GEX PERCOでマリンボトルアクアリウム立ち上げ
2023-03-11
最近のコーラルフリークス誌(VOL37、38)で特集されている、マリンボトルアクアリウム(海水のボトルアクアリウムで、海藻や海草をメインに小さな魚やサンゴ等も飼育)をやってみたいなっておもっていたところ、ちょうど良さそうなGEX PERCOが2023年2月に発売されたので、購入して立ち上げてみました
マリンボトルはうまく立ち上がればほとんど電気代かからないはずなので、水槽のついでに維持できるはず…です(立ち上げた水槽システム全体で14Wほどでした)

GEX PERCOはこんな感じで、グラスアクアに濾過槽が一体化したものになってます
濾過槽にポンプ、ヒーターとかケーブルとか入れられるので見た目すっきり

中の仕組みはこうなっていて、小型のDCポンプで循環するようになってます
これで底面濾過(生物濾過)+フィルターで物理濾過、ろ材などで生物濾過ができる感じですね

通常のマリンボトルは、水流+底砂+海藻で維持する感じのシステムになっているようなので、PERCOを使うとより安定するかも?と思ってこれを選んでます
※まあマリンボトルは10L以上推奨なんですが、PERCOは総水量6Lなので差が無い可能性ありますが…
■計画
海水水槽そのものは2009年3月からずっとやっていますが、あまりこういった小型の水槽を維持したことがないので失敗なるべくしないように計画していきます
まずは置き場です。いろいろ悩んで、玄関の靴箱の上に置くことにしました
PERCOは水を入れて8kg以下と軽いのでどこでも置けますが、幅20.5×奥行き33.0×高さ31.5cmと割と奥行きがあるので、通常の収納だと収まらず…
リビングにPERCO用のテーブルを置くにしても軽すぎて子供に倒される可能性があるので、最も安全と思われる玄関に置くことにしました

念のため、SwitchBotの温湿度計を購入して、温度変化を記録してみました

玄関近くのお風呂場と温度差は無く、そうなると冬は一番寒い時間で15℃ぐらい、夏は一番暑い時間で28℃ぐらいになる見込みです
この水槽の前提として、水槽用クーラーは無し、水槽用ヒーターのみ設置します。夏に28℃はギリギリぐらいの水温です
(日中、リビングでエアコンを使用する前提。そのついでに玄関も冷やされます)

ヒーターはこちらを購入
Hygger 水槽 ヒーター 石英防爆ガラス 温度調節できる 水中用ミニヒーター 吸盤付き 25Wを選択してます

市販されているオートヒーターは26℃設定されていることが多いですが、海水ではちょっと温度が高いのと、冬は温度低めの方が電気代安いので温度設定可能なものを選んでます

中身はこんな感じで小さいですね

縦置き可能なのと、空焚き防止機能も付いてます

動作テストと設定変更します

初期設定は33℃になっていたので、22℃に設定します

赤ランプは加温中、加温停止すると青になります

あと安い3ポートUSBアダプタを購入。PERCOのポンプや照明はUSBから電源取るので必要です


その他の前提は以下です。
・立ち上げ時、メインの水槽から底砂の一部とライブロックを使う
・ライブロック足りないので買う
・水流ポンプはおそらく必要になる
・PERCOは照明が付いているものの、サンゴには不向き
・水換えは、メイン水槽の捨て水で行う
・足し水は手動で行う
■購入したもの
参考までに購入したものをリストアップしておきます
水槽
GEX グラストップラウンド
GEX グラスアクア PERCO-WH
ポンプ
Jebao SW-2
砂
JUN 極上サンゴ NO.3 2kg
照明
GEX クリアLED フラッティ ホワイト 40cm水槽 … これは結局のところ使わず
ヒーター
Hygger 水槽 ヒーター 石英防爆ガラス 温度調節できる 水中用ミニヒーター 吸盤付き
ろ材
GEX 活性炭スリムマット 3個入り … 交換用
電源
USBコンセント 3ポート USB充電器 ACアダプター 薄型
その他
GEX おそうじラクラク マグフィット フロート ROUND
STRAZAR キッチンツールラック
BUFFALO ケーブルボックス 電源タップ&ケーブル収容 Sサイズ ホワイト BSTB01SWH
グリーンウィーク ペット壁紙保護シート 44cm×2.5m
ライブロック
ろ材用ライブロック クラッシュサイズ 1kg
生体
海藻 イソスギナ 石付き
海藻 ナガミズタマ
手元にあったものは以下です
温度計
デジタル温度計
照明
Hydra 26 HD
コントローラー
Neptune Systems APEX
ろ材
ライブロックのかけら
その他
水切りネット ストッキングタイプ
生体
スターポリプ
ディスクコーラル
ウミキノコ
■開封
開封していきます。今回はcharmさんでほとんど購入し、一部はAmazon、一部は100円ショップです

段ボールの底の方に生体も。水温問題なしでした

左から、サンゴ砂、PERCO、活性炭スリムマット、クリアLED フラッティ、グラストップラウンド

少しズーム。グラストップラウンドはグラスアクア用のフタです。サイズにあわせてカットできます

ライブロックはこんな感じで、昔から変わらず濡れた布に覆われている感じです

ライブロックはネットに入っています。なおネットはホチキス止めされていて錆びていたので、水槽に入れない方が良さそうな気がします。(微量でも重金属はサンゴに影響するので)

PERCO本体を開けていきます

説明書

本体は発泡スチロールでしっかり覆われています

オールインワンらしく、組み立てほぼ不要な感じで入ってます

濾過槽には付属品が入ってます

フィルターとか、内蓋もここに

照明を使わないとき用のフタはこちら。手持ちの照明を使うならこれ使います

濾過槽はろ過材ケースを分離して引き出して、メンテナンスが簡単にできるようになってます

水槽側の黒いベースフィルター部分

取り外すことが出来ます

取り外したところ。ジョイントパイプは外して短く出来ます

ベースフィルター外すと底面部分が確認できます。ちなみに水槽と本体はしっかりくっついていますので、分離不可能です(分離出来たら水漏れリスク高いので、出来ない方がありがたい)

ろ過材ケースをとりはずしてみたところです

水槽の口の直径は12cmでした。サイトに書いて置いて欲しい…

説明書にも書いてありますが、LED以外は全て水道水で一度洗います

どんな感じで水がたまるかも確認できますね

■動作確認
立ち上げる前に、動作確認していきます
まずはLEDから。よくある白色LEDかな。2W程度です

最大3灯まで増設できます。水草ならこれで十分な様ですが、海水で使うにはやや厳しいか

ケーブルのガイドがあるので、上下からはめていって、最後に中央をはめます

ケーブルとかは綺麗にまとまりますね

USBアダプターに接続して点灯、割と明るい

手持ちのParメーター、SQ-520を使って測定したところ、3灯で79ぐらいでした。サンゴに使うなら150から200ぐらい欲しいですね

あと循環用のDCポンプもチェック。流量は1.6L/分とのことなので、回転数は十分かもしれませんが良い強さの水流を作ることまでは無理です。なお非常に静かで消費電力も1W以下です

■設置場所の防水
靴箱の防水をしていきます

靴箱はよく見ると隙間が空いているので、ここに海水が入ったら掃除できません

ペット壁紙保護シートを購入しました。本来は壁紙とかの汚れ防止ですが、家具のキズ防止にも使ってます

靴箱のサイズを確認してカット。1cmぐらい大きめに切ります

裏面をちょっと剥がして、貼り付け開始
裏面を少しずつ剥がしながら、空気入ったりよれたりしないように注意して貼ります。割と簡単に綺麗にできます

1cmぐらい大きめに切ったのは、端から水が入らないようにしたかったからです

半透明なので、元の木目とかは残ったままです。貼ってあることに気付きにくいのが良いですね

これで多少水をこぼしても、シミになったりせずに済みます

■立ち上げ
ではいよいよ立ち上げていきます
フィルターに活性炭が入っているので、水道水で洗っておきます

洗うと削れた粉が出てきます

フィルターのところに「まえ」って書いてある方が、水槽側

ろ過材ケースにセットしてみたところ。これで物理濾過します

あとフタ…GEX グラストップラウンドも用意

このフタは直径にあわせてニッパーでカットするだけです

説明書

ニッパー無かったので、ハサミを使い気合いで切断…

ベースフィルター部分の隙間は2mm以下ですね。多分1.7mmぐらいかな

でもこの隙間だとサンゴ砂が入り込んでしまうので、水切りネットを使い結束バンドで隙間をふさぎ、余計な部分をカット

水槽にセット。水切りネットはかなり薄いので問題ないです

購入したサンゴ砂を洗います

サンゴ砂洗うのが久々過ぎる…
普通の水槽ならスキマーとかがあるので、洗わずともそのうち回収されますが、PERCOではそれをやると時間かかりそうなので10回ぐらい水道水で念入りにやります

※天然採取のようなので、ゴミとか割と含んでますし
水をなるべく切ったら、メイン水槽から飼育水を吸い出して

これでサンゴ砂を洗います。あと立ち上げ用の海水としても使います

こうすることで、サンゴ砂にバクテリアが付きやすくなりますし、浮遊しているバクテリアをそのままPERCO側に導入出来ます
(なお、メイン水槽の調子が悪いならやらない方が良いです)

あとメイン水槽の底砂を少し取っておきます。メイン水槽で3年以上経過した砂なので、バクテリアもよく付いているはず

ろ材用ライブロック クラッシュサイズの方も飼育水で洗浄しておきます
特に時間をかけたキュアリングはしません

PERCO水槽に、まずはメイン水槽の底砂を敷きます

濾過槽にはメイン水槽のサンプに置いてあったライブロックを少し入れてます

メインの飼育水を、PERCOの濾過槽側に入れて行きます。ポンプの電源を入れて、PERCO本体を持ってちょっと傾けて空気抜きします
ヒーターの電源も入れて、温度確認。温度は良い感じかな

底砂入れてライブロック入れて、買った海藻も入れて、メイン水槽のスターポリプをPERCOに移して… ひとまずこれでシステムが動き始めました

様子見なので、電気配線とかの整理はまだ

余ったライブロックはメイン水槽のサンプに入れました(1kgの半分も使わないですね)

あと底砂も余ったので、メイン水槽側に補充しておきます

底砂は徐々に溶けて減っていくので、数年に一度ぐらい補充しないと高さが変わります

あと、濾過槽に油性ペンで水位をマーク
足し水する時の目安になります

少し経過したら濁りが無くなりました

付属のフラッティ ホワイトだとやはりポリプが綺麗に見えませんね
スペクトラSP200の浅場設定だと綺麗に輝きますが、普通の白LEDとはスペクトルが違いすぎますね…

■立ち上げ後の改善 - 照明設置編
ひとまずPERCOの動作とかは分かったので、海水水槽らしくなるように改善していきます
照明は予備として持っているHydra 26 HDを使います。本来45cm x 45cm x 50cm水槽にも使えるぐらいなのでオーバースペックすぎますが…

6L水槽なので、スポットLEDで大丈夫かと思います。強すぎも良くないので、調光できるVitalWaveⅡ サン、10Wが良いのかも。スポットLEDでありながらフルスペクトルです。
吊り下げはワイヤーで行います。靴箱に穴開けたくは無かったので、100円ショップで売ってたこれで…

扉を閉めると目立たない

吊り下げてみた感じ、右の方が少し下がるのでワイヤーを短めに

こんな感じになりました

サンゴのポリプも本来の輝きが出ますね

金具の色が黒いのが気になったのと、向きがいまいちだったので、白い方を買い直しました(STRAZAR キッチンツールラック)

■立ち上げ後の改善 - マグネットクリーナー編
コケとかはまだ付いていませんが、いつか付くはずなのでマグネットクリーナーを購入しました

マグフィット フロート ROUNDです

柔らかい素材でできていて、曲面にも対応

取り付けてみた感じ、手の脂汚れとかも取れるので良いかも
ただし今後石灰藻とかが付いてきたら、これでは無理なのでスクレーパー等でマメに取る必要がありそうですね

■立ち上げ後の改善 - 足し水編
足し水はひとまず精製水を使ってみてます

フタがスリット入っているので水が蒸発します。ガラスフタを使えば蒸発は防げますが、どこからも酸素供給されなくなるので危険…

濾過槽に精製水を補充。蒸発量はそこまで多く無さそうです。使い切ったらRO水を詰めて使います

■立ち上げ後の改善 - 電気配線編
電気配線そのままだと海水がかかってショートする可能性があるので、ケーブルボックスを購入して保護します。もちろんぐちゃっとした配線をみなくてすむようにもなります

監視カメラが邪魔なので別のところに移動

ダイヤルタイマーを取り付けました。クルッと回せば電源OFF、あとで自動復帰します

■立ち上げ後の改善 - 水流編
水流を改善します
サンゴに水流無しは厳しいかなと思いますので、Jebao SW-2を購入
小型のポンプの中で、比較的低流量にできてサイズも小さめです(45x70程度)

中はこんな感じ

動作テストしてみます

このコントローラー懐かしい… W2(30%~100%繰り返しモード)、流量最低で使います

動作音少ししますね。Vortechとか使っていると少し気になる

PERCOに設置したところ… これでもやはり大きい+流量が強すぎる

こちらも水切りネットで覆い、結束バンドで縛ります

余計なところをカット

流量は下がったけどまだ強い

フタのケーブル通し部分をカット

したかったのに違うとこが割れた…

まあいいか…

最終的には、マグネットを使わずに底砂に埋めて上向きで使うことにしました
ケーブルも屈折で見えにくい位置にしてみたり

上から見るとそれなりに省スペース…だけどポンプを隠すためのライブロックが割と邪魔か…

■立ち上げ後の改善 - 照明調整編
照明の強さとか色合いを調整します

Hydra 26 HDの制御はAPEXから行ってます。Aqua Illuminationのサイトから設定しても何故か照明が消えてしまう事象が発生したので…
照明は普通に朝から明るくなって夕方に暗く、夜はブルー灯のほんのりとした光、深夜は完全消灯します

上記の設定をすると、各チャネルの出力設定とスペクトルはこんな感じです
フルスペっぽくなるようにしてみてますが、どう設定してもシアンの部分が足りないですね
消費電力は10W程度、Parは177ほどでした

-----
2023/3/18追記
上記の設定だとスマートフォンで写真撮ったとき、青かぶりして微妙だったのでエイジさんに相談
Hydra 26 HDでの水深4m設定を教えていただき、バランスを見直しました(コーラルカラーマネジメント瓦版の第18号)
このとき、フタありでParは160です。なお照明からフタまでの高さは11cmです

Hydra 26 HDのマニュアルセッティングだとこんな感じです

-----
というわけで、マリンボトルアクアリウムを立ち上げてみました

まだ海藻をほとんど入れていないのと、立ち上げたばかりなのでコケが出たりもこれからかなと思います

クリーナーとして、コケ取り貝、ヤドカリ、ムシロガイを入れる予定です。海藻が食べられないか気になるところですが…

あとは共生ハゼとテッポウエビも入れてみたいですね

ライブロックやライブサンドを使ったとはいえ、立ち上げにはまだ時間がかかるので生体追加はゆっくりやっていきたいと思います
あとは海藻が栄養塩を吸収するので、メイン水槽の排水をPERCOの水換えに使って栄養塩を補充するとか、餌やりどれぐらいやっていいのかとかも水質測定や生体の状態を見ながら決めていきたいと思います
良い感じの水槽ができるように頑張ります
マリンボトルはうまく立ち上がればほとんど電気代かからないはずなので、水槽のついでに維持できるはず…です(立ち上げた水槽システム全体で14Wほどでした)

GEX PERCOはこんな感じで、グラスアクアに濾過槽が一体化したものになってます
濾過槽にポンプ、ヒーターとかケーブルとか入れられるので見た目すっきり

中の仕組みはこうなっていて、小型のDCポンプで循環するようになってます
これで底面濾過(生物濾過)+フィルターで物理濾過、ろ材などで生物濾過ができる感じですね

通常のマリンボトルは、水流+底砂+海藻で維持する感じのシステムになっているようなので、PERCOを使うとより安定するかも?と思ってこれを選んでます
※まあマリンボトルは10L以上推奨なんですが、PERCOは総水量6Lなので差が無い可能性ありますが…
■計画
海水水槽そのものは2009年3月からずっとやっていますが、あまりこういった小型の水槽を維持したことがないので失敗なるべくしないように計画していきます
まずは置き場です。いろいろ悩んで、玄関の靴箱の上に置くことにしました
PERCOは水を入れて8kg以下と軽いのでどこでも置けますが、幅20.5×奥行き33.0×高さ31.5cmと割と奥行きがあるので、通常の収納だと収まらず…
リビングにPERCO用のテーブルを置くにしても軽すぎて子供に倒される可能性があるので、最も安全と思われる玄関に置くことにしました

念のため、SwitchBotの温湿度計を購入して、温度変化を記録してみました

玄関近くのお風呂場と温度差は無く、そうなると冬は一番寒い時間で15℃ぐらい、夏は一番暑い時間で28℃ぐらいになる見込みです
この水槽の前提として、水槽用クーラーは無し、水槽用ヒーターのみ設置します。夏に28℃はギリギリぐらいの水温です
(日中、リビングでエアコンを使用する前提。そのついでに玄関も冷やされます)

ヒーターはこちらを購入
Hygger 水槽 ヒーター 石英防爆ガラス 温度調節できる 水中用ミニヒーター 吸盤付き 25Wを選択してます

市販されているオートヒーターは26℃設定されていることが多いですが、海水ではちょっと温度が高いのと、冬は温度低めの方が電気代安いので温度設定可能なものを選んでます

中身はこんな感じで小さいですね

縦置き可能なのと、空焚き防止機能も付いてます

動作テストと設定変更します

初期設定は33℃になっていたので、22℃に設定します

赤ランプは加温中、加温停止すると青になります

あと安い3ポートUSBアダプタを購入。PERCOのポンプや照明はUSBから電源取るので必要です


その他の前提は以下です。
・立ち上げ時、メインの水槽から底砂の一部とライブロックを使う
・ライブロック足りないので買う
・水流ポンプはおそらく必要になる
・PERCOは照明が付いているものの、サンゴには不向き
・水換えは、メイン水槽の捨て水で行う
・足し水は手動で行う
■購入したもの
参考までに購入したものをリストアップしておきます
水槽
GEX グラストップラウンド
GEX グラスアクア PERCO-WH
ポンプ
Jebao SW-2
砂
JUN 極上サンゴ NO.3 2kg
照明
GEX クリアLED フラッティ ホワイト 40cm水槽 … これは結局のところ使わず
ヒーター
Hygger 水槽 ヒーター 石英防爆ガラス 温度調節できる 水中用ミニヒーター 吸盤付き
ろ材
GEX 活性炭スリムマット 3個入り … 交換用
電源
USBコンセント 3ポート USB充電器 ACアダプター 薄型
その他
GEX おそうじラクラク マグフィット フロート ROUND
STRAZAR キッチンツールラック
BUFFALO ケーブルボックス 電源タップ&ケーブル収容 Sサイズ ホワイト BSTB01SWH
グリーンウィーク ペット壁紙保護シート 44cm×2.5m
ライブロック
ろ材用ライブロック クラッシュサイズ 1kg
生体
海藻 イソスギナ 石付き
海藻 ナガミズタマ
手元にあったものは以下です
温度計
デジタル温度計
照明
Hydra 26 HD
コントローラー
Neptune Systems APEX
ろ材
ライブロックのかけら
その他
水切りネット ストッキングタイプ
生体
スターポリプ
ディスクコーラル
ウミキノコ
■開封
開封していきます。今回はcharmさんでほとんど購入し、一部はAmazon、一部は100円ショップです

段ボールの底の方に生体も。水温問題なしでした

左から、サンゴ砂、PERCO、活性炭スリムマット、クリアLED フラッティ、グラストップラウンド

少しズーム。グラストップラウンドはグラスアクア用のフタです。サイズにあわせてカットできます

ライブロックはこんな感じで、昔から変わらず濡れた布に覆われている感じです

ライブロックはネットに入っています。なおネットはホチキス止めされていて錆びていたので、水槽に入れない方が良さそうな気がします。(微量でも重金属はサンゴに影響するので)

PERCO本体を開けていきます

説明書

本体は発泡スチロールでしっかり覆われています

オールインワンらしく、組み立てほぼ不要な感じで入ってます

濾過槽には付属品が入ってます

フィルターとか、内蓋もここに

照明を使わないとき用のフタはこちら。手持ちの照明を使うならこれ使います

濾過槽はろ過材ケースを分離して引き出して、メンテナンスが簡単にできるようになってます

水槽側の黒いベースフィルター部分

取り外すことが出来ます

取り外したところ。ジョイントパイプは外して短く出来ます

ベースフィルター外すと底面部分が確認できます。ちなみに水槽と本体はしっかりくっついていますので、分離不可能です(分離出来たら水漏れリスク高いので、出来ない方がありがたい)

ろ過材ケースをとりはずしてみたところです

水槽の口の直径は12cmでした。サイトに書いて置いて欲しい…

説明書にも書いてありますが、LED以外は全て水道水で一度洗います

どんな感じで水がたまるかも確認できますね

■動作確認
立ち上げる前に、動作確認していきます
まずはLEDから。よくある白色LEDかな。2W程度です

最大3灯まで増設できます。水草ならこれで十分な様ですが、海水で使うにはやや厳しいか

ケーブルのガイドがあるので、上下からはめていって、最後に中央をはめます

ケーブルとかは綺麗にまとまりますね

USBアダプターに接続して点灯、割と明るい

手持ちのParメーター、SQ-520を使って測定したところ、3灯で79ぐらいでした。サンゴに使うなら150から200ぐらい欲しいですね

あと循環用のDCポンプもチェック。流量は1.6L/分とのことなので、回転数は十分かもしれませんが良い強さの水流を作ることまでは無理です。なお非常に静かで消費電力も1W以下です

■設置場所の防水
靴箱の防水をしていきます

靴箱はよく見ると隙間が空いているので、ここに海水が入ったら掃除できません

ペット壁紙保護シートを購入しました。本来は壁紙とかの汚れ防止ですが、家具のキズ防止にも使ってます

靴箱のサイズを確認してカット。1cmぐらい大きめに切ります

裏面をちょっと剥がして、貼り付け開始
裏面を少しずつ剥がしながら、空気入ったりよれたりしないように注意して貼ります。割と簡単に綺麗にできます

1cmぐらい大きめに切ったのは、端から水が入らないようにしたかったからです

半透明なので、元の木目とかは残ったままです。貼ってあることに気付きにくいのが良いですね

これで多少水をこぼしても、シミになったりせずに済みます

■立ち上げ
ではいよいよ立ち上げていきます
フィルターに活性炭が入っているので、水道水で洗っておきます

洗うと削れた粉が出てきます

フィルターのところに「まえ」って書いてある方が、水槽側

ろ過材ケースにセットしてみたところ。これで物理濾過します

あとフタ…GEX グラストップラウンドも用意

このフタは直径にあわせてニッパーでカットするだけです

説明書

ニッパー無かったので、ハサミを使い気合いで切断…

ベースフィルター部分の隙間は2mm以下ですね。多分1.7mmぐらいかな

でもこの隙間だとサンゴ砂が入り込んでしまうので、水切りネットを使い結束バンドで隙間をふさぎ、余計な部分をカット

水槽にセット。水切りネットはかなり薄いので問題ないです

購入したサンゴ砂を洗います

サンゴ砂洗うのが久々過ぎる…
普通の水槽ならスキマーとかがあるので、洗わずともそのうち回収されますが、PERCOではそれをやると時間かかりそうなので10回ぐらい水道水で念入りにやります

※天然採取のようなので、ゴミとか割と含んでますし
水をなるべく切ったら、メイン水槽から飼育水を吸い出して

これでサンゴ砂を洗います。あと立ち上げ用の海水としても使います

こうすることで、サンゴ砂にバクテリアが付きやすくなりますし、浮遊しているバクテリアをそのままPERCO側に導入出来ます
(なお、メイン水槽の調子が悪いならやらない方が良いです)

あとメイン水槽の底砂を少し取っておきます。メイン水槽で3年以上経過した砂なので、バクテリアもよく付いているはず

ろ材用ライブロック クラッシュサイズの方も飼育水で洗浄しておきます
特に時間をかけたキュアリングはしません

PERCO水槽に、まずはメイン水槽の底砂を敷きます

濾過槽にはメイン水槽のサンプに置いてあったライブロックを少し入れてます

メインの飼育水を、PERCOの濾過槽側に入れて行きます。ポンプの電源を入れて、PERCO本体を持ってちょっと傾けて空気抜きします
ヒーターの電源も入れて、温度確認。温度は良い感じかな

底砂入れてライブロック入れて、買った海藻も入れて、メイン水槽のスターポリプをPERCOに移して… ひとまずこれでシステムが動き始めました

様子見なので、電気配線とかの整理はまだ

余ったライブロックはメイン水槽のサンプに入れました(1kgの半分も使わないですね)

あと底砂も余ったので、メイン水槽側に補充しておきます

底砂は徐々に溶けて減っていくので、数年に一度ぐらい補充しないと高さが変わります

あと、濾過槽に油性ペンで水位をマーク
足し水する時の目安になります

少し経過したら濁りが無くなりました

付属のフラッティ ホワイトだとやはりポリプが綺麗に見えませんね
スペクトラSP200の浅場設定だと綺麗に輝きますが、普通の白LEDとはスペクトルが違いすぎますね…

■立ち上げ後の改善 - 照明設置編
ひとまずPERCOの動作とかは分かったので、海水水槽らしくなるように改善していきます
照明は予備として持っているHydra 26 HDを使います。本来45cm x 45cm x 50cm水槽にも使えるぐらいなのでオーバースペックすぎますが…

6L水槽なので、スポットLEDで大丈夫かと思います。強すぎも良くないので、調光できるVitalWaveⅡ サン、10Wが良いのかも。スポットLEDでありながらフルスペクトルです。
吊り下げはワイヤーで行います。靴箱に穴開けたくは無かったので、100円ショップで売ってたこれで…

扉を閉めると目立たない

吊り下げてみた感じ、右の方が少し下がるのでワイヤーを短めに

こんな感じになりました

サンゴのポリプも本来の輝きが出ますね

金具の色が黒いのが気になったのと、向きがいまいちだったので、白い方を買い直しました(STRAZAR キッチンツールラック)

■立ち上げ後の改善 - マグネットクリーナー編
コケとかはまだ付いていませんが、いつか付くはずなのでマグネットクリーナーを購入しました

マグフィット フロート ROUNDです

柔らかい素材でできていて、曲面にも対応

取り付けてみた感じ、手の脂汚れとかも取れるので良いかも
ただし今後石灰藻とかが付いてきたら、これでは無理なのでスクレーパー等でマメに取る必要がありそうですね

■立ち上げ後の改善 - 足し水編
足し水はひとまず精製水を使ってみてます

フタがスリット入っているので水が蒸発します。ガラスフタを使えば蒸発は防げますが、どこからも酸素供給されなくなるので危険…

濾過槽に精製水を補充。蒸発量はそこまで多く無さそうです。使い切ったらRO水を詰めて使います

■立ち上げ後の改善 - 電気配線編
電気配線そのままだと海水がかかってショートする可能性があるので、ケーブルボックスを購入して保護します。もちろんぐちゃっとした配線をみなくてすむようにもなります

監視カメラが邪魔なので別のところに移動

ダイヤルタイマーを取り付けました。クルッと回せば電源OFF、あとで自動復帰します

■立ち上げ後の改善 - 水流編
水流を改善します
サンゴに水流無しは厳しいかなと思いますので、Jebao SW-2を購入
小型のポンプの中で、比較的低流量にできてサイズも小さめです(45x70程度)

中はこんな感じ

動作テストしてみます

このコントローラー懐かしい… W2(30%~100%繰り返しモード)、流量最低で使います

動作音少ししますね。Vortechとか使っていると少し気になる

PERCOに設置したところ… これでもやはり大きい+流量が強すぎる

こちらも水切りネットで覆い、結束バンドで縛ります

余計なところをカット

流量は下がったけどまだ強い

フタのケーブル通し部分をカット

したかったのに違うとこが割れた…

まあいいか…

最終的には、マグネットを使わずに底砂に埋めて上向きで使うことにしました
ケーブルも屈折で見えにくい位置にしてみたり

上から見るとそれなりに省スペース…だけどポンプを隠すためのライブロックが割と邪魔か…

■立ち上げ後の改善 - 照明調整編
照明の強さとか色合いを調整します

Hydra 26 HDの制御はAPEXから行ってます。Aqua Illuminationのサイトから設定しても何故か照明が消えてしまう事象が発生したので…
照明は普通に朝から明るくなって夕方に暗く、夜はブルー灯のほんのりとした光、深夜は完全消灯します

上記の設定をすると、各チャネルの出力設定とスペクトルはこんな感じです
フルスペっぽくなるようにしてみてますが、どう設定してもシアンの部分が足りないですね
消費電力は10W程度、Parは177ほどでした

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2023/3/18追記
上記の設定だとスマートフォンで写真撮ったとき、青かぶりして微妙だったのでエイジさんに相談
Hydra 26 HDでの水深4m設定を教えていただき、バランスを見直しました(コーラルカラーマネジメント瓦版の第18号)
このとき、フタありでParは160です。なお照明からフタまでの高さは11cmです

Hydra 26 HDのマニュアルセッティングだとこんな感じです

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というわけで、マリンボトルアクアリウムを立ち上げてみました

まだ海藻をほとんど入れていないのと、立ち上げたばかりなのでコケが出たりもこれからかなと思います

クリーナーとして、コケ取り貝、ヤドカリ、ムシロガイを入れる予定です。海藻が食べられないか気になるところですが…

あとは共生ハゼとテッポウエビも入れてみたいですね

ライブロックやライブサンドを使ったとはいえ、立ち上げにはまだ時間がかかるので生体追加はゆっくりやっていきたいと思います
あとは海藻が栄養塩を吸収するので、メイン水槽の排水をPERCOの水換えに使って栄養塩を補充するとか、餌やりどれぐらいやっていいのかとかも水質測定や生体の状態を見ながら決めていきたいと思います
良い感じの水槽ができるように頑張ります
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サブ水槽の配管まとめ
2023-02-12
2021年7月に引っ越して以来、そういえば配管についてまとめてなかったのでまとめておきます。あとVectra L1の向きを変えたのでそれもついでに紹介します
今の水槽は45cmサイドフロー水槽です。今までの経緯はこのあたりをみてください
サブ水槽計画・購入編(2017年10月)
サブ水槽設置・配管編(2017年10月)
サブ水槽の独立化(2020年9月~2021年1月)
樹脂ホースバンドに切換
■配管について
ひとまずこれが現状のサンプからの配管になります。Vectra L1の25A塩ビ管から、内径32mmホースで繋いでいます。海水中にステンレスホースバンド漬けたら錆びるので、樹脂ホースバンドを使っていました(錆びたらもちろん生体にも悪影響があります)

ポンプの吸込口が仕切板の切り欠き部分にくるため、サンプ内の気泡をそのまま水槽まで持ち上げてしまい、水槽内に気泡が多くていまいちな向きになってます…
樹脂ホースバンドに切換 の時にこの向きに変更したのですが戻します

配管のイメージはこんな感じです(クリックで拡大します)
サンプのVectra L1から、水槽に水をあげるルートと、クーラー→海藻リアクター→サンプに戻すルートに分岐させています
何故分岐させるかというと、クーラーは抵抗が大きすぎて流量が頭打ちになるからです。どんなポンプを使っても流量が絞られて必要な回転数を稼げないため、ポンプ→クーラー→水槽の1ルートだけにするのは止めた方が良いです

※水槽の給水管が2本あるなら、クーラー→サンプでは無く、クーラー→水槽でももちろん大丈夫
■配管の具体的な写真
具体的な配管はこんな感じです
まずはVectra L1からスタート

サイドフローなのでキャビネットの外に出て行きます

上から見たところで、チーズで揚水とクーラーに分岐します。これ本当は逆の方が効率が良いですが…まあしょうがないです

チーズを横から見たところ

クーラールートの続きです。ここから室外に出て行きます
あまり太いパイプは通らないので、25Aから20Aに変換しています

室外側

外は暑かったり寒かったりするので断熱材巻いてます

日光もあたるので配管カバーもつけてあります

あと雨にあたるのも微妙なので、クーラーカバーも

室内側に戻ります。20Aから16Aに変換して、シリコンチューブで海藻リアクターと接続します
あと海藻リアクターメンテナンス用に、水抜き用のバルブも設置してあります。

水槽の側までシリコンチューブで繋ぎ、キーエンス FD-Q20C流量センサーを通って、40Aの排水管に接続します
排水管に接続するのは、サンプへの戻り配管を1本にしたいのと、管を水で満たして静音化させたいからです

水槽の給水と排水はこんな感じです
給水は16A、排水は40Aです

コーナーボックス内はこんな感じ。40Aの方はビニル紐を吊ってあって静音化させてます

16Aのソケットの方にビニル紐を結んで、配管の中に落ちないようにしてあります

給水の方は塩ビ管を炙ってちょっと曲げてあります。透明の曲げ配管も売ってたりしますがコケが付いて掃除が面倒なので、塩ビ管の方が良いかな

排水の方は40Aから25Aに変換して、エバフリーAFP-25で曲げてからホース接続

最後にSK-5000に接続します。海藻リアクターメンテナンスすると、海藻が流れ出ることがあるので水槽に送るよりはこっちに流した方が色々良いです

■ポンプの向きを逆に
Vectra L1の向きを逆にしていきます

SK-5000は邪魔になるので撤去

ポンプの下はやはりそれなりにゴミがたまりますね

可能な範囲でゴミを吸い出し掃除

Vectra L1を逆向きに設置。ストレーナーをつけてあるので、壁にぴったりくっつけても水を吸えます。あと振動を伝えにくいようにBio-Mediaをポンプ底に敷いてます

ホースをカットして

昔使っていた塩ビ管に戻し。ホースバンドで締め付けます。エルボと45°エルボの組み合わせです

ポンプの口は多少スペース空けてます

Bio-Media敷いたので少し浮きます

あとはポンプまでの間にBio-Media LやMを置いて、泡をなるべく遮断します


ちなみに塩ビのエルボで曲げるより、ホースで緩やかにカーブさせた方がやはり効率が良いです
ホースの場合は、水槽ルート 1050L/H、クーラールート990L/H、合計2040L/Hだったものが、
塩ビ管にしたことで、水槽ルート 966L/H、クーラールート960L/H、合計1926L/Hに効率が落ちました
■SK-5000水平化
ついでにSK-5000を水平化させます。サンプに引っかけるだけだと微妙に角度がついて、ロール巻きが偏りますね
サンプのライブロックに多少スペースつくります

塩ビ管を良い長さにカットして、SK-5000の底に置いて支えます

支える前は2.6°傾いてましたが

支えてあげると0.4°まで軽減できました

■Vectra L1の流量測定
Vectra L1の出力設定と流量の関係性も測定しておきます
ポンプの消費電力はワットチェッカーで行います

流量はそれぞれのルートにあるFD-Q20Cで行います
これが水槽ルート

これがクーラールート(正確にはクーラー→海藻リアクター)

久々にReeflinkでブラウザ流量設定しようとしたら、何故かスケジュール設定が更新できず… 流量はスケジュール設定するときに変更できるのですが、それが恒常的に有効化できないみたい

ひとまずグラフを作ってみます。出力の%はキャリブレーション後のものです。Vectra L1をフルパワー動作させたら水槽から水が溢れてしまうので、水が回る最低流量~水が溢れない最高流量に限定してあります

表にするとこんな感じ。クリックで拡大します。クーラールートは消費電力が上がっても流量は上がりにくいです
これに対して水槽ルートは良い感じで上がっていきます
「流量合計/消費電力」を見てもらうと分かりますが、DCポンプ全般的に出力低い方が効率が良いです
(30%出力ぐらいが効率のピークかな。もちろん配管太い方がより効率が良いです)

最終的な設定としては、最も落水音が静かになる65%あたりの出力で使って行きます。サンプ→水槽だけで8.6回転ぐらいです。
Reeflinkのスケジュール設定がうまく行かないので、結局ポンプリセットしてReeflink使わずにVectra L1のコントローラーのみで制御してます(コントローラーだけでもキャリブレーションして5%単位ぐらいで流量設定は可能です)

というわけで、この水槽はこんな感じの配管になってます

今の水槽は45cmサイドフロー水槽です。今までの経緯はこのあたりをみてください
サブ水槽計画・購入編(2017年10月)
サブ水槽設置・配管編(2017年10月)
サブ水槽の独立化(2020年9月~2021年1月)
樹脂ホースバンドに切換
■配管について
ひとまずこれが現状のサンプからの配管になります。Vectra L1の25A塩ビ管から、内径32mmホースで繋いでいます。海水中にステンレスホースバンド漬けたら錆びるので、樹脂ホースバンドを使っていました(錆びたらもちろん生体にも悪影響があります)

ポンプの吸込口が仕切板の切り欠き部分にくるため、サンプ内の気泡をそのまま水槽まで持ち上げてしまい、水槽内に気泡が多くていまいちな向きになってます…
樹脂ホースバンドに切換 の時にこの向きに変更したのですが戻します

配管のイメージはこんな感じです(クリックで拡大します)
サンプのVectra L1から、水槽に水をあげるルートと、クーラー→海藻リアクター→サンプに戻すルートに分岐させています
何故分岐させるかというと、クーラーは抵抗が大きすぎて流量が頭打ちになるからです。どんなポンプを使っても流量が絞られて必要な回転数を稼げないため、ポンプ→クーラー→水槽の1ルートだけにするのは止めた方が良いです

※水槽の給水管が2本あるなら、クーラー→サンプでは無く、クーラー→水槽でももちろん大丈夫
■配管の具体的な写真
具体的な配管はこんな感じです
まずはVectra L1からスタート

サイドフローなのでキャビネットの外に出て行きます

上から見たところで、チーズで揚水とクーラーに分岐します。これ本当は逆の方が効率が良いですが…まあしょうがないです

チーズを横から見たところ

クーラールートの続きです。ここから室外に出て行きます
あまり太いパイプは通らないので、25Aから20Aに変換しています

室外側

外は暑かったり寒かったりするので断熱材巻いてます

日光もあたるので配管カバーもつけてあります

あと雨にあたるのも微妙なので、クーラーカバーも

室内側に戻ります。20Aから16Aに変換して、シリコンチューブで海藻リアクターと接続します
あと海藻リアクターメンテナンス用に、水抜き用のバルブも設置してあります。

水槽の側までシリコンチューブで繋ぎ、キーエンス FD-Q20C流量センサーを通って、40Aの排水管に接続します
排水管に接続するのは、サンプへの戻り配管を1本にしたいのと、管を水で満たして静音化させたいからです

水槽の給水と排水はこんな感じです
給水は16A、排水は40Aです

コーナーボックス内はこんな感じ。40Aの方はビニル紐を吊ってあって静音化させてます

16Aのソケットの方にビニル紐を結んで、配管の中に落ちないようにしてあります

給水の方は塩ビ管を炙ってちょっと曲げてあります。透明の曲げ配管も売ってたりしますがコケが付いて掃除が面倒なので、塩ビ管の方が良いかな

排水の方は40Aから25Aに変換して、エバフリーAFP-25で曲げてからホース接続

最後にSK-5000に接続します。海藻リアクターメンテナンスすると、海藻が流れ出ることがあるので水槽に送るよりはこっちに流した方が色々良いです

■ポンプの向きを逆に
Vectra L1の向きを逆にしていきます

SK-5000は邪魔になるので撤去

ポンプの下はやはりそれなりにゴミがたまりますね

可能な範囲でゴミを吸い出し掃除

Vectra L1を逆向きに設置。ストレーナーをつけてあるので、壁にぴったりくっつけても水を吸えます。あと振動を伝えにくいようにBio-Mediaをポンプ底に敷いてます

ホースをカットして

昔使っていた塩ビ管に戻し。ホースバンドで締め付けます。エルボと45°エルボの組み合わせです

ポンプの口は多少スペース空けてます

Bio-Media敷いたので少し浮きます

あとはポンプまでの間にBio-Media LやMを置いて、泡をなるべく遮断します


ちなみに塩ビのエルボで曲げるより、ホースで緩やかにカーブさせた方がやはり効率が良いです
ホースの場合は、水槽ルート 1050L/H、クーラールート990L/H、合計2040L/Hだったものが、
塩ビ管にしたことで、水槽ルート 966L/H、クーラールート960L/H、合計1926L/Hに効率が落ちました
■SK-5000水平化
ついでにSK-5000を水平化させます。サンプに引っかけるだけだと微妙に角度がついて、ロール巻きが偏りますね
サンプのライブロックに多少スペースつくります

塩ビ管を良い長さにカットして、SK-5000の底に置いて支えます

支える前は2.6°傾いてましたが

支えてあげると0.4°まで軽減できました

■Vectra L1の流量測定
Vectra L1の出力設定と流量の関係性も測定しておきます
ポンプの消費電力はワットチェッカーで行います

流量はそれぞれのルートにあるFD-Q20Cで行います
これが水槽ルート

これがクーラールート(正確にはクーラー→海藻リアクター)

久々にReeflinkでブラウザ流量設定しようとしたら、何故かスケジュール設定が更新できず… 流量はスケジュール設定するときに変更できるのですが、それが恒常的に有効化できないみたい

ひとまずグラフを作ってみます。出力の%はキャリブレーション後のものです。Vectra L1をフルパワー動作させたら水槽から水が溢れてしまうので、水が回る最低流量~水が溢れない最高流量に限定してあります

表にするとこんな感じ。クリックで拡大します。クーラールートは消費電力が上がっても流量は上がりにくいです
これに対して水槽ルートは良い感じで上がっていきます
「流量合計/消費電力」を見てもらうと分かりますが、DCポンプ全般的に出力低い方が効率が良いです
(30%出力ぐらいが効率のピークかな。もちろん配管太い方がより効率が良いです)

最終的な設定としては、最も落水音が静かになる65%あたりの出力で使って行きます。サンプ→水槽だけで8.6回転ぐらいです。
Reeflinkのスケジュール設定がうまく行かないので、結局ポンプリセットしてReeflink使わずにVectra L1のコントローラーのみで制御してます(コントローラーだけでもキャリブレーションして5%単位ぐらいで流量設定は可能です)

というわけで、この水槽はこんな感じの配管になってます



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水槽の塩分濃度測定についてまとめ
2023-01-29
少し前にTwitterで、HANNA Marine Salinity Testerを買った方の測定結果が割とずれているという話を受け、色々測定してみましたのでまとめておきます
私がHANNA Marine Salinity Testerを購入したときの記事はこちら
HANNA Marine Salinity Testerを購入
あと今回と似たようなことは、このときに実施しています
ポケット海水濃度計 ATAGO PAL-生簀を購入しました
■はじめに
サンゴ水槽の飼育水の塩分濃度と、水換え時の海水の塩分濃度は重要なパラメータです
こちらはコーラルプロソルトのバケツに貼ってあるラベルですが、
飼育する生体にあわせて塩分(Salinity)を決めて、それ以外のKH、カルシウム、マグネシウム…等の微量元素をあわせていく必要があります

人工海水の元は、この塩分が適正になるように溶かせば他の微量元素も適切になるように設計・製造されています
サンゴ水槽は水換えすることで微量元素のバランスを取ることができますが、溶かす塩の量が少ないとカルシウム、マグネシウムが低く、多すぎれば塩分で生体負荷が上がり、水換えコストも増えることになります。
なお、コーラルプロソルトはRO水1Lに対して、38.2g溶かせば35pptになります

レッドシーソルトはRO水1Lに対して、38.2g溶かせば35.5pptになります
※サイトだと35って書いてありますが、マニュアルのPDFの方が正しいと思われます

レッドシーソルト マニュアルPDFの抜粋はこちら

■塩分濃度測定実験
今回、測定器は以下を使います
左からDEEP SIX、HANNA HI98319 Marine Salinity Tester、シーウォーターリフレクトメーター、AIネット塩分濃度屈折計です

測定の基準液を作ります
まずはRO水を2000gほど ※水道水を使うとカルシウム等が入っているので結果への影響が少しあります

精密はかりを用意して

コーラルプロソルトを76.4g計量します(38.2g/L * 2L)

参考までに、RO水を測定した方のデジタルスケールで測定するとちゃんと76gと出ました

RO水にコーラルプロソルトを入れて撹拌して溶かしました

ちなみにレッドシー公式での計測方法抜粋はこちら

※これは基準液を14Lで作る方法で、13.7Lで塩をいれて撹拌してから、水温を25℃まであげて14LになるまでRO水を注ぐので、私のやり方より厳密です(水+塩が14Lになるやり方なので。2000g+76.4gだと塩の体積分薄まる)
■実測
測定前にHANNA HI98319 Marine Salinity Testerを校正
校正液につけて、CALボタンを押してしばらく待つだけです
これでこの測定器の前提とする35pptに校正されます

コーラルプロソルトを測定してみると、32.2pptと表示されました

DEEP SIXも使ってみます

コーラルプロソルトを測定すると29pptですね

ついでに水槽の水を測定してみると35pptほど。ということは基準液よりも塩分高いのは確実ですね…

屈折計もそれぞれRO水で校正してから測定しました
■実測結果まとめ
まとめるとこんな感じで、基準液のコーラルプロソルトを35pptと測定できた器材はありませんでした

グラフにするとこんな感じ

今まではHANNA HI98319 Marine Salinity Testerの表示を信じていたので、バケツ、水槽の塩分は基準液よりも高めになっているようです
(水換えはいつも40Lですが、コーラルプロソルトを1,528g溶かせば十分ですが、HI98319の表示が低めに出るので、1,600gとか入れていました)
なので、これからは水換えの時は塩を1,528gかそれよりも少なくして、水槽の塩分濃度を適正化していっています
■基準液をちゃんと計測してみる
ところで、コーラルプロソルトを溶かして作った基準液が本当に35pptだったのかを確認してみます(基準液側を疑ってみる)
バケツからペットボトルに移しました。これからはこれの塩分濃度を信じて生きます

塩分濃度を測定するならやはりトリトン測定ですね。ICP-OESで水の中の微量元素濃度を測定してくれます

送るの久々です。切手貼って定形外で送れます

測定結果がこちら(クリックで拡大します)。ケイ素とリン酸塩が検出されいますが、使ったクロノスレインのDIが飽和しているためかと思います(DIフィルター交換サボってるので…)
水道水のカルシウムとかは取り除けているはずなので、基準液にはほぼ影響を与えてないはず

トリトン測定結果を基に計算した塩分濃度は、34.54pptでした。今回作った基準液はほぼ35pptと考えて良さそうです

※トリトン測定からの計算方法は、
さわぼんの投稿と、Compute the Salinity using Seawater macro elements from evaluationを見てください
■水槽の塩分測定方法まとめ
塩分測定器具は、フロートの浮き方、屈折率、電気伝導率等を使って、これぐらい塩分入っているはずというのを推定しています。なので、基準とする海水の成分が普段使っている人工海水の元と違っていると当然結果も変わってきます
なので、塩分測定器具の結果だけを信じるのは危険です
飼育水の正しい塩分濃度は、結局のところどんな成分が含まれているかをトリトンやFAUNA MARINのICPテストで測定する必要があるわけです
といっても、毎週これをやるのは大変なので、シンプルに水の量と人工海水の重さだけを信じる方が安全です
具体的には…
①水換えの時はその水の量を正確にはかり、人工海水のもとをデジタルスケールではかって溶かす
※バケツやゴミ箱には目盛がついてるのでそれに水の量をあわせる
②それをもとに塩分測定器具で測定する
③飼育水が②の結果とどう違うか確認する。②よりも高いなら薄める、②よりも低いなら少し濃くする
というやり方が一番安全かと思います
■参考① 塩の量と塩分濃度
コーラルプロソルトとレッドシーソルトで、狙った塩分濃度の塩を作るならこれを参考にしてください(クリックで拡大します)

あと、コーラルプロソルトとレッドシーソルトはロット毎に微量元素の測定をおこなっており、フタの裏にあるロットNoをもとにその結果を「分析証明書」で知ることができます

なお、メーカー毎に35pptにするための重さが違いますまあサンゴ用なら基本的には、38g/L前後だとは思いますが、カルシウムやマグネシウムなどの量がメーカー毎に違ってるので微妙に違います。レッドシーはサイトにちゃんと書いてますが、他の人工海水はメーカーのサイト等を見るか問合せしてみてください
■参考② 基準液を基に校正できないか
メーカーの保証外行為ではありますが、以下をやってみました
ペットボトルの中の基準液を再測定してみます
この状態でCALを押せば校正されます

それを基に水槽の水を測定すると、確かに高いことがわかりますね。その幅が0.9pptだけで済んでいるのかは不明ですが…

私がHANNA Marine Salinity Testerを購入したときの記事はこちら
HANNA Marine Salinity Testerを購入
あと今回と似たようなことは、このときに実施しています
ポケット海水濃度計 ATAGO PAL-生簀を購入しました
■はじめに
サンゴ水槽の飼育水の塩分濃度と、水換え時の海水の塩分濃度は重要なパラメータです
こちらはコーラルプロソルトのバケツに貼ってあるラベルですが、
飼育する生体にあわせて塩分(Salinity)を決めて、それ以外のKH、カルシウム、マグネシウム…等の微量元素をあわせていく必要があります

人工海水の元は、この塩分が適正になるように溶かせば他の微量元素も適切になるように設計・製造されています
サンゴ水槽は水換えすることで微量元素のバランスを取ることができますが、溶かす塩の量が少ないとカルシウム、マグネシウムが低く、多すぎれば塩分で生体負荷が上がり、水換えコストも増えることになります。
なお、コーラルプロソルトはRO水1Lに対して、38.2g溶かせば35pptになります

レッドシーソルトはRO水1Lに対して、38.2g溶かせば35.5pptになります
※サイトだと35って書いてありますが、マニュアルのPDFの方が正しいと思われます

レッドシーソルト マニュアルPDFの抜粋はこちら

■塩分濃度測定実験
今回、測定器は以下を使います
左からDEEP SIX、HANNA HI98319 Marine Salinity Tester、シーウォーターリフレクトメーター、AIネット塩分濃度屈折計です

測定の基準液を作ります
まずはRO水を2000gほど ※水道水を使うとカルシウム等が入っているので結果への影響が少しあります

精密はかりを用意して

コーラルプロソルトを76.4g計量します(38.2g/L * 2L)

参考までに、RO水を測定した方のデジタルスケールで測定するとちゃんと76gと出ました

RO水にコーラルプロソルトを入れて撹拌して溶かしました

ちなみにレッドシー公式での計測方法抜粋はこちら

※これは基準液を14Lで作る方法で、13.7Lで塩をいれて撹拌してから、水温を25℃まであげて14LになるまでRO水を注ぐので、私のやり方より厳密です(水+塩が14Lになるやり方なので。2000g+76.4gだと塩の体積分薄まる)
■実測
測定前にHANNA HI98319 Marine Salinity Testerを校正
校正液につけて、CALボタンを押してしばらく待つだけです
これでこの測定器の前提とする35pptに校正されます

コーラルプロソルトを測定してみると、32.2pptと表示されました

DEEP SIXも使ってみます

コーラルプロソルトを測定すると29pptですね

ついでに水槽の水を測定してみると35pptほど。ということは基準液よりも塩分高いのは確実ですね…

屈折計もそれぞれRO水で校正してから測定しました
■実測結果まとめ
まとめるとこんな感じで、基準液のコーラルプロソルトを35pptと測定できた器材はありませんでした

グラフにするとこんな感じ

今まではHANNA HI98319 Marine Salinity Testerの表示を信じていたので、バケツ、水槽の塩分は基準液よりも高めになっているようです
(水換えはいつも40Lですが、コーラルプロソルトを1,528g溶かせば十分ですが、HI98319の表示が低めに出るので、1,600gとか入れていました)
なので、これからは水換えの時は塩を1,528gかそれよりも少なくして、水槽の塩分濃度を適正化していっています
■基準液をちゃんと計測してみる
ところで、コーラルプロソルトを溶かして作った基準液が本当に35pptだったのかを確認してみます(基準液側を疑ってみる)
バケツからペットボトルに移しました。これからはこれの塩分濃度を信じて生きます

塩分濃度を測定するならやはりトリトン測定ですね。ICP-OESで水の中の微量元素濃度を測定してくれます

送るの久々です。切手貼って定形外で送れます

測定結果がこちら(クリックで拡大します)。ケイ素とリン酸塩が検出されいますが、使ったクロノスレインのDIが飽和しているためかと思います(DIフィルター交換サボってるので…)
水道水のカルシウムとかは取り除けているはずなので、基準液にはほぼ影響を与えてないはず

トリトン測定結果を基に計算した塩分濃度は、34.54pptでした。今回作った基準液はほぼ35pptと考えて良さそうです

※トリトン測定からの計算方法は、
さわぼんの投稿と、Compute the Salinity using Seawater macro elements from evaluationを見てください
■水槽の塩分測定方法まとめ
塩分測定器具は、フロートの浮き方、屈折率、電気伝導率等を使って、これぐらい塩分入っているはずというのを推定しています。なので、基準とする海水の成分が普段使っている人工海水の元と違っていると当然結果も変わってきます
なので、塩分測定器具の結果だけを信じるのは危険です
飼育水の正しい塩分濃度は、結局のところどんな成分が含まれているかをトリトンやFAUNA MARINのICPテストで測定する必要があるわけです
といっても、毎週これをやるのは大変なので、シンプルに水の量と人工海水の重さだけを信じる方が安全です
具体的には…
①水換えの時はその水の量を正確にはかり、人工海水のもとをデジタルスケールではかって溶かす
※バケツやゴミ箱には目盛がついてるのでそれに水の量をあわせる
②それをもとに塩分測定器具で測定する
③飼育水が②の結果とどう違うか確認する。②よりも高いなら薄める、②よりも低いなら少し濃くする
というやり方が一番安全かと思います
■参考① 塩の量と塩分濃度
コーラルプロソルトとレッドシーソルトで、狙った塩分濃度の塩を作るならこれを参考にしてください(クリックで拡大します)

あと、コーラルプロソルトとレッドシーソルトはロット毎に微量元素の測定をおこなっており、フタの裏にあるロットNoをもとにその結果を「分析証明書」で知ることができます

なお、メーカー毎に35pptにするための重さが違いますまあサンゴ用なら基本的には、38g/L前後だとは思いますが、カルシウムやマグネシウムなどの量がメーカー毎に違ってるので微妙に違います。レッドシーはサイトにちゃんと書いてますが、他の人工海水はメーカーのサイト等を見るか問合せしてみてください
■参考② 基準液を基に校正できないか
メーカーの保証外行為ではありますが、以下をやってみました
ペットボトルの中の基準液を再測定してみます
この状態でCALを押せば校正されます

それを基に水槽の水を測定すると、確かに高いことがわかりますね。その幅が0.9pptだけで済んでいるのかは不明ですが…



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2022年の水槽全景を振り返る
2022-12-30
今年1年を振り返ってみます。過去の記事はこんな感じです。
2021年の水槽全景を振り返る
2020年の水槽全景を振り返る
2019年の水槽全景を振り返る
2018年の水槽全景を振り返る
2017年の水槽全景を振り返る
2016年の水槽全景を振り返る
2015年の水槽全景を振り返る
2014年の水槽全景を振り返る
なお画像クリックで拡大します
引越後は水槽も落ち着いています。あと子供も順調に育ってます
■1月
去年は引越後に魚が不調となり、結構減った状態…シマヤッコとハタタテダイ、ハタタテハゼのみからスタートです

年初にお掃除 クエン酸で石灰藻を綺麗にします

サンゴの置き場が無いので、ぷきちさん フラグラックを追加購入

初めておせち注文してみました。ちょっと多すぎた

おさかなを購入 ピンテールフェアリーラス

ブラックオセラリス

アケボノハゼ

ゼブラハゼ まとめていつもの通りトリートメントします

去年の8月に購入したクロシオマメスナ。結構増えてきました。SPSが育つぐらいの光あった方が良い気がします

冬なので保温実験

レインボーキッカはかなり大きくなりました

子供が有機ELテレビを傷つける可能性があるので、アクリルガードを購入して設置
効果はかなりあります

■2月
スタポやオージーグリーントサカが結構大きくなりすぎました

購入した魚は元気

前からいるハタタテダイも順調

チヂミトサカは何回かフラグにしてみていますが、あまり成長しないです。栄養塩がすくないからか…

レインボーキッカを上から撮影

あとクロシオマメスナも この色好き

低温調理で分厚いとんかつを作ってみたりしました

■3月
増えすぎたサンゴを出品準備中

レッドシーのDixXを使ってスターポリプをトリートメント

中のウミケムシとかが取れます。発送時にパッキングの中で死んだりするので、やった方が良いかも

トリートメント終わったらちょっと養生して出品

引っ越ししたCoral Aquaticさんで購入

こちらも

クロシオマメスナはそろそろ限界

レインボーキッカの土台が限界なので、コーラルプラグのスクエアタイプに接着

こんな感じに

夜に大きな地震が発生。うちは何の問題もありませんでしたが、震源に近い方はフタがあっても水が溢れる様子がTwitter投稿されていたので、ガラス屋さんにオーダーしてフタを作ってもらいました

こちらが作ってもらったフタです。左奥の切り欠きとかもできるので、ぴったり隙間無く、かつ重いフタができあがりました

yさんから海苔(の原料の状態)をいただきました

海苔の佃煮にしたりして美味しくいただきました

■4月
サンゴを出品したことで多少余裕ができました

チヂミトサカはやはり生長しない

久々にアケボノハゼを確認

コーラルプロソルトを使っていると石灰藻の生長が激しい
まめにクエン酸で落とします

水槽のフタは順調

端午の節句のために兜とか買ったり

■5月
ちょっとずつ暑くなってきました

水槽を大掃除

ろ材もたまには綺麗にします

ピンテールフェアリーラスはやはり綺麗

ブラックオセラリスを追加購入 またペア化を狙います。あとロイヤルグラマも買いました

家の電線によくハトが来るようになり、フン害がひどかったので東京電力とNTTに連絡して対策していただきました
その後はフン害無くなりました

トップガンが公開。何回も観ました

たまにはシマヤッコ

ゼブラハゼ

メダカとか飼いたくなったので、スイレンセットを購入

庭のツツジが初めて咲きました

■6月
先月購入したロイヤルグラマが右下に映ってます

チヂミトサカはあまり成長しないものの、色は気に入ってます

スイレン鉢の草の成長が早い…

家のポストにヤモリがいました。なにげに初ヤモリ

せっかく庭があるならと、花とバジルを植えてみたり

コンクリでも草は生えてくるので除草剤で処理

クロシオマメスナがそろそろ限界

LSSさんからプラグを購入

増えすぎたクロシオマメスナをカットして、プラグに接着

今まであまり作りませんでしたが、揚げ出し豆腐を作るようになりました

■7月
たまには斜めから撮影

ロイヤルグラマが前の方に出てくるようになりました。やはり色が良いです

自動水溜用バケツのカビが凄かったのでお掃除

フロートスイッチや、塩溶かし用のポンプとかもまとめて掃除

綺麗になりました

秩父に行ってみたり。夜祭り行きたい

クルミ蕎麦おいしかった

結構待ちました…

久々にセミが羽化するところ見られました

庭で育てたバジル、どんどん増えるのでいくらでも採取できます

リビングにタワー型のデスクトップPC置くと邪魔なので、ミニPCを購入

モニタの裏にマウントできます

上から見たところ。PC自体をモニタで隠すことが出来ます

■8月
定期的に掃除しないと石灰藻がつきまくり…

クロシオマメスナは順調

庭の花は日当たりが良ければ、あっという間に増えますね

久々に八景島シーパラダイスに行ってきました

デスクトップPCがたまにブルースクリーンになったりして不調なので、原因切り分け

簡易水冷はホコリつきやすいのでちゃんと掃除しないと…

SSDを換装してみたり

HDDのディスク故障とか、マザーボードの故障とか色々疑いましたが、結局はメモリの故障でした

この頃は天ぷらをよく作ってました

あとふるさと納税でいくらが届きました

■9月
割とシアノバクテリアが出てます
魚の寿命を延ばすために、水温を22℃ぐらいまで下げました

クロシオマメスナはよく育つ

オレンジマメスナは上の方に増えていかない

ロールフィルターは久々に新品を使いました

メモリを交換したらちゃんと動きます

天ぷらはよく作ってました

円安が危険な感じだったので、デスクトップPCのリニューアルを実施
4、5年は使える+なるべくコストを抑えた構成にしてます

簡易水冷をやめて、空冷に

庭の植物は成長激しい…

帰省ついでに那須どうぶつ王国に

■10月
ちょっとずつ寒くなってきましたので、いくつかサンゴを出品して減らしました

クロシオマメスナも増えすぎたので出品

お店でチヂミトサカを購入。ちょっと肌色っぽい感じ

後ろが以前からいる方。同じような色に変化するのか様子を見ていきます

ハタタテダイがカーリーを食べてくれないようで増えてきました…

移転したナチュラルさんに車で行ってきました。東京の西の方に来てくれたので比較的行きやすくなりました

カーリー対策にチョウチョウウオを購入

シチセンチョウと

アミメチョウチョウウオ 餌付けは終わって無事導入出来たんですが、結局カーリー食べない…

使ってたロボット掃除機が不調。バッテリー故障のため交換しました

SwitchBotのロボット掃除機を購入。水拭きも出来ます

庭の植物はかなり大きくなりました。ひと株でここまで…

スイレン鉢の植物の生長はストップ。結局スイレンは咲きませんでした…

■11月
谷町ショウガと、オレンジエダコモンを購入しました
なおハタタテダイはポップアイが酷くなって隔離治療をしていましたが死亡… 去年はGFGでポップアイが治ったのですが違いが分からない…

寒くなって紅葉がきれいに

チヂミトサカはやはり良いです

クロシオマメスナはこの水槽にあっている模様

スイレン鉢は水温が下がり、メダカもそろそろ冬支度なのでほぼエサを与えない状態に

リーフトリガーさんが陶器にスタポを成長させていたので、真似してみます

ロングポリプのスタポを貼り付け

7月に購入したミニPCが性能今ひとつなので、中古のミニPCを購入しました
CPUは6コアで以前使っていたデスクトップPCよりも性能高いです

SSDが256GBだとちょっと足りないので、512GBに換装

自宅のファイルサーバーを小型化+省エネ化するため、中古のPCを購入

このサイズでもNIC 3枚挿せます

古いHDDとかを束ねて、バックアップに使ってます。バックアップは週次で、そのタイミングだけスマートプラグでHDD起動するので省エネです。バックアップが終わったら、スマートプラグをIFTTT経由で自動OFFにします

■12月
寒くなってきました
油断していると石灰藻がどんどん増える…

シチセンチョウとかは元気ですが、カーリーは食べない…

ちょっと水槽をお掃除

チヂミトサカはこのパープルっぽい色が好き

東京都昭島市に、SEA STORYさんがオープン。家から車で比較的行きやすいかも

サンゴとかを買いました

スイレン鉢は氷が張ることが多くなってきました

花はさすがに霜が降りると枯れちゃいますね

yさんから海苔を送っていただきました

炙って食べると美味しい

NFCタグを購入してみました。スマフォで触れるだけでフィードモードとか水換えを開始できるようにしてみました(以前はGoogle Homeに音声コマンドでやっていたのを、NFCタグからでも出来るようにしたのみですが)


年末なのでクエン酸で掃除

コーナーボックスとかも綺麗になりました

たまには斜めから撮影

-----
今年は生体も機材もあまり買わずだったので、年間の水槽維持費は変わらずサイズダウン前の1/3ぐらいです。代わりに燃料調整費とかで電気代がどんどん上がってきたり、育児とかにお金がかかっているので、サイズダウンは正解でした… 来年こそは動画作成は再開したい
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なお画像クリックで拡大します
引越後は水槽も落ち着いています。あと子供も順調に育ってます
■1月
去年は引越後に魚が不調となり、結構減った状態…シマヤッコとハタタテダイ、ハタタテハゼのみからスタートです

年初にお掃除 クエン酸で石灰藻を綺麗にします

サンゴの置き場が無いので、ぷきちさん フラグラックを追加購入

初めておせち注文してみました。ちょっと多すぎた

おさかなを購入 ピンテールフェアリーラス

ブラックオセラリス

アケボノハゼ

ゼブラハゼ まとめていつもの通りトリートメントします

去年の8月に購入したクロシオマメスナ。結構増えてきました。SPSが育つぐらいの光あった方が良い気がします

冬なので保温実験

レインボーキッカはかなり大きくなりました

子供が有機ELテレビを傷つける可能性があるので、アクリルガードを購入して設置
効果はかなりあります

■2月
スタポやオージーグリーントサカが結構大きくなりすぎました

購入した魚は元気

前からいるハタタテダイも順調

チヂミトサカは何回かフラグにしてみていますが、あまり成長しないです。栄養塩がすくないからか…

レインボーキッカを上から撮影

あとクロシオマメスナも この色好き

低温調理で分厚いとんかつを作ってみたりしました

■3月
増えすぎたサンゴを出品準備中

レッドシーのDixXを使ってスターポリプをトリートメント

中のウミケムシとかが取れます。発送時にパッキングの中で死んだりするので、やった方が良いかも

トリートメント終わったらちょっと養生して出品

引っ越ししたCoral Aquaticさんで購入

こちらも

クロシオマメスナはそろそろ限界

レインボーキッカの土台が限界なので、コーラルプラグのスクエアタイプに接着

こんな感じに

夜に大きな地震が発生。うちは何の問題もありませんでしたが、震源に近い方はフタがあっても水が溢れる様子がTwitter投稿されていたので、ガラス屋さんにオーダーしてフタを作ってもらいました

こちらが作ってもらったフタです。左奥の切り欠きとかもできるので、ぴったり隙間無く、かつ重いフタができあがりました

yさんから海苔(の原料の状態)をいただきました

海苔の佃煮にしたりして美味しくいただきました

■4月
サンゴを出品したことで多少余裕ができました

チヂミトサカはやはり生長しない

久々にアケボノハゼを確認

コーラルプロソルトを使っていると石灰藻の生長が激しい
まめにクエン酸で落とします

水槽のフタは順調

端午の節句のために兜とか買ったり

■5月
ちょっとずつ暑くなってきました

水槽を大掃除

ろ材もたまには綺麗にします

ピンテールフェアリーラスはやはり綺麗

ブラックオセラリスを追加購入 またペア化を狙います。あとロイヤルグラマも買いました

家の電線によくハトが来るようになり、フン害がひどかったので東京電力とNTTに連絡して対策していただきました
その後はフン害無くなりました

トップガンが公開。何回も観ました

たまにはシマヤッコ

ゼブラハゼ

メダカとか飼いたくなったので、スイレンセットを購入

庭のツツジが初めて咲きました

■6月
先月購入したロイヤルグラマが右下に映ってます

チヂミトサカはあまり成長しないものの、色は気に入ってます

スイレン鉢の草の成長が早い…

家のポストにヤモリがいました。なにげに初ヤモリ

せっかく庭があるならと、花とバジルを植えてみたり

コンクリでも草は生えてくるので除草剤で処理

クロシオマメスナがそろそろ限界

LSSさんからプラグを購入

増えすぎたクロシオマメスナをカットして、プラグに接着

今まであまり作りませんでしたが、揚げ出し豆腐を作るようになりました

■7月
たまには斜めから撮影

ロイヤルグラマが前の方に出てくるようになりました。やはり色が良いです

自動水溜用バケツのカビが凄かったのでお掃除

フロートスイッチや、塩溶かし用のポンプとかもまとめて掃除

綺麗になりました

秩父に行ってみたり。夜祭り行きたい

クルミ蕎麦おいしかった

結構待ちました…

久々にセミが羽化するところ見られました

庭で育てたバジル、どんどん増えるのでいくらでも採取できます

リビングにタワー型のデスクトップPC置くと邪魔なので、ミニPCを購入

モニタの裏にマウントできます

上から見たところ。PC自体をモニタで隠すことが出来ます

■8月
定期的に掃除しないと石灰藻がつきまくり…

クロシオマメスナは順調

庭の花は日当たりが良ければ、あっという間に増えますね

久々に八景島シーパラダイスに行ってきました

デスクトップPCがたまにブルースクリーンになったりして不調なので、原因切り分け

簡易水冷はホコリつきやすいのでちゃんと掃除しないと…

SSDを換装してみたり

HDDのディスク故障とか、マザーボードの故障とか色々疑いましたが、結局はメモリの故障でした

この頃は天ぷらをよく作ってました

あとふるさと納税でいくらが届きました

■9月
割とシアノバクテリアが出てます
魚の寿命を延ばすために、水温を22℃ぐらいまで下げました

クロシオマメスナはよく育つ

オレンジマメスナは上の方に増えていかない

ロールフィルターは久々に新品を使いました

メモリを交換したらちゃんと動きます

天ぷらはよく作ってました

円安が危険な感じだったので、デスクトップPCのリニューアルを実施
4、5年は使える+なるべくコストを抑えた構成にしてます

簡易水冷をやめて、空冷に

庭の植物は成長激しい…

帰省ついでに那須どうぶつ王国に

■10月
ちょっとずつ寒くなってきましたので、いくつかサンゴを出品して減らしました

クロシオマメスナも増えすぎたので出品

お店でチヂミトサカを購入。ちょっと肌色っぽい感じ

後ろが以前からいる方。同じような色に変化するのか様子を見ていきます

ハタタテダイがカーリーを食べてくれないようで増えてきました…

移転したナチュラルさんに車で行ってきました。東京の西の方に来てくれたので比較的行きやすくなりました

カーリー対策にチョウチョウウオを購入

シチセンチョウと

アミメチョウチョウウオ 餌付けは終わって無事導入出来たんですが、結局カーリー食べない…

使ってたロボット掃除機が不調。バッテリー故障のため交換しました

SwitchBotのロボット掃除機を購入。水拭きも出来ます

庭の植物はかなり大きくなりました。ひと株でここまで…

スイレン鉢の植物の生長はストップ。結局スイレンは咲きませんでした…

■11月
谷町ショウガと、オレンジエダコモンを購入しました
なおハタタテダイはポップアイが酷くなって隔離治療をしていましたが死亡… 去年はGFGでポップアイが治ったのですが違いが分からない…

寒くなって紅葉がきれいに

チヂミトサカはやはり良いです

クロシオマメスナはこの水槽にあっている模様

スイレン鉢は水温が下がり、メダカもそろそろ冬支度なのでほぼエサを与えない状態に

リーフトリガーさんが陶器にスタポを成長させていたので、真似してみます

ロングポリプのスタポを貼り付け

7月に購入したミニPCが性能今ひとつなので、中古のミニPCを購入しました
CPUは6コアで以前使っていたデスクトップPCよりも性能高いです

SSDが256GBだとちょっと足りないので、512GBに換装

自宅のファイルサーバーを小型化+省エネ化するため、中古のPCを購入

このサイズでもNIC 3枚挿せます

古いHDDとかを束ねて、バックアップに使ってます。バックアップは週次で、そのタイミングだけスマートプラグでHDD起動するので省エネです。バックアップが終わったら、スマートプラグをIFTTT経由で自動OFFにします

■12月
寒くなってきました
油断していると石灰藻がどんどん増える…

シチセンチョウとかは元気ですが、カーリーは食べない…

ちょっと水槽をお掃除

チヂミトサカはこのパープルっぽい色が好き

東京都昭島市に、SEA STORYさんがオープン。家から車で比較的行きやすいかも

サンゴとかを買いました

スイレン鉢は氷が張ることが多くなってきました

花はさすがに霜が降りると枯れちゃいますね

yさんから海苔を送っていただきました

炙って食べると美味しい

NFCタグを購入してみました。スマフォで触れるだけでフィードモードとか水換えを開始できるようにしてみました(以前はGoogle Homeに音声コマンドでやっていたのを、NFCタグからでも出来るようにしたのみですが)


年末なのでクエン酸で掃除

コーナーボックスとかも綺麗になりました

たまには斜めから撮影

-----
今年は生体も機材もあまり買わずだったので、年間の水槽維持費は変わらずサイズダウン前の1/3ぐらいです。代わりに燃料調整費とかで電気代がどんどん上がってきたり、育児とかにお金がかかっているので、サイズダウンは正解でした… 来年こそは動画作成は再開したい


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水槽の縮小や閉鎖方法についてまとめ
2022-11-23
アクアリウムはずっと続けたい趣味ですが、色々な事情があって水槽を縮小したり閉鎖することがあるかもしれません。2020年の年末にメインの1400水槽+サブ水槽のうち、1400水槽の方を閉鎖しましたが、そのときに考えていたことをまとめておきます
※2020年、水槽の縮小前

※2020年、水槽の縮小中

■はじめに
水槽を縮小することになる原因としては、
・新居への引越したいが、水槽のコストが大きく維持できない、水槽が大きすぎて引越が困難(私の場合はこれ)
・漏水などのトラブルで家族の反対にあった
・収入減で維持できなくなった
・生体の維持がうまく行かずにモチベーション低下して止めたい…
等があるかと思います
急いで水槽を閉鎖する必要がある場合と、時間をかけて閉鎖出来る場合が考えられるので、両方ともまとめておきます。閉鎖をするからには、今までかけたお金をなるべく回収した方が、次に繋げられますのでその点を主にまとめています。
ちなみに、水槽の引越そのものはショップに依頼して実施してもらうことが出来たりしますので、ショップで相談してみて下さい。生体のパッキングだけしてもらうとか、RO水を作って持ってきてもらうとかも交渉次第だったりしますので、縮小を考えるまでにそういったことも検討してみて下さい
あと、自力で水槽引っ越しするときの記事はこちら
■急いで閉鎖する場合
このような事態になったことがないのでざっくり想像で書いてます。基本的には、まず生体を減らし、水槽の維持が不要になったら機材を処分、最後に水槽を処分という流れになるかなと思います。急いでいるので回収出来るお金は少なめ、もしくはマイナスになることも…
①生体
選択肢は以下ぐらいかと思います。
案1 知り合いに引き取ってもらう
知り合い数人に家に来てもらって引き取ってもらう案です。無料か有料かは条件次第、直接引き取りなので、生体のダメージもかなり抑えられます。パッキングが無理なら、人工海水の元が入っていたバケツを袋3重で覆うとかすれば、結構な大きさの生体も運ぶことが出来ます(その場合、車は必須) greenさんの水槽閉鎖…
人工海水の元が入っていたバケツは結構使い道があります

レッドシーソルトのバケツ + 袋3重

車の揺れが厳しいとそれでも漏れることがあります

養生シートやタオル敷いた方が良いです

たぶんインスタントオーシャンのバケツ。フタがしっかり閉まるので漏れが少ないかも

案2 ショップに引き取ってもらう
お付き合いの長いショップ等に、事前に相談して引き取ってもらう案です。基本的に引き取りの場合は無料となるはずです。引き取りを断られる可能性ももちろんあります。
引越とかを安全に終わらせるために、一時的に預かってもらうとかも交渉次第では可能だったりしますが、もちろん有料だったり、その間の生体の死亡は保証されなかったりします。
※私が以前生体を引き取ってもらったときは無料でした。事前に電話で連絡し、自分でパッキングしてショップに持ち込みました
案3 SNS/ジモティーとかで募集する
日時指定で欲しい人を募集すれば意外と集まったりします。値段とかパッキングの袋とか、持ってきて欲しいものは条件に書いておくと良いと思います。
なお、飼育していた生体を自然に返すとかは絶対にしないで下さい…環境破壊なのと、この趣味が規制される原因にもなります…
②機材
生体が居なくなったところで、不要な機材や添加剤、人工海水等の処分が出来ます
募集の仕方は①生体とあまり変わりません。
あと機材については、モンスターアクアリウムさんで出張買い取りとかしているので、急ぐなら利用されても良いと思います。
※多少荷物多くなっても良いなら、引越先に持っていってゆっくり売るのも良いと思います
③底砂
サンゴ砂は自治体のゴミ回収の方針を確認するか、電話してどうすれば良いか確認してください。炭酸カルシウムなので基本的には燃えるゴミ扱いのはずで、少量ずつゴミに出せるはずです。(貝殻と同じ扱い)
④水槽本体
案1 粗大ゴミとして捨てる
粗大ゴミとして自治体で引き取ってもらえます。ただしあまりにも大きい場合は断れる可能性が大なので、案4になると思います。
案2 解体して捨てる
水槽本体について、60cmぐらいまでのガラス水槽であれば、カッターでシリコンを解体して、不燃物ゴミの日に出すことができます。ただしガラス板そのものは粗大ゴミ相当の可能性があるので、自治体に確認して下さい。通常よりも多めに出す旨と、ダンボール等で怪我しないよう保護したりして下さい。
大きい曲面ガラスについては、ガラスカッターでキズをつけて、ゴムハンマーなどで割って解体することが出来ます。床を傷つけたり、ガラスの破片が危険なので、養生毛布等を敷いたりして実施して下さい。解体が全部終わったら、掃除機を念入りにかけて破片を回収して下さい。半端にやると忘れた頃に足の裏出血することになります…
ちなみに60cm枠あり水槽とRed Sea Max 130Dは自分で解体して処分しました。どちらも思いのほかガラスが丈夫で解体が大変でした… 素直に粗大ゴミとして捨てた方が良かったかも…
案3 引越業者に引き取ってもらう
不要品として引き取ってもらうことが出来るかも。もちろん有料ですが…
案4 専用業者に引き取ってもらう
大きいガラス水槽は粗大ゴミでも無理なので、自治体に不用品回収業者を紹介してもらって有料で処分することが出来ます。結局のところ依頼したことはありませんが、数万円以上かかるようです
■時間をかけられる場合
以降は時間をかけて閉鎖できる場合です。
基本的に、
・まとめて引き取ってもらう → 受け取れる人が非常に限られるので回収できる金額が減る、代わりに手間はかからない
・小分けにして色々な方法で引き取り手を探す → 幅広い人からちょっとずつお金を出し合うイメージなるので、回収できる金額が多くなる、代わりに手間も大きい
といった感じなので、時間かけられるなら小分けにして売っていくとよいと思います。
なお1400水槽の時は、9月中旬に閉鎖を計画、10月から出品を開始して1月末に閉鎖完了しました。
引き取ってもらう順番としてはまずサンゴとライブロックで水槽の中の障害物を減らしていき、魚を捕まえるスペースを確保します。魚が居なくなったところで底砂等を破棄、最後に水槽と機材を綺麗にして売っていくという流れです。
①サンゴ、ライブロック
案1 ヤフオク出品する
アカウント作って出品する案です。SNSよりももらい手を見つけやすく、またそれなりの価格で落札される可能性が高くなります。ただしヤフオクの手数料+送料がかかりますし、発泡箱とかのコストもかかるので、手元に残るのは落札金額の6割程度です。それを踏まえて金額設定しましょう。
手続の仕方が分からないなら何らか生体を購入してどんな流れなのか把握しておくと良いと思います。
ポイントは以下かと思います。
■出品時のポイント
・発送設定は送料込み、匿名配送にしてコンビニから送るのが色々楽です(住所転記ミスが無くせるのと、集荷待ちが不要)
・生体の写真は白照明と青照明の両方用意しておくと良いと思います(照明で結構イメージ変わるので、落札する方が過剰に期待するのを防ぐ)


・お仕事している人なら、金曜日の夜にオークション終了→手続→土曜日と日曜日に発送するサイクルが良いと思います
・平日受取もそれなりにニーズがある(4割ぐらい希望あり)ようなので、テレワークでお昼休みに外出ちょっと出来るなら、平日発送もよいと思います。
・送料とヤフオク手数料(8.8%)、発泡箱やパッキング袋等々を加味すると結構手元に残るお金は少なくなるので、あらかじめ計算して価格設定を間違わないようにしてください。

■発送時のポイント
・パッキングは練習すれば普通に出来るようになります お魚のパッキング(梱包)についての極意!トールマンTV! 冬のマメスナ発送 サンゴのストレスを最小限に
・発泡箱もホームセンターや100円ショップで購入できます
フラグサンゴ発送用によく使っている、青い60サイズ発泡箱はダイソーで150円です

大きめの発泡箱はホームセンターで買えますが結構しますね…(誰が生体発送無料とかやり始めたのか…個人では絶対に無理なぐらい発送コストがかかります)
・パッキングの袋と輪ゴムはAmazonで購入できます ヘイコーポリ No.615 ※もっと大きいサイズもあります WAKI ゴムバンド #170(切幅3mmX折径60mm) GB-888
・真夏は水温維持が非常に難しいので、出品は夏以外を選んで下さい
・パッキング袋からの漏水は他の荷物に損害を与えて非常にまずいので、袋を2重にして新聞紙等で巻くのは当然として、逆さまにして一晩おいておいてみて漏水しないかを試して下さい
・発送の際は天地無用、上積み禁止、置き配しないで発送をするオプションを使ってください
・ヤマト運輸は基本的に生体の保証はしないので、死着は自己責任です(発送受付すらされないことも考えられますので、保証を求めないでください)
・ヤマト運輸から翌々日着になる地域には基本的に発送出来ません。航空便はカイロが禁止されていますので使えません。(例えば関東から発送する場合、北海道、中国地方、九州、沖縄、離島には送れません)
・秋冬のカイロでの保温についてはこちらの記事を見てください。
基本的に荷物は外に放置されたぐらいの寒さで送られるはずなので、送り先の気温を天気サイトで確認してカイロの量や穴の量を調整します。日中は暖かくても荷物が運ばれるのは基本的に夜間なので、夜間の気温を参考に決めます
・大きいサンゴは酸素補充必須、小さいフラグは酸素無くても大丈夫です
・パッキングするときに飼育水を使うので、水換え時の水を少し残しておいてください
ちなみに私は直接引き取り有りにしていましたので、家に来て引き取ってもらう代わりに、送料相当額をpaypayで返金したりしていました。パッキング+買い物袋だけが必要で、発泡箱は不要なので発送コストがちょっとだけ浮くのと、生体への負担が少ないのがメリットです。代わりに直接引き取りの時間が結構バラバラだったりして待ち時間が多めだったりします。
あと2つまとめて落札の場合も700円返金してます。
あと同時出品が多くなると、メッセージのやりとりと発送日の整理が大変なので、取引ナビブラウザ2を使ってます。相手が受け取れないタイミングなのに誤って発送したら生体が死亡してしまうので、ミスを減らすことは重要です。(慣れないうちは、出品数を減らした方が良いです。慣れたら10~20ぐらい出品してもなんとかなります)

案2 知り合いに引き取ってもらう
思い入れのある生体とか、巨大化したサンゴは知り合いに相談して引き取ってもらうのが良いかなと思います。うちにいた巨大なサンゴはTwitter、Facebookで欲しい人を募集して引き取ってもらいました。
ちなみに巨大すぎて適切な袋がなかったので、人工海水の元が入っていた袋+ゴミ袋を複数枚重ねてパッキングしました
こちらは直接持っていってもらいました

こちらはなんとかパッキングして発送しました



案3 Twitter等のSNSで募集する
パッキングや生体の発送が出来ないなら、欲しい人を呼んで直接持っていってもらう方が楽です。値段などはリスト化してあらかじめ配っておくと良いと思います。また複数人来るなら、生体の事前予約等しておくと競合が無くて良いと思います。
大量にあった灯具はヤフオク出品が面倒なので、まとめてTwitterで募集しました

案4 ショップに引き取ってもらう
お金の回収は出来ませんが、ショップで無料で引き取ってもらう案があります。送料よりも安い魚やナマコ等はショップに事前連絡した上で、パッキングして引き取っていただきました。
②魚
募集の仕方は①とほぼ同じです
魚を発送する際は、大きめの発泡箱が必要なのと、事前に糞出しが必要だったり酸素必須だったりして結構難しいので、私の場合は直接引き取り限定にしました。引き取りの際はなるべく大きい袋でパッキングし、右下と左下の隅はガムテープなどで丸くなるように(魚が入り込まないように)し、寒い日ならカイロと袋を密着させて渡していました
また魚を捕まえる時は、防鳥ネットとキスゴムを使って、魚の遊泳範囲を狭めることで簡単に捕まえることが出来ます。(遊泳範囲を狭めたら、後は透明なプラケースを使ってキズが付かないようにして捉えます) ※15分もかからずにパッキング出来ます


③機材
案1 Twitter/Facebook等のSNSで募集する
確実に売れる人気のある機材は直接募集が良いです。スペクトラ2台はTwitterで募集しましたがあっという間に決まりました。ヤフオクの手数料はプレミアム会員で8.8%、一般会員で10%です。スペクトラを11万円で落札されても1万円ぐらい手数料かかりますので、それなら10.5万円でTwitterで募集した方が、売る人、買う人共に嬉しい結果となります。
案2 ヤフオク出品する
使用期間や購入時の価格を明確にしておくと適切な価格で落札されると思います。(ただし通常は元値の3~5割ぐらい)
機材はバクテリアが悪影響を与えないように、ピューラックスなどで殺菌、コケを溶かした上で、洗浄後にクエン酸で綺麗にして再度洗浄してから出品していました
④水槽本体、キャビネット、サンプ
募集の仕方は①とほぼ同じです
水槽とキャビネット、サンプのセットよりも、バラバラにした方が購入希望者が現れやすいです。(丸ごとは要らないけど、大きいサンプだけ欲しいとかは普通にあります)
また、水槽はサイズが大きいほど欲しい人が極端に減るので、基本的には捨て値になるかと思います。有料でゴミ回収してもらうよりは、誰かに引き取ってもらって有効に使って欲しいので…
木製のキャビネット、樹脂製のサンプについては、ヤマトの家財便で全国に送ることが出来ます。包装材も不要で、ヤマトの方が家まで取りに来てくれます。料金はこちらで払う必要があるのと、相手先が何階なのか、エレベーターの有無で料金が変わったりしますので、相手の住所確定+配送日調整してから落札者に送料を伝え、決済→家財便申し込み→回収+発送という流れになります。
ガラス水槽は家財便不可なので、1400水槽は、引き取り限定でヤフオクで募集したところ、屈強なナイスガイ2名が持って行ってくれました。バンの中には水槽の下に敷く木材を用意されており完璧でした。シリコンも打ち直すそうなので長く使ってくれそうでした。
※ヒビの入ったアクリル水槽とかも意外とニーズがあり、引き取り手が居たりします。(修理して室外で金魚用に使うとか) 問題のある点は説明欄に明確に記載さえすれば、意外とニーズのある人が見つかります。ゴミとして出すのはやはり最終手段で、極力引き取り手を募集してみると良いと思います。

ちなみに水槽を空にしたら、機材とまとめて綺麗にすると良いと思います
まずは水道水を注ぎ…

こちらが水道水いっぱいになったところ

ピューラックス、ハイター(界面活性剤無し)で殺菌+コケ溶かしをまとめてやります
なお強アルカリ性なので素手じゃなくて手袋使ってください

水抜きはポンプをつかうと速いです

あとは水道水で何度か換えて、ハイポで中和してください
機材の黄ばみを落としたいときと石灰藻を落としたいときは、同じように水道水を注いだ後に「クエン酸」を使ってください。水流ポンプを入れておくとよく溶けます。黄ばみもすっきり綺麗になります
掃除前

クエン酸を入れて…

掃除後

オーバーフローの配管は、ヒートガンで炙れば外せます

炙って取ったあと(50Aのところ)

■最後に
水槽閉鎖する事情は色々あると思いますが、せっかく育ててきた生き物と、それを飼育するための機材なので次の人に引き継いで+なるべく資金は回収して次に繋げて欲しいと思います
引越とかあると発送とかが並行して大変かとおもいますが、計画的に実施していきましょう
ちなみに引越で不要になる家具や、壊れたテレビとかも欲しい人が居ますので上記を参考に引き取り手を探すと良いと思います。
※2020年、水槽の縮小前

※2020年、水槽の縮小中

■はじめに
水槽を縮小することになる原因としては、
・新居への引越したいが、水槽のコストが大きく維持できない、水槽が大きすぎて引越が困難(私の場合はこれ)
・漏水などのトラブルで家族の反対にあった
・収入減で維持できなくなった
・生体の維持がうまく行かずにモチベーション低下して止めたい…
等があるかと思います
急いで水槽を閉鎖する必要がある場合と、時間をかけて閉鎖出来る場合が考えられるので、両方ともまとめておきます。閉鎖をするからには、今までかけたお金をなるべく回収した方が、次に繋げられますのでその点を主にまとめています。
ちなみに、水槽の引越そのものはショップに依頼して実施してもらうことが出来たりしますので、ショップで相談してみて下さい。生体のパッキングだけしてもらうとか、RO水を作って持ってきてもらうとかも交渉次第だったりしますので、縮小を考えるまでにそういったことも検討してみて下さい
あと、自力で水槽引っ越しするときの記事はこちら
■急いで閉鎖する場合
このような事態になったことがないのでざっくり想像で書いてます。基本的には、まず生体を減らし、水槽の維持が不要になったら機材を処分、最後に水槽を処分という流れになるかなと思います。急いでいるので回収出来るお金は少なめ、もしくはマイナスになることも…
①生体
選択肢は以下ぐらいかと思います。
案1 知り合いに引き取ってもらう
知り合い数人に家に来てもらって引き取ってもらう案です。無料か有料かは条件次第、直接引き取りなので、生体のダメージもかなり抑えられます。パッキングが無理なら、人工海水の元が入っていたバケツを袋3重で覆うとかすれば、結構な大きさの生体も運ぶことが出来ます(その場合、車は必須) greenさんの水槽閉鎖…
人工海水の元が入っていたバケツは結構使い道があります

レッドシーソルトのバケツ + 袋3重

車の揺れが厳しいとそれでも漏れることがあります

養生シートやタオル敷いた方が良いです

たぶんインスタントオーシャンのバケツ。フタがしっかり閉まるので漏れが少ないかも

案2 ショップに引き取ってもらう
お付き合いの長いショップ等に、事前に相談して引き取ってもらう案です。基本的に引き取りの場合は無料となるはずです。引き取りを断られる可能性ももちろんあります。
引越とかを安全に終わらせるために、一時的に預かってもらうとかも交渉次第では可能だったりしますが、もちろん有料だったり、その間の生体の死亡は保証されなかったりします。
※私が以前生体を引き取ってもらったときは無料でした。事前に電話で連絡し、自分でパッキングしてショップに持ち込みました
案3 SNS/ジモティーとかで募集する
日時指定で欲しい人を募集すれば意外と集まったりします。値段とかパッキングの袋とか、持ってきて欲しいものは条件に書いておくと良いと思います。
なお、飼育していた生体を自然に返すとかは絶対にしないで下さい…環境破壊なのと、この趣味が規制される原因にもなります…
②機材
生体が居なくなったところで、不要な機材や添加剤、人工海水等の処分が出来ます
募集の仕方は①生体とあまり変わりません。
あと機材については、モンスターアクアリウムさんで出張買い取りとかしているので、急ぐなら利用されても良いと思います。
※多少荷物多くなっても良いなら、引越先に持っていってゆっくり売るのも良いと思います
③底砂
サンゴ砂は自治体のゴミ回収の方針を確認するか、電話してどうすれば良いか確認してください。炭酸カルシウムなので基本的には燃えるゴミ扱いのはずで、少量ずつゴミに出せるはずです。(貝殻と同じ扱い)
④水槽本体
案1 粗大ゴミとして捨てる
粗大ゴミとして自治体で引き取ってもらえます。ただしあまりにも大きい場合は断れる可能性が大なので、案4になると思います。
案2 解体して捨てる
水槽本体について、60cmぐらいまでのガラス水槽であれば、カッターでシリコンを解体して、不燃物ゴミの日に出すことができます。ただしガラス板そのものは粗大ゴミ相当の可能性があるので、自治体に確認して下さい。通常よりも多めに出す旨と、ダンボール等で怪我しないよう保護したりして下さい。
大きい曲面ガラスについては、ガラスカッターでキズをつけて、ゴムハンマーなどで割って解体することが出来ます。床を傷つけたり、ガラスの破片が危険なので、養生毛布等を敷いたりして実施して下さい。解体が全部終わったら、掃除機を念入りにかけて破片を回収して下さい。半端にやると忘れた頃に足の裏出血することになります…
ちなみに60cm枠あり水槽とRed Sea Max 130Dは自分で解体して処分しました。どちらも思いのほかガラスが丈夫で解体が大変でした… 素直に粗大ゴミとして捨てた方が良かったかも…
案3 引越業者に引き取ってもらう
不要品として引き取ってもらうことが出来るかも。もちろん有料ですが…
案4 専用業者に引き取ってもらう
大きいガラス水槽は粗大ゴミでも無理なので、自治体に不用品回収業者を紹介してもらって有料で処分することが出来ます。結局のところ依頼したことはありませんが、数万円以上かかるようです
■時間をかけられる場合
以降は時間をかけて閉鎖できる場合です。
基本的に、
・まとめて引き取ってもらう → 受け取れる人が非常に限られるので回収できる金額が減る、代わりに手間はかからない
・小分けにして色々な方法で引き取り手を探す → 幅広い人からちょっとずつお金を出し合うイメージなるので、回収できる金額が多くなる、代わりに手間も大きい
といった感じなので、時間かけられるなら小分けにして売っていくとよいと思います。
なお1400水槽の時は、9月中旬に閉鎖を計画、10月から出品を開始して1月末に閉鎖完了しました。
引き取ってもらう順番としてはまずサンゴとライブロックで水槽の中の障害物を減らしていき、魚を捕まえるスペースを確保します。魚が居なくなったところで底砂等を破棄、最後に水槽と機材を綺麗にして売っていくという流れです。
①サンゴ、ライブロック
案1 ヤフオク出品する
アカウント作って出品する案です。SNSよりももらい手を見つけやすく、またそれなりの価格で落札される可能性が高くなります。ただしヤフオクの手数料+送料がかかりますし、発泡箱とかのコストもかかるので、手元に残るのは落札金額の6割程度です。それを踏まえて金額設定しましょう。
手続の仕方が分からないなら何らか生体を購入してどんな流れなのか把握しておくと良いと思います。
ポイントは以下かと思います。
■出品時のポイント
・発送設定は送料込み、匿名配送にしてコンビニから送るのが色々楽です(住所転記ミスが無くせるのと、集荷待ちが不要)
・生体の写真は白照明と青照明の両方用意しておくと良いと思います(照明で結構イメージ変わるので、落札する方が過剰に期待するのを防ぐ)


・お仕事している人なら、金曜日の夜にオークション終了→手続→土曜日と日曜日に発送するサイクルが良いと思います
・平日受取もそれなりにニーズがある(4割ぐらい希望あり)ようなので、テレワークでお昼休みに外出ちょっと出来るなら、平日発送もよいと思います。
・送料とヤフオク手数料(8.8%)、発泡箱やパッキング袋等々を加味すると結構手元に残るお金は少なくなるので、あらかじめ計算して価格設定を間違わないようにしてください。

■発送時のポイント
・パッキングは練習すれば普通に出来るようになります お魚のパッキング(梱包)についての極意!トールマンTV! 冬のマメスナ発送 サンゴのストレスを最小限に
・発泡箱もホームセンターや100円ショップで購入できます
フラグサンゴ発送用によく使っている、青い60サイズ発泡箱はダイソーで150円です

大きめの発泡箱はホームセンターで買えますが結構しますね…(誰が生体発送無料とかやり始めたのか…個人では絶対に無理なぐらい発送コストがかかります)
・パッキングの袋と輪ゴムはAmazonで購入できます ヘイコーポリ No.615 ※もっと大きいサイズもあります WAKI ゴムバンド #170(切幅3mmX折径60mm) GB-888
・真夏は水温維持が非常に難しいので、出品は夏以外を選んで下さい
・パッキング袋からの漏水は他の荷物に損害を与えて非常にまずいので、袋を2重にして新聞紙等で巻くのは当然として、逆さまにして一晩おいておいてみて漏水しないかを試して下さい
・発送の際は天地無用、上積み禁止、置き配しないで発送をするオプションを使ってください
・ヤマト運輸は基本的に生体の保証はしないので、死着は自己責任です(発送受付すらされないことも考えられますので、保証を求めないでください)
・ヤマト運輸から翌々日着になる地域には基本的に発送出来ません。航空便はカイロが禁止されていますので使えません。(例えば関東から発送する場合、北海道、中国地方、九州、沖縄、離島には送れません)
・秋冬のカイロでの保温についてはこちらの記事を見てください。
基本的に荷物は外に放置されたぐらいの寒さで送られるはずなので、送り先の気温を天気サイトで確認してカイロの量や穴の量を調整します。日中は暖かくても荷物が運ばれるのは基本的に夜間なので、夜間の気温を参考に決めます
・大きいサンゴは酸素補充必須、小さいフラグは酸素無くても大丈夫です
・パッキングするときに飼育水を使うので、水換え時の水を少し残しておいてください
ちなみに私は直接引き取り有りにしていましたので、家に来て引き取ってもらう代わりに、送料相当額をpaypayで返金したりしていました。パッキング+買い物袋だけが必要で、発泡箱は不要なので発送コストがちょっとだけ浮くのと、生体への負担が少ないのがメリットです。代わりに直接引き取りの時間が結構バラバラだったりして待ち時間が多めだったりします。
あと2つまとめて落札の場合も700円返金してます。
あと同時出品が多くなると、メッセージのやりとりと発送日の整理が大変なので、取引ナビブラウザ2を使ってます。相手が受け取れないタイミングなのに誤って発送したら生体が死亡してしまうので、ミスを減らすことは重要です。(慣れないうちは、出品数を減らした方が良いです。慣れたら10~20ぐらい出品してもなんとかなります)

案2 知り合いに引き取ってもらう
思い入れのある生体とか、巨大化したサンゴは知り合いに相談して引き取ってもらうのが良いかなと思います。うちにいた巨大なサンゴはTwitter、Facebookで欲しい人を募集して引き取ってもらいました。
ちなみに巨大すぎて適切な袋がなかったので、人工海水の元が入っていた袋+ゴミ袋を複数枚重ねてパッキングしました
こちらは直接持っていってもらいました

こちらはなんとかパッキングして発送しました



案3 Twitter等のSNSで募集する
パッキングや生体の発送が出来ないなら、欲しい人を呼んで直接持っていってもらう方が楽です。値段などはリスト化してあらかじめ配っておくと良いと思います。また複数人来るなら、生体の事前予約等しておくと競合が無くて良いと思います。
大量にあった灯具はヤフオク出品が面倒なので、まとめてTwitterで募集しました

案4 ショップに引き取ってもらう
お金の回収は出来ませんが、ショップで無料で引き取ってもらう案があります。送料よりも安い魚やナマコ等はショップに事前連絡した上で、パッキングして引き取っていただきました。
②魚
募集の仕方は①とほぼ同じです
魚を発送する際は、大きめの発泡箱が必要なのと、事前に糞出しが必要だったり酸素必須だったりして結構難しいので、私の場合は直接引き取り限定にしました。引き取りの際はなるべく大きい袋でパッキングし、右下と左下の隅はガムテープなどで丸くなるように(魚が入り込まないように)し、寒い日ならカイロと袋を密着させて渡していました
また魚を捕まえる時は、防鳥ネットとキスゴムを使って、魚の遊泳範囲を狭めることで簡単に捕まえることが出来ます。(遊泳範囲を狭めたら、後は透明なプラケースを使ってキズが付かないようにして捉えます) ※15分もかからずにパッキング出来ます


③機材
案1 Twitter/Facebook等のSNSで募集する
確実に売れる人気のある機材は直接募集が良いです。スペクトラ2台はTwitterで募集しましたがあっという間に決まりました。ヤフオクの手数料はプレミアム会員で8.8%、一般会員で10%です。スペクトラを11万円で落札されても1万円ぐらい手数料かかりますので、それなら10.5万円でTwitterで募集した方が、売る人、買う人共に嬉しい結果となります。
案2 ヤフオク出品する
使用期間や購入時の価格を明確にしておくと適切な価格で落札されると思います。(ただし通常は元値の3~5割ぐらい)
機材はバクテリアが悪影響を与えないように、ピューラックスなどで殺菌、コケを溶かした上で、洗浄後にクエン酸で綺麗にして再度洗浄してから出品していました
④水槽本体、キャビネット、サンプ
募集の仕方は①とほぼ同じです
水槽とキャビネット、サンプのセットよりも、バラバラにした方が購入希望者が現れやすいです。(丸ごとは要らないけど、大きいサンプだけ欲しいとかは普通にあります)
また、水槽はサイズが大きいほど欲しい人が極端に減るので、基本的には捨て値になるかと思います。有料でゴミ回収してもらうよりは、誰かに引き取ってもらって有効に使って欲しいので…
木製のキャビネット、樹脂製のサンプについては、ヤマトの家財便で全国に送ることが出来ます。包装材も不要で、ヤマトの方が家まで取りに来てくれます。料金はこちらで払う必要があるのと、相手先が何階なのか、エレベーターの有無で料金が変わったりしますので、相手の住所確定+配送日調整してから落札者に送料を伝え、決済→家財便申し込み→回収+発送という流れになります。
ガラス水槽は家財便不可なので、1400水槽は、引き取り限定でヤフオクで募集したところ、屈強なナイスガイ2名が持って行ってくれました。バンの中には水槽の下に敷く木材を用意されており完璧でした。シリコンも打ち直すそうなので長く使ってくれそうでした。
※ヒビの入ったアクリル水槽とかも意外とニーズがあり、引き取り手が居たりします。(修理して室外で金魚用に使うとか) 問題のある点は説明欄に明確に記載さえすれば、意外とニーズのある人が見つかります。ゴミとして出すのはやはり最終手段で、極力引き取り手を募集してみると良いと思います。

ちなみに水槽を空にしたら、機材とまとめて綺麗にすると良いと思います
まずは水道水を注ぎ…

こちらが水道水いっぱいになったところ

ピューラックス、ハイター(界面活性剤無し)で殺菌+コケ溶かしをまとめてやります
なお強アルカリ性なので素手じゃなくて手袋使ってください

水抜きはポンプをつかうと速いです

あとは水道水で何度か換えて、ハイポで中和してください
機材の黄ばみを落としたいときと石灰藻を落としたいときは、同じように水道水を注いだ後に「クエン酸」を使ってください。水流ポンプを入れておくとよく溶けます。黄ばみもすっきり綺麗になります
掃除前

クエン酸を入れて…

掃除後

オーバーフローの配管は、ヒートガンで炙れば外せます

炙って取ったあと(50Aのところ)

■最後に
水槽閉鎖する事情は色々あると思いますが、せっかく育ててきた生き物と、それを飼育するための機材なので次の人に引き継いで+なるべく資金は回収して次に繋げて欲しいと思います
引越とかあると発送とかが並行して大変かとおもいますが、計画的に実施していきましょう
ちなみに引越で不要になる家具や、壊れたテレビとかも欲しい人が居ますので上記を参考に引き取り手を探すと良いと思います。


- 関連記事
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- 水槽の縮小や閉鎖方法についてまとめ (2022/11/23)
- 発泡箱・保冷剤の保温実験 (2022/07/30)
- 発泡箱・カイロの保温実験4 (2022/05/03)
- 発泡箱・カイロの保温実験3 (2022/01/30)
- 水槽のバックスクリーン・バックパネルについて (2021/12/12)
水槽の温度設定変更
2022-09-04
いままで、水槽の水温は夏高め、冬低めに自動変動させていましたが、その設定を見直したので書いておきます
季節変動させる理由は昔の記事、APEXで水温を季節変動させるにまとめてありますが、自然に近付けるのと省エネを狙ってのことです
今の設定はこんな感じで、夏は温度高く、冬は低くなる設定です。APEXのシーズンテーブル機能で、自動的に0.1℃単位で徐々に変化します

ただ…この設定を行っていたのは水量250Lや400Lの頃で、これによる省エネ効果もあったと考えられますが…
(これは250L水槽)

(これは400L水槽)

今はサイズダウンして水量120Lも無いぐらい、電気代も月々2000円程度です

夏に水温を高めるデメリットとして、生体(特に魚)の代謝が上がって寿命が短めになると考えられます(もちろん生体が多すぎたり、餌の種類等々も影響はすると思いますが)。水温を21℃~22℃ぐらいの低めにすることで、代謝をちょっと下げて寿命を長くしたいと考えて今回設定を見直します
夏場は水槽用クーラーの動作頻度が増えますが、電気代影響もそこまで大きくは無いので今回は無視します
APEXのシーズンテーブル設定はこんな感じです。(APEX FUSIONではなく、APEXのローカルIPで繋がないとこの設定は見えません)

シーズンテーブルの値を変えるだけで、水槽のクーラー、ヒーターの動作温度が変わります
急激に変化させるのは問題があるので、1日に0.3℃ぐらいずつ変化させました

数日かけて徐々に温度が下がって行ってます

というわけで、まだ下げきってはいませんが22℃ぐらいで飼育しようかなと思います
季節変動させる理由は昔の記事、APEXで水温を季節変動させるにまとめてありますが、自然に近付けるのと省エネを狙ってのことです
今の設定はこんな感じで、夏は温度高く、冬は低くなる設定です。APEXのシーズンテーブル機能で、自動的に0.1℃単位で徐々に変化します

ただ…この設定を行っていたのは水量250Lや400Lの頃で、これによる省エネ効果もあったと考えられますが…
(これは250L水槽)

(これは400L水槽)

今はサイズダウンして水量120Lも無いぐらい、電気代も月々2000円程度です

夏に水温を高めるデメリットとして、生体(特に魚)の代謝が上がって寿命が短めになると考えられます(もちろん生体が多すぎたり、餌の種類等々も影響はすると思いますが)。水温を21℃~22℃ぐらいの低めにすることで、代謝をちょっと下げて寿命を長くしたいと考えて今回設定を見直します
夏場は水槽用クーラーの動作頻度が増えますが、電気代影響もそこまで大きくは無いので今回は無視します
APEXのシーズンテーブル設定はこんな感じです。(APEX FUSIONではなく、APEXのローカルIPで繋がないとこの設定は見えません)

シーズンテーブルの値を変えるだけで、水槽のクーラー、ヒーターの動作温度が変わります
急激に変化させるのは問題があるので、1日に0.3℃ぐらいずつ変化させました

数日かけて徐々に温度が下がって行ってます

というわけで、まだ下げきってはいませんが22℃ぐらいで飼育しようかなと思います


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発泡箱・保冷剤の保温実験
2022-07-30
夏にサンゴを発送することはありませんが、一応保冷剤の実験をしたので記録しておきます。
なお今までの、冬のカイロを使った保温実験結果はこんな感じでした。
発泡箱・カイロの保温実験
発泡箱・カイロの保温実験2
発泡箱・カイロの保温実験3
■実験1 小さめ保冷剤
保冷剤の効果がどんな感じなのか不明なので、ひとまずこんなバリエーションで実験してみました。(2020年頃なので記憶は曖昧)
60サイズの発泡箱とパッキングするぐらいの水を用意、マンションのベランダ、西日があたるようなところにおいて実験してます。

温度測定はいつものデータロガーを使い、同じ温度になるように校正してから実験

計測結果はこんな感じ。クリックで拡大します。
保冷剤が小さいので、2つ入れても29℃まで上昇し厳しい感じですね。

■実験2 少し大きめの保冷剤
保冷剤小さめだとどうにもならないので、大きめにします。

結果はこんな感じ。21℃まで下がったものの、生体が届くであろう12時には30℃超えるぐらいになっています

■実験3 大きめの保冷剤
ここからは今年の実験結果です。戸建ての日陰に置いてあるので単純比較はできないです
保冷剤は二個

水をたくさん用意するの大変なので一つだけ

保冷剤は横に1つ、上に一つでこれぐらいが60サイズ発泡箱に入れられる限界かな

外置きのデータロガーはむき出しでは無く、雨対策のためビニル袋にいれます。発泡箱は日陰になるところ…家の北側におきます

結果はこんな感じ。
保冷剤の量が多いので、18℃まで下がった後、26℃ぐらいで届くイメージかな

-----
ひとまずの実験結果はこんな感じでした。カイロは酸素があれば継続して発熱しますが、保冷剤は温度が均衡したらあとは気温の影響をうけて水温上昇する感じなので、単純に保冷剤を入れるだけだと安定しないですね。あと、そもそも実際にサンゴを運ぶのはトラックの中で、日中なら直射日光を受けてかなりの高温になると考えられるのでより厳しいのかなと思われます。
そう考えると60サイズだと真夏に送るのはかなり厳しく、こんな感じにしないと駄目そうですね。
・大きい発泡箱を用意する
・保冷剤とパッキングの袋を直接密着させずに、新聞紙で隙間を作る
・パッキングの袋はアルミバッグで覆う
・保冷剤はペットボトルなど大容量を用意する
というわけで、60サイズだと真夏の発送はやはり無理で、素直に秋、冬、春を待つ方が良いかなと思います。
なお今までの、冬のカイロを使った保温実験結果はこんな感じでした。
発泡箱・カイロの保温実験
発泡箱・カイロの保温実験2
発泡箱・カイロの保温実験3
■実験1 小さめ保冷剤
保冷剤の効果がどんな感じなのか不明なので、ひとまずこんなバリエーションで実験してみました。(2020年頃なので記憶は曖昧)
60サイズの発泡箱とパッキングするぐらいの水を用意、マンションのベランダ、西日があたるようなところにおいて実験してます。

温度測定はいつものデータロガーを使い、同じ温度になるように校正してから実験

計測結果はこんな感じ。クリックで拡大します。
保冷剤が小さいので、2つ入れても29℃まで上昇し厳しい感じですね。

■実験2 少し大きめの保冷剤
保冷剤小さめだとどうにもならないので、大きめにします。

結果はこんな感じ。21℃まで下がったものの、生体が届くであろう12時には30℃超えるぐらいになっています

■実験3 大きめの保冷剤
ここからは今年の実験結果です。戸建ての日陰に置いてあるので単純比較はできないです
保冷剤は二個

水をたくさん用意するの大変なので一つだけ

保冷剤は横に1つ、上に一つでこれぐらいが60サイズ発泡箱に入れられる限界かな

外置きのデータロガーはむき出しでは無く、雨対策のためビニル袋にいれます。発泡箱は日陰になるところ…家の北側におきます

結果はこんな感じ。
保冷剤の量が多いので、18℃まで下がった後、26℃ぐらいで届くイメージかな

-----
ひとまずの実験結果はこんな感じでした。カイロは酸素があれば継続して発熱しますが、保冷剤は温度が均衡したらあとは気温の影響をうけて水温上昇する感じなので、単純に保冷剤を入れるだけだと安定しないですね。あと、そもそも実際にサンゴを運ぶのはトラックの中で、日中なら直射日光を受けてかなりの高温になると考えられるのでより厳しいのかなと思われます。
そう考えると60サイズだと真夏に送るのはかなり厳しく、こんな感じにしないと駄目そうですね。
・大きい発泡箱を用意する
・保冷剤とパッキングの袋を直接密着させずに、新聞紙で隙間を作る
・パッキングの袋はアルミバッグで覆う
・保冷剤はペットボトルなど大容量を用意する
というわけで、60サイズだと真夏の発送はやはり無理で、素直に秋、冬、春を待つ方が良いかなと思います。


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樹脂ホースバンドに切換
2022-06-11
そういえば記事にしてなかったので書いておきます
LSSさんより、樹脂製のホースバンドが販売開始されたので昨年購入して使っています
購入はLSSさんサイトの他、ショップでも購入可能です
LSS Store
海水でも使える樹脂製 ホースバンド (簡易郵便対応)
■はじめに
こちらが購入した樹脂製ホースバンドです

普通のホースバンドは金属製です
ホースと塩ビ管をしっかり締め付けるのに便利で、循環ポンプにとりつけた塩ビ管やタケノコとホースを繋ぐのに使いたいところなんですが、ステンレスであっても海水にドボンする感じでは使えず、錆びたり不要な成分が溶け出して水槽全体の調子が悪くなったりします
(水につからないところなら大丈夫)

なのでそういう用途には樹脂製のこちらを使いたいところですが、循環ポンプに使えるような40mmとかの太いサイズに対応したものがなかなか売っていません

結束バンドは束ねる目的のものなので、ホースを締め付けるにはあまり向いていません(抜ける可能性あり)

そこで発売されたのがこちらの樹脂製ホースバンドです。直径70mm - 80mmぐらいまで対応していますので、循環ポンプの他、排水のUV管とかにもつかえますね

樹脂ネジは六角になっているので、電動ドライバーで簡単に締められます

ちなみにこちらがパッケージ

今回、循環ポンプVectra L1の配管改善をしたかったので、ついでにストレーナーも注文しました

■配管改善
こちらが改善前の循環ポンプ配管です。ホースバンドは水中で使えないので、Vectra L1の排水側を塩ビ管でつなぎ、最終的にホースに繋いでます

キャビネットの狭いスリットを通して、外に海水を送るために45°エルボとかを頑張って使っていて、ちょっと配管が面倒でした。あとから微調整もしにくいし… 今回これをホース直接続に切り換えます

配管を外して

Vectra L1にストレーナーを装備

今回購入した樹脂ホースバンドのおかげで、塩ビ管とホースを直繋ぎできます
樹脂でもしっかりと固定できて、強く引っ張っても抜けないことを確認できました

変更後の配管はこんな感じで、ホースとポンプを繋げば良いだけなので、配管が非常に楽にできました
(25A塩ビ管の外径は32mmぐらい、内径32mmホースと簡単に繋げられます)
LSSさんより、樹脂製のホースバンドが販売開始されたので昨年購入して使っています
購入はLSSさんサイトの他、ショップでも購入可能です
LSS Store
海水でも使える樹脂製 ホースバンド (簡易郵便対応)
■はじめに
こちらが購入した樹脂製ホースバンドです

普通のホースバンドは金属製です
ホースと塩ビ管をしっかり締め付けるのに便利で、循環ポンプにとりつけた塩ビ管やタケノコとホースを繋ぐのに使いたいところなんですが、ステンレスであっても海水にドボンする感じでは使えず、錆びたり不要な成分が溶け出して水槽全体の調子が悪くなったりします
(水につからないところなら大丈夫)

なのでそういう用途には樹脂製のこちらを使いたいところですが、循環ポンプに使えるような40mmとかの太いサイズに対応したものがなかなか売っていません

結束バンドは束ねる目的のものなので、ホースを締め付けるにはあまり向いていません(抜ける可能性あり)

そこで発売されたのがこちらの樹脂製ホースバンドです。直径70mm - 80mmぐらいまで対応していますので、循環ポンプの他、排水のUV管とかにもつかえますね

樹脂ネジは六角になっているので、電動ドライバーで簡単に締められます

ちなみにこちらがパッケージ

今回、循環ポンプVectra L1の配管改善をしたかったので、ついでにストレーナーも注文しました

■配管改善
こちらが改善前の循環ポンプ配管です。ホースバンドは水中で使えないので、Vectra L1の排水側を塩ビ管でつなぎ、最終的にホースに繋いでます

キャビネットの狭いスリットを通して、外に海水を送るために45°エルボとかを頑張って使っていて、ちょっと配管が面倒でした。あとから微調整もしにくいし… 今回これをホース直接続に切り換えます

配管を外して

Vectra L1にストレーナーを装備

今回購入した樹脂ホースバンドのおかげで、塩ビ管とホースを直繋ぎできます
樹脂でもしっかりと固定できて、強く引っ張っても抜けないことを確認できました

変更後の配管はこんな感じで、ホースとポンプを繋げば良いだけなので、配管が非常に楽にできました
(25A塩ビ管の外径は32mmぐらい、内径32mmホースと簡単に繋げられます)



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発泡箱・カイロの保温実験4
2022-05-03
今までは主に秋~冬で保温実験していましたが、春にサンゴを発送することになったのでちょっと実験してみました。春は日中帯暖かく、夜は10℃以下になったりするので結構温度差激しい感じですね
なお今までの保温実験結果はこんな感じです。
発泡箱・カイロの保温実験
発泡箱・カイロの保温実験2
発泡箱・カイロの保温実験3
とりあえず水はいつもの通りこれぐらいで

発泡箱とデータロガーを用意して記録しました

実験1 日中はかなり暑い日
夜は13℃ぐらいになりますが、カイロ1つ、穴5つで結構温度差を緩和して夜間も20℃超えるぐらいをキープ。

実験2 発泡箱単独の温度変化
穴開いていても、結構温度変化を緩和してくれてますね

実験3 穴の無い発泡箱の温度変化 結構寒い日
さすがに温度下がります

実験4 それなりに寒い日に、サンゴ発送するならやはりこの条件かなとおもってやってみたもの
水温は16℃まで維持できているので、概ね問題なく届くはず。

といった感じでした。春先で日中暖かいからといって、発泡箱無しで送るとかはやはり無謀そうですね。あと日が出ているとトラックの中は暑くなりそうなのでその影響を緩和する効果もあるので発泡箱は重要です。
また夜は外に置かれているぐらい寒いはずなので、カイロは必須そうです。送る地域によっては3℃とかになってたりするので、送り先に応じて穴の数やカイロの数の微調整するとよりよいかなと思います。
なお今までの保温実験結果はこんな感じです。
発泡箱・カイロの保温実験
発泡箱・カイロの保温実験2
発泡箱・カイロの保温実験3
とりあえず水はいつもの通りこれぐらいで

発泡箱とデータロガーを用意して記録しました

実験1 日中はかなり暑い日
夜は13℃ぐらいになりますが、カイロ1つ、穴5つで結構温度差を緩和して夜間も20℃超えるぐらいをキープ。

実験2 発泡箱単独の温度変化
穴開いていても、結構温度変化を緩和してくれてますね

実験3 穴の無い発泡箱の温度変化 結構寒い日
さすがに温度下がります

実験4 それなりに寒い日に、サンゴ発送するならやはりこの条件かなとおもってやってみたもの
水温は16℃まで維持できているので、概ね問題なく届くはず。

といった感じでした。春先で日中暖かいからといって、発泡箱無しで送るとかはやはり無謀そうですね。あと日が出ているとトラックの中は暑くなりそうなのでその影響を緩和する効果もあるので発泡箱は重要です。
また夜は外に置かれているぐらい寒いはずなので、カイロは必須そうです。送る地域によっては3℃とかになってたりするので、送り先に応じて穴の数やカイロの数の微調整するとよりよいかなと思います。


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サブ水槽のフタを作ってもらいました
2022-04-03
先日の地震で、フランジとフタがあっても、フタが軽いと水の勢いに負けて溢れる貴重な動画を投稿された方がおり、やはり重さも重要ってことで、2mm厚→5mm厚のフタを作ってもらうことにしました
こちらがその地震の動画です
ALGARIUM(アル)さんの動画 揺れ始め
ALGARIUM(アル)さんの動画 揺れている最中
過去のフタ作成記事はこんな感じです
飛び出し防止対策…ルーバー
水槽のフタをつくってみました…網
ガラスフタを作ってもらいました…ガラスフタ
■現状
こちらが現在のフタです。市販のガラスフタで2mm厚ぐらいで軽めです

コーナーボックスのところは光学水位センサーや温度センサーのケーブルにあたり、ガラスフタがちょっと浮いてます

■ガラスフタの注文
というわけでガラスフタのイメージを決めていきます。画像クリックで拡大します
水槽は45cm x 45cmで、内側の大きさを測定して5mmぐらい余裕を持たせる感じで図面を書いています
図面はいつもの通り、sketchupの無料版を使っています。3Dモデル用ですが、上から見れば2Dなので問題ないです
なお使用したのはSketchUp for Desktopの方だと思います(このソフトは買収、売却等で色々変化が激しく今がどうなってるのか謎。ソフトは昔のバージョンをそのまま使ってます)

ポイントは、
・左上はケーブル通すために四角にカットしてもらいます(ただしガラスを直角にカットはできないので実際にはRになります)
・角は全てカット。しておかないとぶつけて割るリスクが増えます
・中央に指をかけるための穴。これが無いと取り出しが難しくなる上に、落として割るリスクも増えます
ぐらいでしょうか
注文は、今回もコダマガラスさんにおねがいしました。
連絡した内容は以下です。Aって言うのは左上の切り落としのR部分のことです。
【ガラスの仕様について】
・ガラスの種類 フロートガラス
・サイズ(幅・高さ・厚み) 430mm x 430mm x 5mm
・形状(四角・丸型・異形) 四角、左上は角切り欠き加工をお願いします。Aは10mmRを考えています
・枚数 1枚
・4隅の加工(角落し加工・R加工・C加工) C加工 15mm
・切断面の処理(糸面磨き・手切れ防止・幅広面磨き・切りっ放し) 糸面磨き
・特殊カット(切欠き・穴あけ・etc) 中央に指をかけるためのφ20mm穴 詳細は図面を添付します
・その他加工(強化加工・飛散防止フィルム貼り・ペア加工・etc) なし
【ご使用方法について】
水槽のフタとして作成をお願いしたいと思います。地震での水跳ね防止のため重めにしたいので5mm厚にしています
■設置
1週間ぐらいで届きました。お値段は12,771円ほどでした。ガラスの板なので包装かなりしっかりです

軽く水洗いしてから水槽に載せてみると 当然ぴったりな感じ

コーナー部分もぶつからず、良い具合ですね。これで魚が飛び出すこともないはず

欠け防止に戸当りを貼り付けておきます

■ガラスフタの光減少効果
せっかくなので、ガラスフタがあると光がどれぐらい減るかも測定しておきます
とりあえずガラスフタを外しまして

久々にParメーター SQ-520を使ってます

以前まで使用していた2mmフタで測定中

全体こんな感じ

今回の5mmフタで測定中

まとめるとこんな感じで、5mm厚でも7.1%減少程度なので、まあ問題ないですね

ちなみに隙間がほぼ無くなったので、ガラスに水滴がよく付きます。その分、水槽からの蒸発は減ってそうですね

ついでに水槽横から撮影。サンゴが成長してもう隙間が少ないですね…

というわけで、無事ガラスフタを作ってもらうことができました。以前、水槽とセットでガラスフタ作ってもらったのに不注意で欠けさせてしまったので… 今度は大事に使って行きたいと思います
こちらがその地震の動画です
ALGARIUM(アル)さんの動画 揺れ始め
ALGARIUM(アル)さんの動画 揺れている最中
過去のフタ作成記事はこんな感じです
飛び出し防止対策…ルーバー
水槽のフタをつくってみました…網
ガラスフタを作ってもらいました…ガラスフタ
■現状
こちらが現在のフタです。市販のガラスフタで2mm厚ぐらいで軽めです

コーナーボックスのところは光学水位センサーや温度センサーのケーブルにあたり、ガラスフタがちょっと浮いてます

■ガラスフタの注文
というわけでガラスフタのイメージを決めていきます。画像クリックで拡大します
水槽は45cm x 45cmで、内側の大きさを測定して5mmぐらい余裕を持たせる感じで図面を書いています
図面はいつもの通り、sketchupの無料版を使っています。3Dモデル用ですが、上から見れば2Dなので問題ないです
なお使用したのはSketchUp for Desktopの方だと思います(このソフトは買収、売却等で色々変化が激しく今がどうなってるのか謎。ソフトは昔のバージョンをそのまま使ってます)

ポイントは、
・左上はケーブル通すために四角にカットしてもらいます(ただしガラスを直角にカットはできないので実際にはRになります)
・角は全てカット。しておかないとぶつけて割るリスクが増えます
・中央に指をかけるための穴。これが無いと取り出しが難しくなる上に、落として割るリスクも増えます
ぐらいでしょうか
注文は、今回もコダマガラスさんにおねがいしました。
連絡した内容は以下です。Aって言うのは左上の切り落としのR部分のことです。
【ガラスの仕様について】
・ガラスの種類 フロートガラス
・サイズ(幅・高さ・厚み) 430mm x 430mm x 5mm
・形状(四角・丸型・異形) 四角、左上は角切り欠き加工をお願いします。Aは10mmRを考えています
・枚数 1枚
・4隅の加工(角落し加工・R加工・C加工) C加工 15mm
・切断面の処理(糸面磨き・手切れ防止・幅広面磨き・切りっ放し) 糸面磨き
・特殊カット(切欠き・穴あけ・etc) 中央に指をかけるためのφ20mm穴 詳細は図面を添付します
・その他加工(強化加工・飛散防止フィルム貼り・ペア加工・etc) なし
【ご使用方法について】
水槽のフタとして作成をお願いしたいと思います。地震での水跳ね防止のため重めにしたいので5mm厚にしています
■設置
1週間ぐらいで届きました。お値段は12,771円ほどでした。ガラスの板なので包装かなりしっかりです

軽く水洗いしてから水槽に載せてみると 当然ぴったりな感じ

コーナー部分もぶつからず、良い具合ですね。これで魚が飛び出すこともないはず

欠け防止に戸当りを貼り付けておきます

■ガラスフタの光減少効果
せっかくなので、ガラスフタがあると光がどれぐらい減るかも測定しておきます
とりあえずガラスフタを外しまして

久々にParメーター SQ-520を使ってます

以前まで使用していた2mmフタで測定中

全体こんな感じ

今回の5mmフタで測定中

まとめるとこんな感じで、5mm厚でも7.1%減少程度なので、まあ問題ないですね

ちなみに隙間がほぼ無くなったので、ガラスに水滴がよく付きます。その分、水槽からの蒸発は減ってそうですね

ついでに水槽横から撮影。サンゴが成長してもう隙間が少ないですね…

というわけで、無事ガラスフタを作ってもらうことができました。以前、水槽とセットでガラスフタ作ってもらったのに不注意で欠けさせてしまったので… 今度は大事に使って行きたいと思います


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