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クロノスレインのメンブレン検討

2023-12-03
前回の記事、クロノスレインのDIフィルター検討とDI二重化でメンブレンがもうすぐ3年で寿命なので交換しました

今回用意したのはクロノスレイン純正の180GPDメンブレンと、Amazonで3,299円で購入した150GPDのメンブレンです
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純正の方は215g
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150GPDの方は225g 今回は実験ってことでこちらを使って行きます
3,299円なら毎年交換しても問題ないぐらい安いし…
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ひとまずメンブレン交換前のTDSは5でした。リン酸塩も13bbp程検出されていて、まあ寿命ですね
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メンブレン交換のために、電磁弁を開けて水抜き(あと水質測定用に採水)
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メンブレンのハウジングは、配管を外して取り出します
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水抜きして
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レンチで回す時に、いつもどっち回せばいいのかが分からなくなる
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レンチでケースを固定したときに、下の筒を矢印の方向に回せばOKです
セディメント、カーボン、DIも同じ
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ハウジング外したところ
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ウォーターポンププライヤーで引き抜きます
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ケース内は割と汚れているので、濯いだ方が良いです
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150GPDの方をさし込んで
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レンチで回して
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元のように固定
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メンブレン交換したら、初期通水をします。最初はTDS高めの水がでるので1時間程度やります
水漏れチェックも兼ねてます
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初期通水し始めたときはTDSが5から4ぐらい
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1時間続けるとTDSが2に下がりました これでOKです
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リン酸塩を測定してみると、DI通す前で0ppbでした
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あと、水換え用に40L溜めたときの時間比較は以下の通り
10/28 180GPD 0:01~1:45
11/4  180GPD 0:01~1:48
11/11 180GPD 0:01~1:57
11/18 180GPD 0:01~2:07
11/25 150GPD 0:01~1:47
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11/18は2時間7分、150GPDに変えたら速くはなったのは寿命間近で詰まっていたからかなと思います

というわけで、安いメンブレンで無事稼働し始めました
これだけ安ければ毎年交換しても良いですね。その方がDIフィルターの寿命も延びるでしょうし、色々良さそうな気がします
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水用電磁弁を予防交換

2023-11-26
Greensさんで購入した水用電磁弁を13年ぐらい使っていて、そろそろ故障する可能性があるので予防交換しました。なお水用電磁弁については、RO/DI浄水器をダイヤルタイマーで自動停止を見てください

この電磁弁は通電するとオープンするタイプですが、Xでみなさんからコメントいただいたところ15年で常にオープンになるという故障が発生したそうです。

クロノスレインの配管をまとめるとこんな感じになっています(クリックで拡大します)。現在使用している電磁弁は4つです
①活性炭とROの前…水道からの水を止水
②水溜バケツ前…自動水溜用
③サンプ前…自動給水用
④プラケース等にスポットで溜める用
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電磁弁の制御はAPEXのプログラムで行っており、それぞれ一つ壊れただけなら耐えられるような仕組みにしていますが、同時に買ったものは同時に壊れる可能性があるので交換します

こちらが13年使用した電磁弁です。表面の錆はともかく、中のゴム製弁がどれぐらい劣化してるかは外から見て分からないですね
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今回もGreensさんで購入
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水の通る向きが矢印で示されてます
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ここにはネジ径NPTF 1/4ハーフユニオンを使います
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あとAC100Vに挿すためにプラグも取り付ける必要有りです
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ハーフユニオンは二つ用意
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念のためねじ込んでみます
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今回もシールテープは使わずに、ヘルメチックF-119を使います
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ハーフユニオン側に塗って
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電磁弁に取付
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手で回すの限界あるので、ウォーターポンププライヤーで回します
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通常は最後まで入るはず
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4つとも取り付けて、硬化するまで12時間以上待ちます
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あとプラグも取付
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ドライバーがあれば簡単に取り付けられます
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線の先をねじって巻き付けて締めるだけ
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線を引っ張って抜けないことを確認してください
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一つ完成
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コンセントにさし込んでみて、カチッと電磁弁が開く音がすればOKです
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4つとも取り付けました
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電磁弁を交換していきます
まずは水道の蛇口を
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閉めます
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それからバルブを開けてある程度水抜き
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あとは交換するだけです
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防水用に自己融着テープを買っておきました
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水がかかりそうなところは巻いておきます
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交換が終わったら水道を開けて
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電磁弁を開いてそれぞれが正常に動作するか確認します
電磁弁のハーフユニオンから水漏れしたら最悪なので、数時間おきに水漏れしていないかチェックしました
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と言うわけで、電磁弁の交換が無事終わりました。古い方はそれぞれまだ動いてるので、予備として保管はしておきます。
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B!
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クロノスレインのDIフィルター検討とDI二重化

2023-11-23
クロノスレインのDIフィルターが飽和して、水槽のコケが酷くなってきたので交換しようとしたところ、最近の為替の影響もあってか結構高価になってきていることに気付き、代替手段を色々やってみたので掲載しておきます

なお純正のDIフィルターは、購入価格の記録を見ると
2011年 2790円
2014年 3518円
2016年 4032円
2019年 4370円
2022年 5012円
2023年 6450円
といった感じでなかなかのお値段になってきています

■他社のDIフィルターを試してみる

こちらが今のクロノスレイン。自動給水等々のために結構オプションがついてます
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購入したのは、PURELITY DIフィルター 3520円
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重さを測定すると782gでした
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クロノスレインのDIハウジングを外して
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標準フィルターの方だと763gなので、メディアの量としては変わらないぐらいかと思います
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PURELITY DIフィルターに交換
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レンチで締めました
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なお長年クロノスレインを使用していますが、レンチの角が取れてきたのでこちらをAmazonで購入
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PURELITY DIフィルター前、後のRO/DI水を測定してみたところ、リン酸塩が取り切れていませんね…
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RO/DI水は栄養塩ゼロにしておきたいので、次の対策を考えてみます

■DIフィルターを二重化してみる

DIフィルターの後に追加でDIフィルターを取り付けて、これで栄養塩ゼロにします
一つ目のDIフィルターが飽和したことに気付くのって意外と難しく、以下が気付くポイントになりますが①~③は面倒なので④で気付くことが多いです…
①時間経過(前回フィルター交換してから6ヶ月経過したとか)
②TDSの上昇
③リン酸塩や硝酸塩を測定してみる
④水槽にコケが増えてきた

DIフィルターを二重化しておけば、DIフィルターが飽和しても水槽がコケだらけになる前に…ざっくり7ヶ月目ぐらいで十分飽和したタイミングで念のため③を測定してみて、栄養塩が検出されたらフィルター交換するってことができます。

Greensさんで、10インチハウジングを購入しました
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中身はこちら
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あと説明書
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フタのところにどちら側がINかがちゃんと書いてあります
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フタの裏 右から入って、フィルターを通って中央から水が抜ける感じですね
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ハウジングにはハーフユニオンを取り付ける必要がありますが、ネジの規格としては
上:PT
下:NPTF
があります
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サイトの説明だとNPTFってあったんですが、とりあえずねじ込んでみたら入りきらない
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手持ちのPTの方なら入りますね
念のためGreensさんに確認したところ、サイトの記載誤りで、最近調達したハウジングはPTだったことが判明
まあ両方使うことあり得るので、どちらも多めに買って持ってた方が良いですね
(なおGreensさんからは返品対応、返金対応、代替ハーフユニオン送るといったご提案をいただきましたが、NPTFの方は予備として保管するのでこちらから断っています)
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設置していきます

ハーフユニオンは必ずシール材が必要ですが、シールテープ巻くのが苦手なので、ヘルメチックF-119を使います
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シリコン系のシール剤で、硬化まで8時間以上かかりますが水漏れとかのミス無くできるのが良いところ
とりあえず塗り
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こちらにも塗りましたが多すぎたのでやはり片方だけで良い模様(説明書には両方塗るとは書いてない)
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ねじ込んではみ出た分は拭き取ります
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手で回すのは限界あるので、ウォーターポンププライヤーで締めます
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両方とも取り付けて、今は冬なので12時間以上待ちます
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なお内側へのはみ出しは無い模様
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2つめのDIのメディアは、こちらのイオン交換樹脂を使ってみます。
陽イオンと陰イオンの両方が取れる、ミックスタイプ。重さは2122gなので、DIフィルター3回分ぐらいはありますので安い
サンエイ化学 純水用 イオン交換樹脂 3L×1袋 MB-5 純水洗車 車 洗車用 アクアリウム 観賞魚 純水器 純水機 3000円
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あと、メディアハウジングはこちら。中国から届きますがなるべく到着日が近いものを選ぶと良いと思います
10インチの再利用可能な空の透明なカートリッジ水フィルターハウジングさまざまなメディア詰め替え可能
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上から見るとこんな感じ
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下はこんな感じ
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下は外すことができますが、外す必要は無いです
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上の方を引っ張ると抜けるので、
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スポンジを外して…
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メディアを中に入れます ろうととかあると楽かも
なおメディアは乾燥させないように注意してください。切った袋は後で輪ゴムで縛りました
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隙間無く詰めます
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フタをしてハウジングに入れたところ
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レンチでしっかり締めます
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クロノスレインの配管を分岐して、1/4インチハードチューブで接続。分岐するのはDI1後の水質測定のためです
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とりあえず長めの配管で設置
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下の方はこんな感じ
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試運転して、水漏れが無いことを確認し、リン酸塩で効果を測定します
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DI1後のリン酸塩は3ppbほど
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DI2後のリン酸塩は0ppbになりました
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-----

というわけで、今後は安いDIメディアを使って行こうと思います。3L 3000円なので、1回1000円なら激安です
あと2個目のメディアハウジングも購入済みなので、DI1に入れているPURELITY DIフィルターが飽和したらメディアハウジングと交換します。DIフィルターは交換するだけなので手軽ですが、メディアハウジングごと捨ててるのがやはりもったいない感じですね…

なお、そもそもDI前のリン酸塩が多すぎることも問題で… ROメンブレンを使い続けてそろそろ3年で、メンブレンの寿命かなと思いますので、メンブレンの交換もやります

B!
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シアノバクテリア対策2023

2023-11-04
そういえば記事にし忘れていましたが、今年もシアノバクテリア対策したので記録しておきます
前回、2020年に対策した時の記事は シアノバクテリア対策 です

■はじめに

シアノバクテリアは生体に特に影響は無さそうですが、べっとりとしたものがライブロックや海藻についたりして美観的に微妙なので対策します。シアノバクテリア対策に使うのは、いつものとりこちらのレッドスライムリムーバーで、サンゴに影響を与えずに、シアノバクテリアを撲滅できます
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こちらがメイン水槽についたシアノバクテリア
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ズームにするとこんな感じでライブロックにくっついています。スポイトで吹き飛ばすことができますが、数日するとまた復活したりします
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PERCO水槽の方はこんな状態で、ライブロックだけでは無く海藻やケヤリにまで付いてます
こちらは水槽用クーラーを導入していないため水温高く、その影響でシアノバクテリアも増えやすいと思われます(6月頃の写真)
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■7/3 レッドスライムリムーバー1回目

と言うわけで、手持ちのレッドスライムリムーバーを使って行きます

まずは飼育水を1000mLとりまして
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マグネチックスターラーで撹拌開始
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レッドスライムリムーバーは付属スプーン1杯で60L分です。厳密には、15 gallons分なので、56.78L分です
水量は130Lぐらいなので、2.2杯分杯分使います
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溶けるまでちょっとかかります
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溶け残りが無いことを確認
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PERCO水槽用に少し取っておきます
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PERCO水槽のフィルターがあると阻害されるかもしれないので
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念のためPERCO水槽のフィルターを外して、
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投入
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水が少し黄色くなります
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メイン水槽側に戻ってきて投入
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投入するときは生体に当てない方が良いです。できればサンプに入れた方が良いですね
この水槽はスキマーがありませんが、スキマー付いてるならオーバースキムする可能性あるのでOFFにしたほうが良いです
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7/6時点のライブロックの様子
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少し減ったかな…?
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■7/6 レッドスライムリムーバー2回目

もう少し必要そうなので、スプーン1.6杯分を投入(残り全部)
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7/7時点で明らかに減少して行ってます
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7/8時点で更に減少
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■7/17 レッドスライムリムーバー3回目

レッドスライムリムーバーが届いたので追加投入。これでとどめです
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生体には特に影響を与えず、シアノバクテリアがいなくなりました
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PERCO水槽の方も綺麗になりました
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というわけで、全滅させるまでに3回投入が必要でしたが、シアノバクテリアいなくなりました。一度いなくなれば少なくとも半年は見なくて良くなります

B!
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ブラインシュリンプ孵化について

2023-09-18
入荷したばかりのヒバシヨウジウオ(多分ペア)を、日海センターさんで購入しました。餌付けのために行った、ブラインシュリンプ孵化の仕方についてまとめておきます

■生体導入

こちらがヒバシヨウジウオ 左側はかなり小さいので、エサ切れが心配…
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いつものようにトリートメントはします。空気が体内に入ると問題があるので、エアレーションは極弱くしてます
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全体はこんな感じ。下に敷いてるのは養生毛布です
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エサ食べない状態が続くの心配なので、5日程度で切り上げて水槽へ
バケツ水換えの時に冷凍コペポーダを与えていましたが、食べてるかというと…微妙な反応でした
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このまま隔離ボックスで餌付けを行っていきます
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■孵化に必要なもの

ブラインシュリンプ孵化に必要なのは
・ペットボトル、プラの水筒などの容器
・エアポンプ、エアストーン、エアチューブ
・ブラインシュリンプエッグ
・濾し器(S字フック、スポイト付き)
です

今回、Amazonでニチドウ ブラインシュリンプ 20gと、Clscea ブラインシュリンプ 濾し器(80,200 Mesh 2種セット) ブラインシュリンプ 分離網 を購入しました。濾し器は、網の目が孵化したブラインシュリンプは通すけど、殻は通らないっていう絶妙な大きさになっています。孵化したブラインシュリンプをいれて、水道水を流すだけで分離ができます
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とりあえず手元にあったペットボトルを使ってみます
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フタに下穴きりで穴開けします 空気が抜けるために2箇所程度開けてます
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エアチューブを通して、エアストーンを取り付けるだけ…と思ったんですが、ペットボトルだとエアストーン大きすぎて通らず
エアストーン無しだと泡が大きすぎて、卵の撹拌としては微妙です
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しょうがないので、百円ショップで水筒を買ってきました
エアストーンがあると卵が滞留せず、綺麗に循環します
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※ちなみにエアポンプ使わず、マグネチックスターラーでの撹拌を試してみたのですが、殻の表面が削れてうまく孵化しなかったので、お勧めできません。エアポンプ結構うるさいので、静かに撹拌してくれるマグネチックスターラーならと思ったんですが…残念

■孵化~殻の分離について

飼育水を半分、残りは水道水を入れて、ブラインシュリンプエッグをスプーン1杯程度入れるとこんな感じ
後はエアポンプ動かして、室温が28℃ぐらいある玄関でそのままエアレーションします
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24時間経過したら、分離網に流し込んで上から水道水をかけるだけです。シャワーで行うのが理想ですが、普通の蛇口でも分離はできます
従来の孵化方法だと、ブラインシュリンプを光で誘導したりしていましたが、この方法は水かけるだけなので非常に簡単ですね
※24時間を過ぎて、ブラインシュリンプが大きくなってくると分離できなくなるので注意
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孵化したブラインシュリンプ(左)と、ブラインシュリンプの卵の殻(と未孵化の卵)(右)に簡単に分離出来ます
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スポイトで吸い出したところ。元気に泳ぎ回っています
ちなみに水道水をかけてもブラインシュリンプは死んだりしないようです
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使い終わった分離網は洗って乾燥させておきます
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といった感じで、孵化したブラインシュリンプをヒバシヨウジウオに与えてたら、数日して無事食べるようになりました
慣れてくると冷凍ホワイトシュリンプも食べてくれるようになってくると思います
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十分慣れたら後は水槽に放てばOKです。ヨウジウオは既にいる生体と喧嘩することほぼ無いと思います
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■ブラインシュリンプの冷凍保存について

活ブラインシュリンプじゃなくても食べるようになったら…
毎日ブラインシュリンプを孵化させるのは面倒なので、まとめて孵化させて冷凍したいなと思うようになり、これを買いました

BISHOKU ブライン シュリンプ 冷凍容器 10個セット
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いつものようにブラインシュリンプを孵化させますが、スプーン2杯入れてますので濃いめ
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分離して、飼育水を少し入れたところ いつもよりも濃いです
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あとはスポイトで冷凍容器に入れて行きます
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向きを揃えて、輪ゴムで巻いて
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冷蔵庫の冷凍庫にいれて冷凍するだけです
向きを揃えるのは… 逆にするとフタが凍り付いて、フタを開けるときに小型のパッキンが取れちゃうからです
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使うときは、冷凍容器のフタを開けて飼育水にドボンし、溶けたら与えるだけです
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-----
といった感じです
今までブラインシュリンプの分離が面倒でやっていませんでしたが、簡単に分離ができる分離網をみつけることができて本当に良かったです。今回はヨウジウオの餌付けに使いましたが、他の海水魚の餌付けにも良いと思いますのでやってみてください

なおブラインシュリンプ孵化させるには28℃程度必要です
夏は28℃にするの比較的簡単ですが、冬なら湯煎方式でヒーター使って容器の外から温めたりとかが必要になると思います

B!
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カフェ・ド・ロゼさんに行ってきました!(2023/7/17)

2023-07-22
ゆっくり解説 サンゴ水槽 システム紹介動画 Part4でも紹介させていただいた、東京都の練馬区にある炭火焙煎珈琲と特選紅茶のお店 「カフェ・ド・ロゼ」 さんに行ってきました。最寄り駅は練馬駅と野方駅になります。

過去の記事はこちら 1回目 2回目 4回目

ひとまずまとめた動画はこちらです。サンゴも魚も凄く綺麗です!


前回は2017年なので、6年ぶりになります
何度か行こうと思っていましたが、仕事が忙しくなりそうこうしていたらコロナが…お店も休業されていましたが、営業再開されたとのことなので久々に伺いしました
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事前に臨時休業しがちであることはオーナーから伺っていましたので、予約していきました
行きたい日に営業を予定しているか、事前に確認した方が良いそうです
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なお今回は真夏でとても暑いのと子供いるので…駅から歩くのを諦めて車で行きました。有料駐車場がすぐ近くにあります。

入ってすぐに
1800水槽横からの眺めがいきなり出てくるのが良いんですよね
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水槽全景こちら それぞれのサンゴが綺麗でヤバい…
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ちょっと斜めから撮影 クリックで拡大します
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左側には三角形のサイド水槽もあります
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この大きいサンゴは10年越えとのこと 成長点も良い色しています
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被覆系コモンかなと思いますが良い色です
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ピンテールフェアリーラス
カフェ・ド・ロゼさんではペアのピンテールフェアリーラスがいましたが、2020年、お店のブレーカーが気付かずうちに落ち、魚が酸欠で全滅する事故が… サンゴは概ね無事で、魚を復活させるべくちょっとずつ集めているそうです
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ホンケヤリ
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イナズマヤッコ
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最近入荷あまり無いインドニシキ
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後ろから。ちなみにもっと小さいサイズのインドニシキも入っていました
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スダレチョウかな。他にシチセンチョウも入っていました
雑食性のチョウチョウウオはカーリーを見つけ次第食べてくれるので、サンゴ水槽には割とお勧めだったりします
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水槽をゆっくり眺めながら、ご主人の話を伺いました

三角水槽の照明
ちょっとずつKESSILに変えているってるとのこと
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メイン水槽側は今となってはレアなメタハラ… 交換球も最後かもとのこと
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あとはスポットLEDとKESSILを使用
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といった感じでした
なおカフェのメニューは以下を注文しました

カフェイン過敏症なので、オレンジジュース(残念ならコーヒー・紅茶は飲めないので…)
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手作りレアチーズケーキ  子供が喜んで食べてました
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手作りシフォンケーキ こちらも子供がほとんど食べてました
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子供がお腹いっぱいになった隙に…黒みつ豆乳プリン
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あとピザトースト
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といった感じでした
こちらの水槽ができてから既に10年超えたとのことですが、それまでの間に色々なトラブルありながらも、サンゴを綺麗に維持しているのはやはり凄いです… マリンアクアリウムやっているなら一度は実物を見た方が良いです
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カフェ・ド・ロゼさん、今回もお忙しい中お時間いただきありがとうございました!

なお近くにナチュラルさんあるので、寄っておさかな購入してから帰宅しました

B!
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シャコガイの活着方法について

2023-06-24
シャコガイの活着方法についてPERCO水槽の記事で触れましたが、切り出してまとめておきます
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シャコガイは上から見ると模様が複雑で綺麗なので、水槽に入れておきたい生体です
ですが、水槽への導入が地味にちょっと難しく
・ライブロックの上に置いておいたら、コケ取り貝やヤドカリに押されて倒される
・砂の上に置いておいたら、ウミケムシに砂側から侵入されて食べられた
・なかなか活着せず、弱って食べられた
みたいな事がおきます
今回は簡単な活着方法について紹介しておきます

なお、やり方についてアクアリウムトールマンさんの動画がわかりやすいので紹介しておきます
※40分40秒あたりから



■以前やっていた方法

アクアスケープ等のパテを使っていました。2剤を練り合わせたあと、硬化開始するまでの間にシャコガイを押しつけて型を取る感じです
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シャコガイの形に合うのでこれで行けるだろうと思っていたんですが、意外とシャコガイが嫌がって外れちゃうことが多かったです
このシャコガイは奇跡的にうまく行ったもので、よく見るとアロンアルファNo5で無理矢理接着した跡が…(それでも外れることありました)
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あとは普通にライブロックの上に置いて、活着するまで祈るやり方です
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ライブロックの形が良ければくっついてくれるかも…(これはコーラルブリードロックなので平たい)
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■輪ゴム法

このやり方が一番楽かなと思います

まず土台に使うのは、LSSさんのクラムホルダーです。サイズは買うシャコガイのサイズにあわせてください
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活着するまで、シャコガイを市販の輪ゴムで巻いておくだけです(これはかなり小型のシャコガイ)
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水槽にいれて1週間ぐらい様子を見ます
なお輪ゴムがあっても外套膜を広げることができるので、光合成はできるはず
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1週間後、無事活着しました。なお活着した状態でも光の向きや強さが気に入らなければ、動いて向きを変えていきますので土台の向きをシャコガイが好む方向に調整してください
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■参考までに…

クラムホルダーが無い場合、普通の大きめプラグでも行けるかどうかは謎…
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2日ぐらいやってみましたが活着せずでした。1週間やったらおそらく活着すると思いますが…誰か試してみてください
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■輪ゴム法 2例目

こちらはkazikaさんで購入したシャコガイ
最初は輪ゴムを2本使っていましたが…
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ちょっと締め付けが強すぎたので
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1本に変更しました
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1週間ほどで無事活着
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クラムホルダーの底にプラグを接着して、フラグラックの上で飼育中です
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といった感じで元気に外套膜広げています
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B!
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GEX PERCOでマリンボトルアクアリウムその後(2023/04-05)

2023-05-04
3/5、GEX PERCO水槽でマリンボトルアクアリウムを立ち上げてから2ヶ月経ちました。その経過をまとめてみます
前回の記事は GEX PERCOでマリンボトルアクアリウム立ち上げ です

ひとまず2ヶ月経過した水槽はこんな感じ
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立ち上げ当時はこんな感じで、海藻はイソスギナと、ナガミズタマのみです
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ブルー照明だとこんな感じで、スターポリプは蛍光に輝きますが、海藻は輝かない模様
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照明の光量はどれぐらいがいいのか調整中…
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Jebao SW-2を上から見るとこんな感じ
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Jebao SW-2は水切りネットで包んで流量を抑えていましたが、ちょっと詰まり気味
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結局ネットを外して、ポンプを完全に上向きにして設置することに
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■プロホース購入

持っていたプロホースだと大きすぎたので、Sサイズを購入
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水換えと底砂掃除が出来ます。なお底砂は粒が小さく通り抜けてしまうので、流量を下げて掃除してます
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■生体投入 海藻とクリーナー

ヤフオクのヤドカリカンパニーさんで以下を注文しました
 minサイズ! ベントス.クリーナー4種セット(計12匹+αセット)
 クビレヅタ 2房(2塊)セット!(マリンプランツ)
 紅藻 (イソダンツウ.その他の紅藻)2~3塊(マリンプランツ)
 (緑藻)ヘライワヅタ マリンプランツ 2房(塊)セット
 ユビワサンゴヤドカリ 3匹セット
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低温調理器を使って温度あわせします
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これ一つでポンプとヒーターを兼ねていて、温度計も正確なので温度あわせに便利
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一つのバケツに袋の中身を開けて、水あわせします
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念のためアムガードも使用
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ざっくりレイアウトしてみたり
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紅藻わりときれいですね
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ユビワサンゴヤドカリ購入したの10年ぶりぐらい
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1匹だけPERCO水槽に入れて、残り二匹はメイン水槽側に入れました
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ユビワサンゴヤドカリの名前のとおり、ブルーの模様が綺麗
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海藻入りきらなかったので、あまりはメイン水槽の海藻リアクターに入れて育てます
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■生体投入 共生ハゼとケヤリ

マリンキープさんで生体を購入
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水あわせします
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ニシキテッポウエビ
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カラードフィンガーチューブ(パープル&イエロー)
カラードフィンガーチューブ(イエロー)
です。今までケヤリ買ってもヤッコに食べられていましたが… PERCO水槽にヤッコはいないので飼育できるはず…
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ギンガハゼは1週間トリートメントと餌付けをしてから導入しました
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魚をいれるなら隙間はまずいので、フタをアロンアルファで補修
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紅藻が水流で流されやすいので、アロンアルファNo.5でライブロックに固定
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トサカは砂に埋めました
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■足し水

足し水は精製水を使っていますが、なかなか減らないです。1ヶ月で1本使うかどうかぐらいです
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■ろ材とケヤリのエサを購入

ケヤリのエサとして、Brightwell フィトクロームを購入
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ダイソーのボトルに入れて、1日に6滴ぐらいを入れてます。十分なのか過剰なのかは不明ですが…
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ろ材としてBioMedia Liteを購入
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結構小さいですね。最初からネットに入っています
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水道水で洗った後、メイン水槽のサンプで養生します
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■ろ材とケヤリのエサを購入

ナチュラルさんでシャコガイSを購入
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プラグに活着させるため、輪ゴムでしばらく固定
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この状態でも外套膜開くことは出来ます
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が、活着しなかったので、素直にクラムホルダーを購入
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1週間ぐらいこのままで
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■水槽白濁1回目

前日、ヘライワヅタがちょっと怪しい
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朝起きたら水槽が白濁… ひとまずアムガードを投入
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RO水をバケツに溜めつつ、ひとまずメイン水槽から水を抜いて
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PERCO水槽を水換え
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ニシキテッポウエビ見当たらないので、捜索をかねて底砂を取りだし
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水槽が小さいと隔離が楽で良いです
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底砂取りだしたところ
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養生していたBioMediaを、PERCOの濾過槽に入れておきます
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3回ぐらい水換えした後
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その後追加水換えして、透明なのが戻りました。ニシキテッポウエビは砂の中で死亡していました。白濁の直接の原因は、ヘライワヅタが溶けたことかな…
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■カラードフィンガーチューブ(イエロー)

白濁の影響か、カラードフィンガーチューブ(イエロー)がチューブから抜けてしまいました…
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PERCO水槽だと水流に流されてしまうので、メイン水槽側に中の人を隔離
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カラードフィンガーチューブ(パープル&イエロー)の方は問題無さそう
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■水槽白濁2回目

前回の白濁から2週間後、再度白濁。海藻リアクターで育っていたヘライワヅタをPERCO水槽に入れて、数日経ったらまた溶けた模様…
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やはり溶けてますね… 今回は底砂取り出さずに3回ぐらい水換えだけしました
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■Jebao SW-2流量低下

最近流量減ったなと思ったら、SW-2がエラー表示
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取りだして
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掃除したら復活しました。インペラが重くなっていた模様
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と言うわけで、2ヶ月間いろいろありましたが…

海藻は紅藻をメインに、クビレヅタで行こうと思います。魚はギンガハゼのみです。
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ケヤリは割と元気そう
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紅藻とヤドカリも問題無さそうです
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B!
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GEX PERCOでマリンボトルアクアリウム立ち上げ

2023-03-11
最近のコーラルフリークス誌(VOL37、38)で特集されている、マリンボトルアクアリウム(海水のボトルアクアリウムで、海藻や海草をメインに小さな魚やサンゴ等も飼育)をやってみたいなっておもっていたところ、ちょうど良さそうなGEX PERCOが2023年2月に発売されたので、購入して立ち上げてみました

マリンボトルはうまく立ち上がればほとんど電気代かからないはずなので、水槽のついでに維持できるはず…です(立ち上げた水槽システム全体で14Wほどでした)
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GEX PERCOはこんな感じで、グラスアクアに濾過槽が一体化したものになってます
濾過槽にポンプ、ヒーターとかケーブルとか入れられるので見た目すっきり
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中の仕組みはこうなっていて、小型のDCポンプで循環するようになってます
これで底面濾過(生物濾過)+フィルターで物理濾過、ろ材などで生物濾過ができる感じですね
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通常のマリンボトルは、水流+底砂+海藻で維持する感じのシステムになっているようなので、PERCOを使うとより安定するかも?と思ってこれを選んでます
※まあマリンボトルは10L以上推奨なんですが、PERCOは総水量6Lなので差が無い可能性ありますが…

■計画

海水水槽そのものは2009年3月からずっとやっていますが、あまりこういった小型の水槽を維持したことがないので失敗なるべくしないように計画していきます

まずは置き場です。いろいろ悩んで、玄関の靴箱の上に置くことにしました
PERCOは水を入れて8kg以下と軽いのでどこでも置けますが、幅20.5×奥行き33.0×高さ31.5cmと割と奥行きがあるので、通常の収納だと収まらず…
リビングにPERCO用のテーブルを置くにしても軽すぎて子供に倒される可能性があるので、最も安全と思われる玄関に置くことにしました
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念のため、SwitchBotの温湿度計を購入して、温度変化を記録してみました
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玄関近くのお風呂場と温度差は無く、そうなると冬は一番寒い時間で15℃ぐらい、夏は一番暑い時間で28℃ぐらいになる見込みです
この水槽の前提として、水槽用クーラーは無し、水槽用ヒーターのみ設置します。夏に28℃はギリギリぐらいの水温です
(日中、リビングでエアコンを使用する前提。そのついでに玄関も冷やされます)
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ヒーターはこちらを購入
Hygger 水槽 ヒーター 石英防爆ガラス 温度調節できる 水中用ミニヒーター 吸盤付き 25Wを選択してます
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市販されているオートヒーターは26℃設定されていることが多いですが、海水ではちょっと温度が高いのと、冬は温度低めの方が電気代安いので温度設定可能なものを選んでます
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中身はこんな感じで小さいですね
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縦置き可能なのと、空焚き防止機能も付いてます
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動作テストと設定変更します
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初期設定は33℃になっていたので、22℃に設定します
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赤ランプは加温中、加温停止すると青になります
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あと安い3ポートUSBアダプタを購入。PERCOのポンプや照明はUSBから電源取るので必要です
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その他の前提は以下です。
・立ち上げ時、メインの水槽から底砂の一部とライブロックを使う
・ライブロック足りないので買う
・水流ポンプはおそらく必要になる
・PERCOは照明が付いているものの、サンゴには不向き
・水換えは、メイン水槽の捨て水で行う
・足し水は手動で行う

■購入したもの

参考までに購入したものをリストアップしておきます

水槽
 GEX グラストップラウンド
 GEX グラスアクア PERCO-WH
ポンプ
 Jebao SW-2

 JUN 極上サンゴ NO.3 2kg
照明
 GEX クリアLED フラッティ ホワイト 40cm水槽 … これは結局のところ使わず
ヒーター
 Hygger 水槽 ヒーター 石英防爆ガラス 温度調節できる 水中用ミニヒーター 吸盤付き
ろ材
 GEX 活性炭スリムマット 3個入り … 交換用
電源
 USBコンセント 3ポート USB充電器 ACアダプター 薄型
その他
 GEX おそうじラクラク マグフィット フロート ROUND
 STRAZAR キッチンツールラック
 BUFFALO ケーブルボックス 電源タップ&ケーブル収容 Sサイズ ホワイト BSTB01SWH
 グリーンウィーク ペット壁紙保護シート 44cm×2.5m
ライブロック
 ろ材用ライブロック クラッシュサイズ 1kg
生体
 海藻 イソスギナ 石付き
 海藻 ナガミズタマ

手元にあったものは以下です
温度計
 デジタル温度計
照明
 Hydra 26 HD
コントローラー
 Neptune Systems APEX
ろ材
 ライブロックのかけら
その他
 水切りネット ストッキングタイプ
生体
 スターポリプ
 ディスクコーラル
 ウミキノコ

■開封

開封していきます。今回はcharmさんでほとんど購入し、一部はAmazon、一部は100円ショップです
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段ボールの底の方に生体も。水温問題なしでした
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左から、サンゴ砂、PERCO、活性炭スリムマット、クリアLED フラッティ、グラストップラウンド
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少しズーム。グラストップラウンドはグラスアクア用のフタです。サイズにあわせてカットできます
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ライブロックはこんな感じで、昔から変わらず濡れた布に覆われている感じです
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ライブロックはネットに入っています。なおネットはホチキス止めされていて錆びていたので、水槽に入れない方が良さそうな気がします。(微量でも重金属はサンゴに影響するので)
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PERCO本体を開けていきます
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説明書
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本体は発泡スチロールでしっかり覆われています
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オールインワンらしく、組み立てほぼ不要な感じで入ってます
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濾過槽には付属品が入ってます
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フィルターとか、内蓋もここに
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照明を使わないとき用のフタはこちら。手持ちの照明を使うならこれ使います
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濾過槽はろ過材ケースを分離して引き出して、メンテナンスが簡単にできるようになってます
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水槽側の黒いベースフィルター部分
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取り外すことが出来ます
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取り外したところ。ジョイントパイプは外して短く出来ます
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ベースフィルター外すと底面部分が確認できます。ちなみに水槽と本体はしっかりくっついていますので、分離不可能です(分離出来たら水漏れリスク高いので、出来ない方がありがたい)
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ろ過材ケースをとりはずしてみたところです
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水槽の口の直径は12cmでした。サイトに書いて置いて欲しい…
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説明書にも書いてありますが、LED以外は全て水道水で一度洗います
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どんな感じで水がたまるかも確認できますね
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■動作確認

立ち上げる前に、動作確認していきます

まずはLEDから。よくある白色LEDかな。2W程度です
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最大3灯まで増設できます。水草ならこれで十分な様ですが、海水で使うにはやや厳しいか
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ケーブルのガイドがあるので、上下からはめていって、最後に中央をはめます
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ケーブルとかは綺麗にまとまりますね
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USBアダプターに接続して点灯、割と明るい
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手持ちのParメーター、SQ-520を使って測定したところ、3灯で79ぐらいでした。サンゴに使うなら150から200ぐらい欲しいですね
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あと循環用のDCポンプもチェック。流量は1.6L/分とのことなので、回転数は十分かもしれませんが良い強さの水流を作ることまでは無理です。なお非常に静かで消費電力も1W以下です
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■設置場所の防水

靴箱の防水をしていきます
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靴箱はよく見ると隙間が空いているので、ここに海水が入ったら掃除できません
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ペット壁紙保護シートを購入しました。本来は壁紙とかの汚れ防止ですが、家具のキズ防止にも使ってます
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靴箱のサイズを確認してカット。1cmぐらい大きめに切ります
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裏面をちょっと剥がして、貼り付け開始
裏面を少しずつ剥がしながら、空気入ったりよれたりしないように注意して貼ります。割と簡単に綺麗にできます
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1cmぐらい大きめに切ったのは、端から水が入らないようにしたかったからです
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半透明なので、元の木目とかは残ったままです。貼ってあることに気付きにくいのが良いですね
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これで多少水をこぼしても、シミになったりせずに済みます
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■立ち上げ

ではいよいよ立ち上げていきます

フィルターに活性炭が入っているので、水道水で洗っておきます
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洗うと削れた粉が出てきます
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フィルターのところに「まえ」って書いてある方が、水槽側
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ろ過材ケースにセットしてみたところ。これで物理濾過します
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あとフタ…GEX グラストップラウンドも用意
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このフタは直径にあわせてニッパーでカットするだけです
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説明書
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ニッパー無かったので、ハサミを使い気合いで切断…
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ベースフィルター部分の隙間は2mm以下ですね。多分1.7mmぐらいかな
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でもこの隙間だとサンゴ砂が入り込んでしまうので、水切りネットを使い結束バンドで隙間をふさぎ、余計な部分をカット
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水槽にセット。水切りネットはかなり薄いので問題ないです
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購入したサンゴ砂を洗います
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サンゴ砂洗うのが久々過ぎる…
普通の水槽ならスキマーとかがあるので、洗わずともそのうち回収されますが、PERCOではそれをやると時間かかりそうなので10回ぐらい水道水で念入りにやります
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※天然採取のようなので、ゴミとか割と含んでますし

水をなるべく切ったら、メイン水槽から飼育水を吸い出して
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これでサンゴ砂を洗います。あと立ち上げ用の海水としても使います
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こうすることで、サンゴ砂にバクテリアが付きやすくなりますし、浮遊しているバクテリアをそのままPERCO側に導入出来ます
(なお、メイン水槽の調子が悪いならやらない方が良いです)
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あとメイン水槽の底砂を少し取っておきます。メイン水槽で3年以上経過した砂なので、バクテリアもよく付いているはず
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ろ材用ライブロック クラッシュサイズの方も飼育水で洗浄しておきます
特に時間をかけたキュアリングはしません
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PERCO水槽に、まずはメイン水槽の底砂を敷きます
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濾過槽にはメイン水槽のサンプに置いてあったライブロックを少し入れてます
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メインの飼育水を、PERCOの濾過槽側に入れて行きます。ポンプの電源を入れて、PERCO本体を持ってちょっと傾けて空気抜きします

ヒーターの電源も入れて、温度確認。温度は良い感じかな
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底砂入れてライブロック入れて、買った海藻も入れて、メイン水槽のスターポリプをPERCOに移して… ひとまずこれでシステムが動き始めました
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様子見なので、電気配線とかの整理はまだ
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余ったライブロックはメイン水槽のサンプに入れました(1kgの半分も使わないですね)
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あと底砂も余ったので、メイン水槽側に補充しておきます
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底砂は徐々に溶けて減っていくので、数年に一度ぐらい補充しないと高さが変わります
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あと、濾過槽に油性ペンで水位をマーク
足し水する時の目安になります
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少し経過したら濁りが無くなりました
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付属のフラッティ ホワイトだとやはりポリプが綺麗に見えませんね
スペクトラSP200の浅場設定だと綺麗に輝きますが、普通の白LEDとはスペクトルが違いすぎますね…
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■立ち上げ後の改善 - 照明設置編

ひとまずPERCOの動作とかは分かったので、海水水槽らしくなるように改善していきます

照明は予備として持っているHydra 26 HDを使います。本来45cm x 45cm x 50cm水槽にも使えるぐらいなのでオーバースペックすぎますが…
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6L水槽なので、スポットLEDで大丈夫かと思います。強すぎも良くないので、調光できるVitalWaveⅡ サン、10Wが良いのかも。スポットLEDでありながらフルスペクトルです。

吊り下げはワイヤーで行います。靴箱に穴開けたくは無かったので、100円ショップで売ってたこれで…
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扉を閉めると目立たない
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吊り下げてみた感じ、右の方が少し下がるのでワイヤーを短めに
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こんな感じになりました
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サンゴのポリプも本来の輝きが出ますね
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金具の色が黒いのが気になったのと、向きがいまいちだったので、白い方を買い直しました(STRAZAR キッチンツールラック)
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■立ち上げ後の改善 - マグネットクリーナー編

コケとかはまだ付いていませんが、いつか付くはずなのでマグネットクリーナーを購入しました
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マグフィット フロート ROUNDです
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柔らかい素材でできていて、曲面にも対応
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取り付けてみた感じ、手の脂汚れとかも取れるので良いかも
ただし今後石灰藻とかが付いてきたら、これでは無理なのでスクレーパー等でマメに取る必要がありそうですね
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■立ち上げ後の改善 - 足し水編

足し水はひとまず精製水を使ってみてます
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フタがスリット入っているので水が蒸発します。ガラスフタを使えば蒸発は防げますが、どこからも酸素供給されなくなるので危険…
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濾過槽に精製水を補充。蒸発量はそこまで多く無さそうです。使い切ったらRO水を詰めて使います
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■立ち上げ後の改善 - 電気配線編

電気配線そのままだと海水がかかってショートする可能性があるので、ケーブルボックスを購入して保護します。もちろんぐちゃっとした配線をみなくてすむようにもなります
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監視カメラが邪魔なので別のところに移動
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ダイヤルタイマーを取り付けました。クルッと回せば電源OFF、あとで自動復帰します
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■立ち上げ後の改善 - 水流編

水流を改善します

サンゴに水流無しは厳しいかなと思いますので、Jebao SW-2を購入
小型のポンプの中で、比較的低流量にできてサイズも小さめです(45x70程度)
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中はこんな感じ
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動作テストしてみます
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このコントローラー懐かしい… W2(30%~100%繰り返しモード)、流量最低で使います
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動作音少ししますね。Vortechとか使っていると少し気になる
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PERCOに設置したところ… これでもやはり大きい+流量が強すぎる
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こちらも水切りネットで覆い、結束バンドで縛ります
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余計なところをカット
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流量は下がったけどまだ強い
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フタのケーブル通し部分をカット
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したかったのに違うとこが割れた…
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まあいいか…
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最終的には、マグネットを使わずに底砂に埋めて上向きで使うことにしました
ケーブルも屈折で見えにくい位置にしてみたり
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上から見るとそれなりに省スペース…だけどポンプを隠すためのライブロックが割と邪魔か…
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■立ち上げ後の改善 - 照明調整編

照明の強さとか色合いを調整します
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Hydra 26 HDの制御はAPEXから行ってます。Aqua Illuminationのサイトから設定しても何故か照明が消えてしまう事象が発生したので…
照明は普通に朝から明るくなって夕方に暗く、夜はブルー灯のほんのりとした光、深夜は完全消灯します
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上記の設定をすると、各チャネルの出力設定とスペクトルはこんな感じです
フルスペっぽくなるようにしてみてますが、どう設定してもシアンの部分が足りないですね
消費電力は10W程度、Parは177ほどでした
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2023/3/18追記

上記の設定だとスマートフォンで写真撮ったとき、青かぶりして微妙だったのでエイジさんに相談
Hydra 26 HDでの水深4m設定を教えていただき、バランスを見直しました(コーラルカラーマネジメント瓦版の第18号)
このとき、フタありでParは160です。なお照明からフタまでの高さは11cmです
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Hydra 26 HDのマニュアルセッティングだとこんな感じです
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というわけで、マリンボトルアクアリウムを立ち上げてみました
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まだ海藻をほとんど入れていないのと、立ち上げたばかりなのでコケが出たりもこれからかなと思います
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クリーナーとして、コケ取り貝、ヤドカリ、ムシロガイを入れる予定です。海藻が食べられないか気になるところですが…
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あとは共生ハゼとテッポウエビも入れてみたいですね
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ライブロックやライブサンドを使ったとはいえ、立ち上げにはまだ時間がかかるので生体追加はゆっくりやっていきたいと思います
あとは海藻が栄養塩を吸収するので、メイン水槽の排水をPERCOの水換えに使って栄養塩を補充するとか、餌やりどれぐらいやっていいのかとかも水質測定や生体の状態を見ながら決めていきたいと思います

良い感じの水槽ができるように頑張ります

B!
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サブ水槽の配管まとめ

2023-02-12
2021年7月に引っ越して以来、そういえば配管についてまとめてなかったのでまとめておきます。あとVectra L1の向きを変えたのでそれもついでに紹介します

今の水槽は45cmサイドフロー水槽です。今までの経緯はこのあたりをみてください
サブ水槽計画・購入編(2017年10月)
サブ水槽設置・配管編(2017年10月)
サブ水槽の独立化(2020年9月~2021年1月)
樹脂ホースバンドに切換

■配管について

ひとまずこれが現状のサンプからの配管になります。Vectra L1の25A塩ビ管から、内径32mmホースで繋いでいます。海水中にステンレスホースバンド漬けたら錆びるので、樹脂ホースバンドを使っていました(錆びたらもちろん生体にも悪影響があります)
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ポンプの吸込口が仕切板の切り欠き部分にくるため、サンプ内の気泡をそのまま水槽まで持ち上げてしまい、水槽内に気泡が多くていまいちな向きになってます…
樹脂ホースバンドに切換 の時にこの向きに変更したのですが戻します
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配管のイメージはこんな感じです(クリックで拡大します)
サンプのVectra L1から、水槽に水をあげるルートと、クーラー→海藻リアクター→サンプに戻すルートに分岐させています
何故分岐させるかというと、クーラーは抵抗が大きすぎて流量が頭打ちになるからです。どんなポンプを使っても流量が絞られて必要な回転数を稼げないため、ポンプ→クーラー→水槽の1ルートだけにするのは止めた方が良いです
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※水槽の給水管が2本あるなら、クーラー→サンプでは無く、クーラー→水槽でももちろん大丈夫

■配管の具体的な写真

具体的な配管はこんな感じです

まずはVectra L1からスタート
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サイドフローなのでキャビネットの外に出て行きます
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上から見たところで、チーズで揚水とクーラーに分岐します。これ本当は逆の方が効率が良いですが…まあしょうがないです
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チーズを横から見たところ
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クーラールートの続きです。ここから室外に出て行きます
あまり太いパイプは通らないので、25Aから20Aに変換しています
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室外側
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外は暑かったり寒かったりするので断熱材巻いてます
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日光もあたるので配管カバーもつけてあります
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あと雨にあたるのも微妙なので、クーラーカバーも
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室内側に戻ります。20Aから16Aに変換して、シリコンチューブで海藻リアクターと接続します
あと海藻リアクターメンテナンス用に、水抜き用のバルブも設置してあります。
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水槽の側までシリコンチューブで繋ぎ、キーエンス FD-Q20C流量センサーを通って、40Aの排水管に接続します
排水管に接続するのは、サンプへの戻り配管を1本にしたいのと、管を水で満たして静音化させたいからです
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水槽の給水と排水はこんな感じです
給水は16A、排水は40Aです
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コーナーボックス内はこんな感じ。40Aの方はビニル紐を吊ってあって静音化させてます
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16Aのソケットの方にビニル紐を結んで、配管の中に落ちないようにしてあります
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給水の方は塩ビ管を炙ってちょっと曲げてあります。透明の曲げ配管も売ってたりしますがコケが付いて掃除が面倒なので、塩ビ管の方が良いかな
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排水の方は40Aから25Aに変換して、エバフリーAFP-25で曲げてからホース接続
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最後にSK-5000に接続します。海藻リアクターメンテナンスすると、海藻が流れ出ることがあるので水槽に送るよりはこっちに流した方が色々良いです
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■ポンプの向きを逆に

Vectra L1の向きを逆にしていきます
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SK-5000は邪魔になるので撤去
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ポンプの下はやはりそれなりにゴミがたまりますね
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可能な範囲でゴミを吸い出し掃除
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Vectra L1を逆向きに設置。ストレーナーをつけてあるので、壁にぴったりくっつけても水を吸えます。あと振動を伝えにくいようにBio-Mediaをポンプ底に敷いてます
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ホースをカットして
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昔使っていた塩ビ管に戻し。ホースバンドで締め付けます。エルボと45°エルボの組み合わせです
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ポンプの口は多少スペース空けてます
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Bio-Media敷いたので少し浮きます
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あとはポンプまでの間にBio-Media LやMを置いて、泡をなるべく遮断します
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ちなみに塩ビのエルボで曲げるより、ホースで緩やかにカーブさせた方がやはり効率が良いです
ホースの場合は、水槽ルート 1050L/H、クーラールート990L/H、合計2040L/Hだったものが、
塩ビ管にしたことで、水槽ルート 966L/H、クーラールート960L/H、合計1926L/Hに効率が落ちました

■SK-5000水平化

ついでにSK-5000を水平化させます。サンプに引っかけるだけだと微妙に角度がついて、ロール巻きが偏りますね

サンプのライブロックに多少スペースつくります
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塩ビ管を良い長さにカットして、SK-5000の底に置いて支えます
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支える前は2.6°傾いてましたが
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支えてあげると0.4°まで軽減できました
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■Vectra L1の流量測定

Vectra L1の出力設定と流量の関係性も測定しておきます

ポンプの消費電力はワットチェッカーで行います
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流量はそれぞれのルートにあるFD-Q20Cで行います
これが水槽ルート
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これがクーラールート(正確にはクーラー→海藻リアクター)
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久々にReeflinkでブラウザ流量設定しようとしたら、何故かスケジュール設定が更新できず… 流量はスケジュール設定するときに変更できるのですが、それが恒常的に有効化できないみたい
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ひとまずグラフを作ってみます。出力の%はキャリブレーション後のものです。Vectra L1をフルパワー動作させたら水槽から水が溢れてしまうので、水が回る最低流量~水が溢れない最高流量に限定してあります
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表にするとこんな感じ。クリックで拡大します。クーラールートは消費電力が上がっても流量は上がりにくいです
これに対して水槽ルートは良い感じで上がっていきます
「流量合計/消費電力」を見てもらうと分かりますが、DCポンプ全般的に出力低い方が効率が良いです
(30%出力ぐらいが効率のピークかな。もちろん配管太い方がより効率が良いです)
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最終的な設定としては、最も落水音が静かになる65%あたりの出力で使って行きます。サンプ→水槽だけで8.6回転ぐらいです。
Reeflinkのスケジュール設定がうまく行かないので、結局ポンプリセットしてReeflink使わずにVectra L1のコントローラーのみで制御してます(コントローラーだけでもキャリブレーションして5%単位ぐらいで流量設定は可能です)
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というわけで、この水槽はこんな感じの配管になってます
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B!
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