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ZEOvitのコツ?について

2014-12-20
とある方から、成功の秘訣みたいなものを教えて欲しいと言われたので書いてみます。うちの水槽が成功しているかというと、そんなこと無いと思いますが… ひとまずZEOvit水槽で長期飼育を目指しているので、重要視している部分をまとめてみます。

■基本的な考え方
1.ZEOvitシステムをやる以上、公式のマニュアルに従う
2.水質パラメータは極力あわせる
3.水槽の期限管理をしっかり行う
4.普段のメンテは楽して、なるべく水槽の様子を見ることに時間を使う
5.システムに合ったサンゴを選ぶ

■1.ZEOvitシステムをやる以上、公式のマニュアルに従う
サンゴ飼育は「これを厳密に実行すれば必ず成功する」というレベルのマニュアルが無いのが問題かなと思っています。機材や添加剤や運用が相互に影響しあって、同じ環境を再現するのが難しく、なかなか長期間維持できる人が少ない印象です。(私も1年おきにリセットしてるし…)
私はZEOvitのマニュアルがそれに一番近いのではないかと仮定して、基本的には本家の出している情報を遵守するようにしています。いまのところ、それでなんとか維持できています。

ZEOvitのマニュアルを元に添加剤や運用を整理したときの記事はこちらです。
ZEOvit添加剤みなおし中
ZEOvitシステム運用見直し
ZEOvit添加剤変更開始

添加剤は種類が多いのでどう使えば良いのかわかりにくいですが、これも本家のPDFをベースに、同じぐらいの種類と量で行うようにしています。本家の添加剤で必要な物はそろっているので、他のメーカーの添加剤を入れる必要は無いかなと思っています。
添加スケジュール
※表にないZEOstart3、K-Balance、ZEOspur Macroelements、Strontium Complexはドーシングポンプで自動的に添加しています

なお、添加量は本来サンゴの量や調子によって変化するはずなので目安です。本家のサンゴ密度だとぴったりのかもしれません。水槽立ち上げ直後は添加量を減らして、密度にあわせて徐々に増やすと良いと思います。
※今使っている機材のうち、スキマーはバブルキングなので、水量に対して強力すぎる物になっています。多少の添加しすぎはスキマーで回収されると思いますので、実は添加しすぎでしたなんてこともあるかもですが…

なお、リセット前の2013年の運用ではサンゴは確かにパステルになるのですが、栄養が不足しすぎていてそのまま白化したり、環境の変化で白化しやすくなるリスクが高いと感じています。
リセット後の色の変化(2013-06-09)
現状の運用の方がより安全です。

■2.水質パラメータは極力あわせる
2週間に1回は水質測定して、硝酸塩、リン酸塩、Ca、Mg、KH、K+、塩分濃度を測定しています。
硝酸塩は、硝酸塩プロテストキットで検出できないレベルを、リン酸塩はHANNA HI736 Phosphorus Ultra Low Range Checkerで表示上は2~3(0.006ppm~0.009ppm)以下を維持すると良いです。基本的にこれらの値で問題出ることはありませんが、もし検出されたら魚への餌の量とZEOStart3で調整になると思います。
Ca、Mg、KHはカルシウムリアクターで調整です。MgはMgメディアで、KHは電磁弁でCO2の添加時間を変えて調整しています。K+はK-Balanceの添加量で調整です。ただしMgをメディアの量だけで調整するのは難しいのかなと考えています。液体添加剤で調整しようかとも思っています。

■3.水槽の期限管理をしっかり行う
Excelで期限管理しているので、定期的なメンテナンスもちゃんと行っています。
水槽の管理について

リアクター類のメンテナンス、定期的な蛍光灯の交換等々、マメなメンテナンスは重要です。水流ポンプのコケ取りは流量がかなり低下していたりするので特に重要です。

■4.普段のメンテは楽して、なるべく水槽の様子を見ることに時間を使う
海外の機材…とくにApexで楽に、安全に運用できるようになりました。
http://mjneko.blog.fc2.com/blog-entry-107.html
機材のON、OFFし忘れなんて起きないので、操作ミスで水温低下、水質悪化みたいなことは起こりにくくなっています。
RO水の生成から蒸発した水の補充は自動化したので、日々の管理は楽になっています。(リアクターしゃかしゃか、添加剤と魚の餌でだいたい7分ぐらいで終わります)

機材で楽した分、水槽の様子をじっくり観察することに時間が使えるようになります。サンゴの変化はゆっくりなので、写真などで定期的に記録して変化を見ていくのも良いと思います。(このBlogでもそのような記事を書いています。1~2ヶ月ぐらいで比べていくと変化に驚きます。)

■5.システムに合ったサンゴを選ぶ
水槽システムの制約上、どうやってもあわないサンゴはいますので、システムに適したサンゴを選ぶのがまず必要かと思います。過去のサンゴの色変化を記録してあるので、このあたりは何となくわかるようになってきました。

サンゴの茶色い部分の色が抜けたときに、本当に綺麗に見えるのか?を考えてると良いかなと思います。スゲミドリイシやヤスリミドリイシ等、茶色い部分がないと色が全部無くなってしまうのでは?と思えるサンゴは買わない方が無難かなと思います。(成長点だけ色が残って綺麗に見えるケースもありますが、それもなくなるとただの色が薄いサンゴができあがるので…)

本家のyoutube動画を見て、色合いの良さそうな気に入ったサンゴの種類を選ぶと良いかと思います。色が薄すぎるサンゴは買わずに、蛍光色の強い物を選ぶと良さそうです。深場は怖いので手を出していません。LPSは去年死なせてしまうことが多かったので手を出していませんが、他の方の水槽を見ると意外と飼えるようです。

産地としては、ZEOvitはもともとインドネシア産のサンゴを綺麗に育てることを目的に作られたそうなので、相性としては一番よいかと思います。

赤いクシハダミドリイシとの相性は良さそうです。

ハイマツ系(グリーン、レッド)は維持できますが、いまいち色が良くならない印象です。成長点も出て、活着もするので調子は
良いのですが。

トゲ、ショウガはピンク系がZEOvit + T5の得意とするところかと思います。

パープル、グリーン系のウスエダは綺麗な色合いになることが多いです。

ユビ系は今実験中ですがそんなに悪くないかなと思います。本家で綺麗な色になっているのであれを目指しています。

スゲミドリイシは成長点以外の色が飛ぶ傾向にあります。成長点の色を死守するには添加剤が必要なのかなと思います。

トサカ系のソフトコーラルとの相性は良さそうです。今のところ元気に成長しています。

■その他
ZEOvitのマニュアルに書いていないことですが何となくこれも重要なのかなと思うところも書いておきます。

①魚への給餌
 魚にあげた餌はその後糞として排出されますが、それがサンゴの良い餌になると感じています。
2012年の水槽は魚に餌をたくさんあげていたので異常なほど濃く色揚がりしていました。パステルにしつつ、色合いはしっかり残すために魚への給餌は重要な要素かなと思います。栄養塩が出るほどあげるのはダメですが…
サンゴの色の変化、成長等(2012-11-04)
ただしこの頃はリーフカラーも使っていたのでその影響も0ではないと思います。
ドーシングポンプについて(2012-06-12)

糞の質を考えると、植物質の餌が良いのかなと思って、メガバイトグリーンをメインに週5日はあげています。あとはSURE Rを週に2回ですね。いずれもスプーン2杯/日ぐらいが目安です。少しあげすぎかなと思いますが…

②底砂の掃除
 結構デトリタスたまるのでやっておいた方が良さそうです。

③長期飼育のための添加剤
 パステル化で抵抗力の下がったサンゴを長期間維持するためにCoral Booster + Flatworm Stopが重要に思います。

④サンゴを直接さわらない&なるべく手を入れない
 手に付いたバクテリアの量とZEOvitシステムもBPシステムであることを考えると、サンゴを直接さわったりなるべくしない方が良いのかなと思います。おまじないかもしれませんが。手袋はこちらで載せています。
 メンテナンス用品まとめ

■やらないようにしていること
うまくいかなかったりで諦めて制約をかけていることをまとめてみます。全ての生体がうまくいく水槽はないので、ある程度の割り切りが必要かと思います。

①白点病にかかりやすい魚、サンゴを食べる魚は入れない
 チョウチョウウオ、小型ヤッコ、フグ系は買わないようにしています。うまく飼えている人がうらやましい!
②深場、陰日性のサンゴは入れない
 うまく飼っている方もいらっしゃいますが…
③他のシステムの添加剤、バクテリア剤を使わない
 どう影響するかわからないので使いません。
④殺菌灯、オゾン、オキシドールを水槽で使わない
 トリートメントに使うのは良いと思いますが。
⑤ライブサンドを使わない
 マニュアルでも禁止されています。
⑥石油の暖房器具を使わない
 pHが大きく下がるらしいので。
⑦スプレー系の殺虫剤を使わない
 エビをはじめ、悪影響があるようです。

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サンゴを飼育する上で、ショップ方のアドバイスがありがたいです。
AQUA LOVERSの鈴木さん、Coral-labの大塚さん、ナチュラルさんに聞けばZEOvitをはじめサンゴ飼育については間違いないかなと思います。システムにあったお勧めのサンゴも教えてくれますよ。
なお、サンゴ飼育での基本的なことはAQUA LOVERSの鈴木さんが動画で語られていますので参考になると思います。
LssTV

ZEOvit関連
LssTV57
LssTV58
LssTV59

ベルリンシステム関連
LssTV62
LssTV63
LssTV64

AQUA LOVERSさんもCoral-labさんも、長期在庫しているサンゴはどんどん綺麗になっていくので、入荷当時と比べるとびびります。

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ここに書いてあることはあくまで現時点での考えなので、今後の経験で変わった部分があればまたまとめていきたいと思います。

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B!
ZEOvit | コメント:(4) | トラックバック:(0)
コメント:
詳細な情報ありがとうございます
こちらでは初めまして
ZEObit飼育への具体的なポイントが明記されていて
初心者にはありがたい記事でした
毎日不安になりながら飼育していますが、今回の記事で
幾つか疑問点も解消できてホッとしています(^^;
魚への給餌がサンゴへ良い餌になっているという考察はとても
興味深い内容で、自分の水槽でも実践してみたいと思いました^^
greenさん
おはようございます。
このblogは私の日記帳なので自分の考えを整理するために記録としていろいろ書いています。参考になることがあれば好きに拾っていってください。

魚への餌やりで栄養塩が出ると本末転倒な感じなので、意識してたくさんあげる必要は無いと思います。魚無しで無給餌状態だと、サンゴの色が薄くなりすぎるので、魚と餌がほどほどあると良いかなぐらいの感覚で。
No title
前の水槽好きだったけどなw

確かに魚(給餌)が少ないとサンゴが栄養不足気味になる感じはありますね。
ZEOでも魚入れろって言ってますしね。

ウチも魚いっぱいいた時の方がサンゴが健康的な感じでした。
どにゃさんへ
こんばんは。
以前のはZEOvitというよりも、調子のよいベルリンシステムのような色合いでしたからね。
色は嫌いではなかったのですが、シアノバクテリアなどまで出てきて無理のある運用だったと思います。

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