タンクへの電磁弁もONになるのでルートが確立されます。
20120521_005.jpg

水換え用に水をためるときは、こっちのダイヤルタイマーに、水栓の電磁弁と加圧ポンプの電源をつなぎ替えて使います。プレッシャータンクへ水をためるときも同じ感じです。時間が来れば勝手にOFFになります。
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自動給水タンクはこちら。給水しすぎても自動的に排水されます。
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水換え用のバケツはこちら。30Lためるのに1時間15分~30分ぐらいかかります。ためる時間は水温、ROメンブレンの使用期間、水圧で変化します。
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プレッシャータンクはこちら。水質検査後のビンの洗浄、活性炭のトリートメント、添加剤の希釈等、結構頻繁に使いますのでためておくと便利です。
飲料用に使うなら自己責任で…(アクアリウム用として売られていますので、飲料用に使える保証はありません)
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プレッシャータンク用の圧力計です。この数値を見るとだいたいの残量がわかります。
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プレッシャータンクに繋いでいるカーボンフィルタです。
グリーンズで購入した10インチハウジングに、活性炭フィルター10インチを入れてあります。飲料用(自己責任)に使うなら無味・無臭にするために必須だとおもいます。
この先はRO水用の蛇口に繋がっています。
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最後にクロノスレインのいいところをまとめておきます。
・純水生成が早い(680L/日)
・純水と排水比率調整が不要
・それぞれのフィルターが分かれているので寿命がそこそこ長い
・フィルターやROメンブレンの取扱店が多いため安い
・オプションがそれなりに充実(加圧ポンプ、インラインTDSモニター)

ちなみに、汎用品ばかりなので自己責任で改造するとこんなことができると思います。
・180GPDメンブレンを増設して、純水生成量を倍に
・排水を洗濯用に使う
・飲み水用にミネラル成分も足してみる
・UV殺菌もしてみる

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