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スペクトラSP200、VitalWave UVA370購入

2019-04-07
2012年からずっとT5を使ってきましたが、良いシステムLEDが発売されたのでLEDに戻ります
T5は球代が年間4万円、それに加えて電気代も高め。T5交換時期なのでLED照明を買いました
(T5は機材の初期コストが安いのと、光が均一なのが良いところです)

なお照明変更はかなりのリスクがありますので、Parメーターを活用して同じ光の強さになるように調整します
人間の目で水槽照明の明るさを調整するのは困難なので、少なくとも安いLuxメーターは買って置いた方が良いですね

■照明の経緯
2011年にZEOvitシステムを開始したときは、発売されたばかりのMaxspect Mazarra、Vital WaveとLeDioを使っていました。Mazarraは無線コントロールとかできて多機能でしたが、黄色素子が主張しすぎだったり、素子が離れていたのでマルチカラーシャドーがでたりといまいちでした
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ZEOvitなら本家と同じくT5!というわけで、2012年にATI T5 Sunpowerを使い始めました。54W x 8灯バージョンです
3波長蛍光灯なのでスペクトルはいまいちですが、リフレクターと安定器の関係で照度が強化されていたのでかなり高めでした
KR93SPはこの頃発売されていましたが、価格的に買えませんでしたね…
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2016年にATI T5が故障。KZ T5を譲っていただきました!
こちらはファンレスで当然静か。ただしリフレクターには塩が付いていたりしたのでちょっと照度低めでした
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これを最近まで使っていました
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そして今回購入したのがこちらのスペクトラSP200です。7年ぶりにLEDに戻ってきました
KR93SPは2011年~2012年に発売されましたが、その後継機種になります
開発者のエイジさんが色々苦労されて何度も設計をし直し、ついに2018年12月に発売されました(2016年末には雑誌に発売の広告が出ていましたが…色々苦労されていましたね)
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■開封
というわけで到着したスペクトラを開封していきます
冬は外気と室内の温度差で基板が結露することがあるので、照明も温度あわせが推奨されていますw
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ファームウェアアップデート用に長めのUSBケーブルが付属しています
WindowsとMacからアップデートできます
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裏側です。KR93SP、XPと似た素子配置っぽくみえますが、レンズでは無くリフレクターになったのが大きな違いです
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ちなみにこちらがKR93SP
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リフレクターのアップ
いままでのLEDはレンズで集光されるので直下の照度がやたらと高くなってサンゴが強光障害で白化なんてことがありましたが、リフレクターでビーム角80°の範囲で光を均一に無駄なく分散できるようになりました
(素子をそのまま光らせたら180°に分散して無駄になってしまうので、それを80°に集光しつつ均一に拡散させる仕組みが大変)
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付属品は左側に水槽のふちに取り付けるマウンタ、中央上がACアダプタ、下がワイヤーです
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ワイヤーは2又になっているので、照明を斜めに調整したりといったことができます
また濡れた手で触っても錆びにくいようにカバーがされています
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ワイヤー調整用にレンチもついてきます
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■動作チェック
温度あわせも終わったので、動作確認していきます
なお照明を床にべたっとつけたまま出力最大とかやってはいけないとのこと。照明の出力は強力なので、それが反射されて壊れるみたいです
ちゃんと壁に立てかけるか、吊して確認しましょう
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ファームウェアを確認してみると公式サポートサイトにあるものよりも新しいみたい
なのでこのままで
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動作させてみましたが良い感じです
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Androidアプリはまだ出ていないので、古いiPadから設定してみます
Bluetooth接続の他、Wifiからでも接続できます
複数台のスペクトラを連動・同期させることができます
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海中の太陽光スペクトルを再現するため、素子は波長の短い方からUV、Violet、DeepBlue、Blue、Cyan、DeepRed。あと白素子として8000Kと4000Kで構成されています。今回、演色のためDeepRedが追加されました
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ちなみにこちらがKR93SP。DeepRedが構成にありません
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■ロールスクリーンの効果
全景です
T5は面発光なので水面が動いても波紋ができませんが、LEDは点光源なので波紋ができてキラキラします
色の混ざりが非常に良く、マルチカラーシャドーは見られません
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ロールスクリーンを下ろしたところ
スペクトラはあまりまぶしく感じませんが、サブ水槽のHydraがまぶしいのであると良いかな
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Hydraがまぶしいのは高さのせい。直下が強いので高くしないと光が均一になりません
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■水中のPar測定
水中のParを測定してみます。測定はこのために購入したSQ-520です
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アプリからExpartモードで出力設定しています。見た目がT5に近く、照度も近い設定になっています
素子は3W駆動です。なお1W駆動、2W駆動、3W駆動に設定でき、出力を全体的に低くしたり高くしたりできます
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1日の設定はこんな感じです。昼夜逆転設定なので、21時から点灯し始めて、9時に消灯です
日中は1%出力にしていますが、月光シミュレーション設定してるので0.03%出力になります
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Parを比較してみます。ひとまずこちらがKZ T5時点です。クリックで拡大します
数値の色は奥行きを表していて、オレンジ色が奥、赤が中央、濃い赤が手前です
T5は光が均一に拡散するので、中心部が高く、端は低め、ただしガラス面と底砂で反射するので、ガラスに近いところは高く、またサンゴの裏側にも光があたるのが特徴です
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こちらがスペクトラの測定結果です
スペクトラのリフレクターで光が均一に分散し、T5とかなり近い特性になっています
スペクトラ直下のParはむしろ低い(240ぐらい)のが今までのLEDにない特徴です
二つの照明の光が重なる中央付近の方がParが高くなっている(408ぐらい)のがわかります
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■ガラス面の照度測定
ガラス位置でLuxメーターを使って確認してみます
目印にガラスにマスキングテープを貼っています
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こちらがT5の照度分布です
全部測定したわけでは無く、マスキングテープ位置の行と中央の縦だけ測定して、それ以外は線形補間しています
中央右下の赤いところはスポットLEDがあるので高くなっていますね
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こちらがスペクトラの照度分布です。が、照明との距離が近いのでいまいちわかりにくいかも
ガラス面の値だと高いように見えますが、これが80°で水中まで綺麗に広がってそれぞれ60cm角カバーできます
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消費電力はT5が8灯で513Wなのに対して、スペクトラは2台で300Wぐらいなので省エネになりました
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■照明配置
スペクトラ購入前に検討していた照明の配置です
スペクトラは470mm x 200mmで、長方形の形状なのに光は60cm角をカバーする面白い特性です
水槽サイズは1400mm x 650mmなので、2灯だと20cm不足です
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ちょっと角度つけてみても意味が無い…
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離してみるのもありかもですが、右のコーナーボックスに光をたくさんあてても意味が無い…
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3灯が理想ですがコストが高くなってしまいますね
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というわけで最終形は、スペクトラは左に寄せ、右端はスポットLEDでカバーすることに
右端にいるのはトサカなのでミドリイシよりも低照度で十分です
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■照明の冷却
スペクトラ2灯の出力を高めで使うので、照明の温度は高くなります
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こちらがファンカバー
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カバーを外して掃除ができるようになっています
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スペクトラのファンも改良ポイントで、従来は高い音でしたが今回は低めになっています
また、照明の温度が高いときだけファンが回転し、低くなると自動的に止まるようになっています
なので本当は3灯で出力抑え気味にした方が静かです(でもコストが…)

というわけで、少しでも冷却の助けになるようにKZ T5にも使っていたパソコン用のファンを設置しました
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結束バンドで輪を作って引っかけるだけです
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別角度から。これがあるとスペクトラだけでは無く、スポットLEDもまとめて冷却ができるので良いですね
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■設置後のサンゴの様子
T5からLEDに変更すると出力の違いやスペクトルの違いでサンゴへのダメージが懸念されましたが、特にそのようなサンゴは見られませんでした
Luxメーター&Parメータを買って同じぐらいになるように調整した効果がありました

唯一、T5の頃から白化していたサンゴが…
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以前から気になっていましたがやはり白化を止められず、2つに分けることになりました
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■VitalWave UVA370
ところでスペクトラの構成するスペクトルにも無い波長…370nm付近を補うためにこちらも買いました
スポットLEDですが、Android、iPad、iPhoneからBluetooth経由で調光とタイマー設定ができます
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370nmの波長はメタハラに含まれていましたが、それを出せるLEDはしばらく販売されず、2017年についに販売開始されました
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わずか5Wと思うかもしれませんが、一つの素子の出力としてはかなり高いです。また、UVAは目にほとんど見えない(でもこれはかなりの出力)ので肉眼で見るのはとても危険です。そういう意味でもロールスクリーン買って良かった
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点灯テストです
ひとまずこちらが無し状態
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左だけ点灯させるとこんな感じ。光そのものはほとんど見えなくても、海水の微粒子への反射やサンゴが発光するのでどこまで照射範囲なのかわかりやすいですね
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右だけ点灯させるとこんな感じ。レンズは70°、離して点灯しているのでそれなりに広いところカバーしています
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両方点灯するとこんな感じです
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グリーンのミドリイシとスターポリプが良い反応しますね
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というわけでこれからはLEDのみで行ってみます。水質改善が終わったら、スパスラータとか飼ってみたいですね
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なおスペクトラに決める際に検討したLEDはこんな感じです

1.京セラLED
 スポットLED型で、素子それぞれがフルスペクトルを出せるようになっています。スーパークール代替として開発されたそうです。うちの水槽だと6~8灯ぐらいは用意が必要で、本体価格が高くなってしまうので諦めました。

2.KR93SP/XP
 中古でいくつか出てきましたね。お金が無かったので無理でした。

3.Grassy Core Reef
 こちらもリフレクターを使った照明。価格も安いのですが暗いみたい。LPSとかにはベストかもしれませんが、うちの水槽だと4灯は必要そうなので止めました。

4.Hydra 52 HD
 サブ水槽で使っているHydra 26 HDの高出力版です。ファンも静かで出力は高いのですがマルチカラーシャドーが出るのと、直下が強い特性があるので止めました。

5.Radion G4 Pro
 こちらもサンゴ飼育に実績ありますが、直下が強くなりやすいです。ディフューザーを使うと色の混ざりは良くなります。ファンも音が大きいので止めました。

6.スペクトラSP200
 光の拡散のされ方がT5に近く、T5から切り替えるならやはりこれがベストっぽい感じです。KR93SP-18Sと比べると、消費電力は倍(出力アップ)になったのに価格は変わらずなので、消費電力あたりの本体価格は半額になりました。このおかげでうちの水槽でも2灯あれば十分になりました

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