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トリトンラボの測定結果がでました

2015-02-23
トリトンラボの水質測定サービスを使ってみましたので結果を載せておきます。
測定サービスは
 ・ICP-OES(33種類の微量元素が正確に調べられる)
 ・HPLC(塩素 フッ素 硝酸塩)
があります。今回はICP-OESを選択しました。HPLCの方は長期飼育を行っている水槽向きとのことでした。

現在はトライアル的にサービスを実施中です。詳しくはCoral-labさんの記事をみてください。
トリトンラボのサイトで自分のアカウントを作成し、タンクデータの登録を行うと水槽IDが発行されます。ショップで測定キットを購入して、水槽IDとともに測定したい水を国内で取りまとめて週に1度ぐらいのペースでドイツに送付し、高価な測定機で測定、その後サイトに測定結果が掲載されるという流れになっています。
正式なサービス開始は春頃?のようですが、いくつかのショップでは水を送るためのキットが届いていると思いますので、多少英語がわかれば今からでも申し込みは出来るのではと思います。

測定する水は以下の3つを同時に申し込みました。これでKZ Saltの秘密、10%水換えした場合の水質変動がわかるはずです。
1. KZ Salt…水換え用の水です。RO/DI水に38g/LのKZ Saltを溶かした物です。
2.水換え前のZEOvit水槽水
3.水換え後 3時間ほど経過してからのZEOvit水槽水
20150223_005.jpg

サイトに掲載された情報を元に、Excelで比べた物はこちらです。1枚目。クリックで拡大します。
設定値に対して差があり、やや問題があると判断されたものは黄色問題があると判断されたものはで表示されていました。
20150223_010.jpg

2枚目。クリックで拡大します。
20150223_020.jpg

では、エリア毎に見ていきましょう。

Unwanted heavy metals
重金属なので入っていないことが望ましいとなっているようです。
KZ Saltはスズ(Sn)が検出されています。KZ的には入っていてOKと判断しているのかも?
アルミニウム(Al)について、KZ Saltにはほとんど入っていないのに、水槽には含まれています。おそらくゼオライトのせい?だとしたら減らせないかも。経過観察ですね。
20150223_030.jpg

Macro-Elements
・カルシウム(Ca)について、設定値は440mg/Lとなっているのに対して水槽は約410mg/Lなので赤くなっています。ZEOvitマニュアルでは400-410ppmと定義しているんだけど… KZ Saltも約440mg/Lであることを考えると、もう少しあげておいた方が良いのかもしれません。(海水でmg/Lとppmって同じ考えで良いんですかね。純水とは比重が違うけど…)
・マグネシウム(Mg)は以前試薬で測定したら少なすぎるということが判ってマグネシウムメディアを入れたりしましたが、今は問題ない濃度になっているようです。良かった。
・臭素(Br)はKZ Saltの時点で多めに入っているようです。消費量の関係から多めになってきているかも。
・ストロンチウム(Sr)はドーシングポンプで添加していますが、やや低めになっています。もう少し増やしても良さそうです。ストロンチウムは試薬で測定するのが面倒なうえに微量過ぎるので、このあたり手軽に測定できるのは良いですね。
・銅(Cu)が水換え前に検出されているのは、ZEOspur2を入れたせいかも。
20150223_040.jpg

Li-Group
モリブデン(Mo)が多いですね。でもKZ Saltよりも水換え前が低いのでちゃんと消費されているようです。
20150223_050.jpg

I-Group
バナジウム(V)、亜鉛(Zn)、マンガン(Mn)がKZ Saltに多めに入っていますが、水槽で消費されるようで水換え後は概ね適正値になっています。このあたり、KZ Saltは2週間に5%水換えを実現するために濃く入っているのかもしれませんね。
ヨウ素(I)は少なめです。添加剤を毎日入れているんですけどね。
20150223_060.jpg

Fe-Group
鉄(Fe)は設定値が0μg/lになっていますが、本当に無い方が良いのでしょうかね…添加剤も入れていますが、消費されているのか水槽も0ですね。
20150223_070.jpg

Ba-Group
バリウム(Ba)もモリブデン(Mo)と同じような傾向で、KZ Saltよりも水換え前が低いのでちゃんと消費されているようです。
20150223_080.jpg

Si-Group
Nutrient-Group

リン(P)、リン酸塩(PO4)いずれも、水換え前が適正値なので魚や給餌の量はちょうど良いようです。水換え後に0になっているのはなんでだろ… そこまで一気に下がるのかは謎です。
20150223_090.jpg

というわけで、KZ SaltはKZ本家が作っているだけあって、ZEOvitの5%水換えにあわせてあるようなパラメータになっているようです。
ZEOvit水槽立ち上げ時には海水バランスの良い塩で立ち上げて、水換えはKZ Saltにすると良いのかもしれません。

というか、KZ本社の水槽のパラメータがどうなっているか測定して知りたいですね。KZ本社もこういった微量元素濃度を厳密に測定することはやっているんじゃないかなと思います。(そうじゃないと添加剤の設計やその後の変化がどうなっているか把握するのに困るはずなので)
バランスの良い塩については、他の方が人工海水の測定結果を公開してくれることを期待して待ちたいと思います。おそらくヴィーソルトあたりかなとおもっていますが。

数ヶ月したらまた測定に出して、どう変化しているのか確認したいと思います。あと、同じ水を測定して、測定毎のブレがないかも確かめたいです。

昔はこんな微量過ぎる元素を正確に簡単に測定できるサービスは無かったので、良い時代になりました。たまに測定するのは安心を買う意味でやっておいた方がよいですね。でもこういった実験込みだと結構お金が…

なお、測定で使用した水はボトルに保存してあります。使用している試薬の精度が変わっていないか確認するために使おうと思います。(試薬は開封してからどんどん劣化していくものなので… できれば冷蔵庫に入れておいた方が良いです)

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B!
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