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Apex導入の流れ~初期設定編2~

2013-03-10
前回の記事 Apex導入の流れ~初期設定編1~からかなり時間が経ってしまいましたが、続きを書いていきたいと思います。

Apex導入までの流れ
ちなみに水槽への設置はNo.13からです。それまではPCの側で作業を行ってください。

■買う前に
No.0 Apex系のブログ及びマニュアルを読みあさる
No.1 Apexでやりたいことを決める
No.2 水槽で使っている機材を整理して、Energy Barが何本あれば足りるのかを検討する
No.3 Energy Barのどこにどの機材を繋げるのか整理する
No.4 Apex本体、Probe、モジュールを買う
■届いたら
No.5 動作確認
No.6 有線LAN接続&ファームウェア更新
■初期設定
No.7 無線LAN接続(必要があれば)
No.8 外部接続設定(ルータの設定変更、ダイナミックDNSの導入)
No.9 Clock、Misc設定
No.10 最低限のOutlet設定
No.11 最低限のプログラミング
No.12 Probeセットアップ、キャリブレーション
■移行
No.13 Apexの設置、機材のつなぎ替え
No.14 動作確認
■より便利に
No.15 プログラミング
No.16 iPad/Androidからの参照確認
No.17 Reeftronicsへの登録
No.18 メール送信設定
No.19 Dashboard設定
No.20 I/O Breakout Box設定
No.21 Tunze Pump設定
-----

前回の記事では、上記のNo.6~8まで完了しています。

今回の記事はこの範囲を説明します。
No.9 Clock、Misc設定
No.10 最低限のOutlet設定
No.11 最低限のプログラミング




No.9 Clock、Misc設定

ApexのWeb画面から、「Configuration」 - 「Clock setup」を選択してください。ここではApex内の時計に関する設定を行います。
20130310_510.jpg
□Auto Clock Set…インターネットで時刻を合わせる設定。Enabledがお勧めです。
□Daylight Savings Time…サマータイム(夏時間)を考慮する設定。日本で使うならDisabledです。Enabledにすると、3月第2日曜日に時刻が1時間早くなり、11月第1日曜日に元に戻る動作になります。
□Time zone…GMT+?、UTC+?の?部分を設定します。日本で使うなら9を設定します。
上記を入力したらボタンを押下してください。

ApexのWeb画面から、「Configuration」 - 「Misc setup」を選択してください。ここではApexのその他に関する設定を行います。
20130310_520.jpg

□Alarm sound、Warning sound…警告音を選択します。まぁ好きな物を選んでください。デフォルトのままでも困らないと思います。
□Datalog interval…状態を記録する周期を分単位で設定します。デフォルトは10分ですが、荒いので私は2分にしてあります。
□Feed interval…各Feedモードの継続時間を分単位で指定します。
ApexにはFeedモード(給餌モード)があり、餌をあげるためにポンプを止めたり、メンテナンスのために器具を止めたりでき、時間が来ると自動復帰させることができます。クーラーを止めたは良いけど、復帰し忘れて水槽崩壊なんていうありがちなミスを防止できます。

モードはA~Dまでありますので、たとえばこんな感じでそれぞれ目的を決めて時間を設定します。
モード継続時間(分)目的停止する機材
A15魚やサンゴへの給餌メインポンプ、スキマー、クーラー、ヒーター、水流ポンプ
B15スキマーのメンテナンススキマー
C120短期間の機材メンテナンスメインポンプ、スキマー、クーラー、ヒーター、水流ポンプ
D360長期間の機材メンテナンスメインポンプ、スキマー、クーラー、ヒーター、水流ポンプ

Apexの良いところは、Feedモードから抜けたときに、各機材の復帰時間を個々に調整できることです。たとえば先にメインポンプを動作させ、水槽の水位が回復したところで水流ポンプを復帰、最後にスキマーを復帰といったことが可能です。
メインポンプとスキマーを同時に復帰したら、サンプ水位が高い状態なのでオーバースキムしてしまうこともあるでしょう。メインポンプと水流ポンプを同時復帰したら、水流ポンプが空回りしたり照明に向けて水が跳ねる事になりかねませんが、それを防ぎます。
□Power monitor enable…Apex Base UnitをACアダプタで繋いでいる場合にEnabledにします。通常はそんなことしないのでDisabledです。
□Power log reset…ApexはApex Base Unitが脳死した時刻を記録していますが、それをリセットします。チェックつけなくて良いです。
□Reboot system after update…チェックをつけてボタンを押下するとApexが再起動されます。設定を大きく変えたらやっておいた方が良いです。
□Initialize memory…設定を初期化します。ファームウェアを更新したらこれをやっておいた方が良いのかもしれません?
上記を入力したらボタンを押下してください。


No.10 最低限のOutlet設定

ここではOutletに対して最低限の設定をします。でもOutletって何でしょう? 以下はApexの仕組みを構造的に示した図です。これは私の脳内イメージで、正式なものではありませんので間違っていたらごめんなさい。
20130310_530.jpg
Apexはコンピュータです。制御はApex Base Unitで行っています。Apex Base Unitを中心に見ると、左側が時刻や各種Probeとなり、制御のための水槽の情報が入ってきます。
右側は出力(Outlet)です。Energy Barに繋いだ照明やスキマーひとつひとつがApexにOutletとして認識されます。また、アラームとかメールとか、実体が存在しないものについてもOutletとして定義します。
中央がApex Base Unitです。Apex ProgramはOutlet毎に定義できます。プログラムには例えば、
(入力のTemp Probeで測定した)水温が25.5度を超えたら、ONにする
といったことをOutletのクーラーに対して設定しておけばその通りに制御されます。
なお、ProfileはVortech PumpやTunze Pump等、単純なON/OFFで制御できない物に対して設定します。ここではまだ使わないので説明しません。

以下は入力と出力になる物と、モジュールとの関連をもう少し詳しく定義した図です。図をクリックで拡大します。
それぞれのモジュールがどこの位置づけなのかわかりやすいかと思います。なお、Tunze Pump制御のVDMはApex最上機種の場合内蔵されていますので買う必要はありませんので注意してください。
20130310_540.jpg

Apexに繋ぐ予定だったモジュール達(Energy BarやProbe Module)をApexへ認識させるため、全て繋いでください。

ApexのWeb画面から、「Configuration」 - 「Outlet setup」を選択してください。
20130310_560.jpg

Apexが認識したOutletがドロップダウンリストで選択できます。ここでは各Outletの名前が変更されていますが、認識直後は「3_1」等のわかりにくい名前になっています。これを人間が見てわかりやすい名前に変更していきます。
20130310_550.jpg

Energy Barのそれぞれの差し込み口は、番号が付けられています。また、4番と8番はON/OFF切り替えがリレー式で、大電流を必要とする照明、クーラー、ヒーター用となっています。(4番と8番が10Aまで、それ以外は5Aまでとなっています)
20130310_570.jpg

上記を把握した上で、Energy Barのどこに、どの機材を挿すのか整理してApex上の名前を決定します。
設置場所電源系統EBNo接続機材Apex上の名前
水槽Energy Bar#13_1サンプ照明SumpLight
3_2自動給水電磁弁ROSvalve
3_3水流ポンプ電源タップTunzeOATAP
3_4水槽照明(ATI T5)Sunpower
3_5ZEOリアクターポンプZEOReactor
3_6スキマーポンプ(BKDC200)Skimmer
3_7WavySea、ドーシングポンプetc
3_8メインポンプ(DC-10000)MainPump
電源タップ---
Tunze1
Tunze2
Vortech1
Vortech2
物入れEnergy Bar#24_1CO2電磁弁CO2SValve
4_2入れ物入れ内照明DoorLight
4_3etc2
4_4クーラーChiller
4_5VortechバッテリーCharger
4_6ドーシングポンプ他電源タップDPOATAP
4_7CRポンプCRPump
4_8ヒーターHeater
電源タップ-無線USB-
無線LANルータ
ドーシングポンプACアダプタ
ドーシングポンプACアダプタ
ドーシングポンプACアダプタ
エアポンプ1
ヒーター1
エアポンプ2
ヒーター2


後はそれぞれのOutletについて、Outlet nameに上記で決めた名前を入力して変更していきます。
20130310_560.jpg


No.11 最低限のプログラミング

では、お待ちかねのプログラミングをしていきます。といっても今の段階では、水槽の電源タップとApexを入れ替えて最低限の動作をすればOKなので、設定も最低限だけします。なのでとても簡単です。
ApexのWeb画面から、「Configuration」 - 「Outlet setup」を選択してください。Energy Barに繋がっているOutletをそれぞれ設定していきます。

実は、プログラムを書かなくても「Control type」で機材の種類を選ぶとテンプレートに従った設定ができます。typeにはLight、Pump、Heater、Chiller、pH Control、ORP Controlが選択でき、それぞれの種類に従った設定ができます。
20130310_580.jpg

でも設定項目が多すぎるのでAdvancedを選んで直接プログラムを入力することにしましょうw
20130310_590.jpg

今回は水槽照明 Sunpower を選んでいますので、最低限の設定としては

Fallback OFF
Set OFF
If Time 22:00 to 08:00 Then ON


で十分です。

意味はこんなところです。簡易言語なので特段難しいところは無いと思います。
Fallback OFF … Apex Base Unitが脳死したら電源をOFFにする
Set OFF … 通常は電源をOFFにする
If Time 22:00 to 08:00 Then ON … 22時から8時までは電源をONにする


動作する時間帯を例えば8時から18時にしたい場合は
If Time 08:00 to 18:00 Then ON
に書き換えてください。

-----
メインポンプやスキマーは常に電源ONにするので、こんな感じです。
Fallback ON
Set ON


-----
クーラーやヒーターは、既存のコントーローラをそのままつなぎ替えるだけにするので、常に電源ONとします。(Apexにいきなり水温コントロールをさせるのは危険なので)
Fallback ON
Set ON


-----
ZEOリアクターは3時間毎の間欠運転を設定します。
Fallback ON
Set OFF
If Time 22:00 to 01:00 Then ON
If Time 04:00 to 07:00 Then ON
If Time 10:00 to 13:00 Then ON
If Time 16:00 to 19:00 Then ON


-----
とりあえずOFFにしておきたい機材はこんな設定にします。
Fallback OFF
Set OFF


-----
終わったらApexを再起動してください。

では次回からいよいよ設置していきます。



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B!
★Neptune Apex★ | コメント:(4) | トラックバック:(0)
コメント:
No title
やっとポート解放ができたので、すごくタイムリーな記事でした。
ありがとうございます。
またもや、参考にさせていただきますね~。
とっち先生とmjneko先生の記事なしでは私のApexは稼働しませんでした。
今後とも、情報提供お願いいたします。
neoさんへ
おはようございます。
Apex導入で一番難しいのはプログラムを作ることよりも、ポート開放とメール設定だと思います。外部から見えないと意味ないので最初にポート開放記事かいてますw
まぁでも、環境はおのおの違うし…この通りやればできるという手順をつくれないのでエッセンスだけを書くぐらいしかできませんw

Apex記事を書くのはすごく時間がかかるので次回がいつになるかはわかりませんがw、継続して書いていきたいと思います。
No title
mjnekoさん、こんばんは。とっちです。
ついに初期設定編2の公開ですね!
概念図がすごく分かりやすいです。
Feed機能はまだ使っていませんでした。
最近までDisplay Moduleが不調で、あと各Outletに設定するのが面倒で・・・。
でもnekoさんの記事を拝読してすごく便利だってことが分かりました。
さっそく使ってみたいと思います。
とっちさんへ
おはようございます。
概念図はI/O Breakout BOXのところが間違ってますw 後で見直すと結構ミスが見つかるものですね

Feed機能は地味に便利です。メンテナンス中はアラームやメール飛ばしを止めるのにも使えますよ。ただしキャンセルを押すと、復帰時のインターバルが無視される仕様なのがいまいちかもしれませんw

Display Moduleもですか。ロットの違いなのか、結構初期不良にあたっているような…

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